孤独のグルメ(ドラマ)

孤独のグルメ(ドラマ)

『孤独のグルメ』とは、原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる漫画(扶桑社刊)、およびそれを原案としたテレビドラマ作品である。自営業の中年男性、“井之頭五郎(いのがしら ごろう)”が営業中に立ち寄った飲食店でただひたすら淡々と食事し続けるだけで、予測不能な展開やドラマティックな展開も皆無という内容でありながら、『飯テロ』『夜食テロ』という流行語を生み出し、一躍テレ東の看板作品の一つになった人気作品。

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孤独のグルメ(ドラマ)
10

食べることは生きること

誰にも邪魔されずに美味い飯を食べたい。そんな男、井之頭五郎が食べる姿を延々と眺めるだけの漫画です。
そう聞くとつまらなさそうに聞こえるかもしれませんが、それが面白い。この作品の最大の魅力がそこにあります。

主人公の五郎ちゃんは自営業をしており、日本各地に顧客を持っています。
五郎ちゃんは顧客の元に訪れたついでに美味しそうな飲食店を探しては、前情報は何も無しで飛び込んで行きます。

ちなみにですが、この際訪れる飲食店は実在するお店がモデルになっており、孤独のグルメ聖地巡礼ができるのもこの作品の面白さの一つです。

お店に入った五郎ちゃんはメニュー表を眺め、気になった物の詳細を店員さんに尋ね、そしてそれらをすべて注文します。
自営業で独身なため、お金には困っておらず、そして大食いなため、驚く程の量を食べます。

提供される食事たちはパンチが効いたものが多く、五郎ちゃんは初めは面食らうのですが、なんだかんだで完食し、満足げに退店した後に迷言もとい名言を残します。

五郎ちゃんは食べている時もそうですが、心の声で名言を発するのです。

主にこういった内容の作品なのですが、なかなかご自身で読んでみないと魅力が伝わりにくい作品かもしれませんので、気になる方は是非一読してみてはいかがでしょうか?