結城友奈は勇者である / ゆゆゆ / Yuki Yuna is a Hero

結城友奈は勇者である / ゆゆゆ / Yuki Yuna is a Hero

勇者であるシリーズの第2段。2014年10月に第1期が放送。2017年10月から第2期が開始される。タカヒロIVプロジェクトの第4段。略称は「ゆゆゆ」。「勇気」や「勇ましさ」、「勇者であること」をテーマにして、少女たちの戦いが描かれている。アニメ本編のコミック化や勇者部の日々を描いたコミック作品も展開されている。

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結城友奈は勇者である / ゆゆゆ / Yuki Yuna is a Hero
10

神に見初められた少女たちのお話。

毎日の生活の中できっとあったであろう、勇気を出して一歩を踏み出せなかった時や、誰かに頼ることが出来なかった時。
そんな時にこそ、この作品を見ていただきたいです。
物語の舞台は、四国、香川県。
未知のウイルスによって人類が四国内でしか住めなくなってしまった世界。
主人公「結城友奈」は、親友の「東郷美森」、先輩かつ部長の「犬吠埼風」、風の妹で後輩の「犬吠埼樹」と共に、人の為になることを勇んで行う部活「勇者部」で地域の清掃活動や慰問活動等のボランティアを行う中学生。
ある日突然、勇者部という組織は、実は未知のウイルスの正体「バーテックス」と戦う為に、風の所属する組織「大赦」が秘密裏に風に用意させたものだという事実に友奈達は直面します。
戸惑いながらも与えられた「勇者システム」を用い、「勇者」に変身することで何とかバーテックスを撃退する友奈達ですが、その後も戦いは続きます。
新たな勇者「三好夏凜」の加入。
戦いの中で明らかになっていく勇者システムの残酷な真実、そして友奈達が選んだ答えとは──
「新日常系」という分類に属するストーリーで、何気ない日常と過酷な戦いの両方を描くことで、普段送っている生活がこんなにも大切な物だったんだということに改めて気付く作品となっています。
話数が増えていくにつれて明らかになっていく重すぎる真実は「鬱展開」とも言われますが、それ故に感動というカタルシスも大きい作品です。
勇者部の部員同士の絆も、物語をより熱く盛り立てる重要な要素になっています。
絆があるが故にぶつかり合うこともあるけど、ぶつかり合ってこそ生まれる感動もある。
声優の方々の気迫溢れる演技も相まって、強く心を揺さぶってきます。
また、この作品は様々な時系列の姉妹作が存在し、その時代その時代で戦ってきた少女たちが存在します。
「結城友奈は勇者である」を見終わった後は、それも合わせて見てみることもオススメします。
彼女たちが紡いでいく「勇気のバトン」は、見る人々に勇気と感動を与えます。
未視聴の方は、是非一度ご覧ください!