グラップラー刃牙 / Baki the Grappler / Grappler Baki

グラップラー刃牙 / Baki the Grappler / Grappler Baki

『グラップラー刃牙』とは板垣恵介による日本の漫画。1991年から『週刊少年チャンピオン』で連載され、OVAやテレビアニメ、ゲームなどメディアミックス展開もされている。東京ドームの地下に秘密裏に建造された闘技場では日夜、熱き格闘家たちによる試合が行われていた。地下格闘技場の若きチャンピオン範馬刃牙は、「地上最強の生物」である父親、範馬勇次郎を倒すため、強者との戦いを求め続ける。全国の男を熱くさせた格闘漫画の金字塔である。

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グラップラー刃牙 / Baki the Grappler / Grappler Baki
8

強さをの中にあるモノ

秋田書店からの連載漫画『グラップラー刃牙』。
グラップラー刃牙の魅力のひとつといえばまさに戦闘シーンであろう。
「漢」達が拳ひとつで戦い、単純明快にとにかく誰が最強の「漢」であるか競うという漫画である。
男子ならだれもが通るであろう強さとはという表現が非常に独特なタッチの絵で描かれているのが最大の魅力だ。
様々な格闘家が東京ドームの地下に設立された闘技場に集結し、そこでトーナメント方式で戦いは行われる。
ある者は敗れ、ある者は勝ち進んでいく。
プロレスラーやボクサー、中国拳法からヤクザまで様々な力自慢や格闘技経験者から最強を求めて集い、殴り合いが行われるまさに今でいう地下格闘技の走りである。
この戦闘の描写が最大のウリでありまさにリアルで激しく痛々しく、読みながら思わず顔をしかめてしまい胸の鼓動を感じてしまいそうなほどである。
しかし、ただ殴り合いの描写だけではなく、一人ひとりのバックボーンやなぜ戦わなきゃいけないのか、その意味を考えさせられるシーンなども多々ある。
父親の為、弟の為、道場を守る為、お金の為、名誉の為などキャラが一人ひとり立っているからこそ感情が入り、こんなにも興奮し熱くさせられる作品なのだろう。
男子に生まれたのなら一度は読んで頂きたい漫画のひとつである。