チャーリーとチョコレート工場 / Charlie and the Chocolate Factory

チャーリーとチョコレート工場 / Charlie and the Chocolate Factory

2005年、ティム・バートン監督とジョニー・デップのコンビで公開された、アメリカの映画です。ファンタジー・コメディーに分類されます。しかし蓋を開ければ内部非公開の工場を見物できるというワクワク感とは裏腹のブラック・ジョーク、皮肉全開のミュージカル調のシーン、美しくも怪しい映像のセンスなどが監督ティム・バートンの世界観をよく表現しています。第78回アカデミー賞衣装デザイン賞ノミネート作。

digitalwing_kobe1のレビュー・評価・感想

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チャーリーとチョコレート工場 / Charlie and the Chocolate Factory
9

映画の中の夢の国でした。

夢の国のようなお話ですが、凄く貧乏な家に生まれた子供の純粋さや奇跡によって、夢のようなありえない世界を体験し、見ることができる内容です。
この映画を観ると、本当にこのようなアトラクションがあったら楽しいだろうなぁ。と、思えるような出来事が沢山でてくるので、ひとつのエンターテイナーとして大人は楽しく観れますし、子供は素直に楽しく観れるような映画です。
ですが、その中にも、貧しい生活の切ない状態や、一人の諦めたくないと頑張る少年の奇跡が心に残る内容でもあるかと思います。意地悪な人、ケチな人、甘やかされた人、金持ちの人、色んな家族の色んな酷さも見れたりするシーンもあるので、どういうことがいけない事なのか、どういう人が駄目なのか、そういうことも子供が学べそうな構成となっています。
真面目な内容が裏に隠れつつ、見た目は楽しい世界。表向きは歌やダンスも出てきて楽しい映画だけれも、実は裏には色んなそれぞれの家族の生活が見えて、ちょっと現実を考えさせられるような映画でもありました。
映画なので当たり前と言えばおしまいですが、ありえない世界が沢山見れて、映画の中での夢の国でした。
私のお気に入りのシーンは、リスがでてくるシーンです。リスってあんなに頭いいのかわからないですが、鼻でフフッと笑ってしまいました。