ニセコイ / Nisekoi: False Love

ニセコイ / Nisekoi: False Love

『ニセコイ』とは古味直志による、2011年から2016年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された恋愛漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。ヤクザの二代目という点以外は、ごく普通の高校生である一条楽。そして彼の前に現れた転校生・桐崎千棘。二人は家の事情でニセモノの恋人関係を演じることになる。恋愛や友情、家族を通して二人や周囲の人々が成長していく青春ラブコメディ。

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ニセコイ / Nisekoi: False Love
7

ヤクザの息子とギャングの娘の間のラブストーリー

この映画を一言でいうと、ヤクザの息子とギャングの娘が恋をするラブストーリーです。主人公となる一条楽は小さい時に、ある少女と将来結婚することを誓い、錠前のペンダントとその錠前の鍵を分け合います。それから、10年以上の月日が経ち、一条楽は高校生となります。この時点では、小さな時に結婚を約束した相手が誰なのかわかりません。その一方、クラスメイトである小野寺小咲に密かな恋心を描いています。ネタバレですが、小野寺小咲が小さな頃に約束をした少女だったのです。
ある日、楽は遅刻寸前で校門をすり抜けます。校門は閉まったのですがそれを飛び越える金髪ハーフの女がいます。彼女の名前は柿崎千棘で、楽にたいして飛び蹴り食わせてしまうという最悪な出会いでした。
その夜、楽は組長から抗争防止のために、ギャングの娘と付き合っているふりをしてくれと頼みます。そこで紹介されたのが、柿崎千棘です。二人は嫌がっていましたが、抗争を防ぐためにニセコイをスタートさせます。しかし、ギャングの幹部であるクロードは、二人が恋仲であることに疑問を抱いています。二人が、ニセコイであることを証明するために執拗な監視を受けるのです。クロードは常に拳銃を持っています。そのため、二人は必死でニセコイを演じます。
季節は秋となり文化祭が開催されるのですが、小咲は、ロミオとジュリエットの演劇をすることを提案します。本当は小咲はジュリエットを努めたかったのですが、周りの勢いで、カップルである楽と千棘がロミオとジュリエットを演じることになるのです。稽古の最中、千棘は楽がかつて結婚を約束した女性が小咲であることを知ってしまうのです。そのため、千棘はジュリエット役を小咲に譲りたいと申し出ます。その行動とは裏腹に、実は千棘は楽に本気で好きになり始めていたのです。
文化祭当日の練習中に舞台セットが倒れ小咲は足に怪我をしてしまい、ジュリエット役ができなくなってしまいます。結果的に千棘がジュリエット役として舞台に立ちます。千棘がセリフを忘れてしまったため、アドリブを交えながら息の合った演技を見せました。その様子を見た小咲は身を引くことを決意します。演技終了後に千棘の計らいで楽と小咲が屋上で待ち合わせますが、楽は、小咲がかつて結婚を約束した人物であることをその場で知ります。しかし、楽はすでに千棘に恋をしていました。楽は、千棘がその日に日本をさることを聞かされます。楽は、空港に向かいます。空港に到着するとクロードが待ち構えていました。楽はクロードを説得し、飛行機を追いに行きます。しかし、飛行機はタキシング中。タキシングしている飛行機を追いかける楽の姿を、飛行機の中から千棘が発見します。千棘は、飛行機を止めさせ楽のもとに走ります。そこで、二人は愛し合っていることを確認するのです。