DRAGON QUEST -ダイの大冒険- / ダイの大冒険 / ダイ大 / Dragon Quest: The Great Adventure of Dai

『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』は、堀井雄二(監修)、三条陸(原作)、稲田浩司(作画)による日本の漫画およびアニメ作品である。
主人公は孤児として流れ着いた孤島でモンスター達に育てられながら勇者にあこがれる少年ダイ、そんなダイの相棒であり未熟な魔法使いから大魔導士へと成長するポップ、二人の師匠で元勇者のアバン、かつてのアバンのかつての仲間の娘でもあるマァム、アバンに師事するも彼を養父の仇と思い込んで魔王軍に加わっていたヒュンケル、一国の王女であり正義の心と広い度量を持ったレオナ。そしてそんな彼らと熱い絆で結ばれた仲間達が大魔王に挑む王道ファンタジーである。
類型発行部数は4700万部を誇る週刊少年ジャンプの王道少年漫画だが、当初はタイトル通り、スクウェア・エニックスの人気RPGゲーム『DRAGON QUEST』のバックアップの為に週刊少年ジャンプで企画された読み切り漫画だった。それが読者の熱い支持で連載に至り、二度のアニメ化、ゲーム化などもはたしている。
スピンオフに『勇者アバンと獄炎の魔王』などがある。

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DRAGON QUEST -ダイの大冒険- / ダイの大冒険 / ダイ大 / Dragon Quest: The Great Adventure of Dai
8

王道RPG「ドラクエ」の世界観とオリジナル設定の絶妙なマッチ

国民的RPGの「ドラゴンクエスト」をモチーフに、主人公ダイが仲間と成長して魔王討伐を目指していく物語です。
道中には、「逃げ腰でもここぞという時には力を発揮するポップ」や「強さの中にも色気を感じるマァム」「男も惚れそうになるカッコよさと強さを併せ持つヒュンケル」など、あげればキリがないほどのキャラクターがたくさん出てきます。そういったなかでも、モチーフとなった「ドラゴンクエスト」の世界観がしっかり表現され、実際に魔法や剣術(特技)が繰り出される時にはこういった表現が正しいのだろうなと思わされる絵で、迫力ある戦闘シーンも必見です。筆者がこの作品を読んでいたのはかれこれ25年ほど前になりますが、その当時は公園で木の枝などを拾って何度「アバンストラッシュ」を練習したことか…。また、物語終盤で出てくる「炎の魔法と氷の魔法を掛け合わせたあの必殺技」も、よく友達と繰り出しあってました。(笑)
「ドラゴンクエスト」が大好き!という方だけでなく、一度でもゲームとしてプレイしたことがある方、冒険ものの物語が好きな方など、幅広い層の皆さんにオススメできる作品です。文中にも記載しましたが、様々な個性あるキャラクターが登場しますので、ご自身の好きなキャラクターを見つけながら、物語を最後まで楽しんでみてください。きっと、読了した際には、ダイに会いたくなるはずです。