メカニック(2011年の映画)

メカニック(2011年の映画)のレビュー・評価・感想

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メカニック(2011年の映画)
9

戦闘のスピード感が独特です。

どんな相手でも依頼があれば必ず仕留める凄腕の殺し屋=「メカニック」のアーサー・ビショップ。
彼はある日、雇い主から、自分に殺しの技術を教えてくれた恩人であり友人のハリー・マッケンナを殺すように依頼される。聞くと、南アフリカで行われる予定だった暗殺計画をハリーが裏切って外部に漏らし、5人の殺し屋が返り討ちにあって死んだからだという。アーサーは一旦は拒絶するものの、依頼通りにハリーを暗殺する。父が何者かに殺されたことを知ったスティーヴ・マッケンナは、仇を取るために自分をメカニックにしてくれ、とアーサーに弟子入りを志願する。といった内容となっています。
この作品の見どころは、とにかく戦闘シーンのスピード感が独特で物凄くかっこいいです。ほかのアクション映画とは一線を越えているといっても過言ではないです。そして、展開も非常に面白いです。ミッション: インポッシブルやダイハード系の映画が好きなら絶対に見るべきです!

以下ネタバレ注意です。
きれいごとで終わっていないのがいいところです。最後はスティーヴとアーサーはパートナーとして終るかと思ったら、アーサーが父親を殺した敵であることに気が付いて殺そうとします。そしてその結果は実際に見てお楽しみください。

メカニック(2011年の映画)
8

プロ意識から学べることは多い

私が紹介するのは『メカニック』という映画です。主演はジェイソン・ステイサムで、プロの殺し屋で生計を立てる主人公を演じています。
私がこの映画を好きな理由は、殺し屋とはいえトッププロの仕事に対する意識の高さに「物事への取り組み方や考え方を学べるのでは」と感じているからです。
ジェイソン演じる主人公のアーサーはプロの殺し屋であり、その腕は右に出る者はいないとまで言われています。彼が殺しを行う際は、現場の下見やターゲットの動向チェック等かなり細かい準備を徹底しており、あらゆるトラブルに対処できる知識と経験を持っているからこそ、冷静沈着に仕事をこなすことが出来るのです。
アーサーには殺しの全てを教えてもらった師匠がいましたが、ある日その師匠を殺す依頼がアーサーの元に入ります。アーサーは仕方なくこれを引き受け、師匠を殺します。
師匠の息子である飲んだくれのスティーブは、自分の父親を殺した犯人を見つけられず、やけになっていました。
アーサーは生前の師匠がダメ息子を気にしている事を知っていたため、面倒を見る気持ちから、自分が彼の父親を殺した事実を隠しながらスティーブに殺しの方法を教え、パートナーとして一緒に仕事をするようになります。
ところが、ふとしたきっかけからスティーブにその事実が知られてしまいます。スティーブはアーサーを暗殺しようとしますが、アーサーは事故死に見せかけ生き延びることに成功します。

作中に登場する言葉で「周到な準備が勝利を招く」という言葉があり、それを実行するアーサーの生き方は自分の普段の仕事にも活かせると思いました。