B'z / ビーズ

B'zはギターの松本隆弘とヴォーカルの稲葉浩志から構成される音楽ユニット。1988年にデビューし、2008年には「日本でもっともアルバムを売り上げたアーティスト」に認定されるなど、日本を代表するロックバンドとして根強い人気を誇る。国内での人気にとどまらず、2007年にはロックの殿堂と呼ばれる「Hollywood Rock Walk」にアジアのミュージシャンとして初めて登録された。また、松本孝弘は2019年にグラミー賞を受賞した。B'zの代表曲は「LOVE PHANTOM」「ultra soul」「いつかのメリークリスマス」「イチブトゼンブ」など。ハードロック要素の強いギターサウンドと、歌謡曲のニュアンスを含んだ日本語のヴォーカルサウンドが特徴。ほとんどの作曲を松本隆弘が担当し、稲葉浩志が作詞を担当する。ギターとヴォーカル以外のパートは、サポートメンバーという形でツアー毎に選出される。B'zのライブは「LIVE-GYM」と呼ばれ、アルバム収録曲を中心にした「アルバムツアー」、不定期で開催される「Pleasureツアー」、地方の小規模なホール会場で行われる「SHOWCASE」が存在する。

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B'z / ビーズ
8

B'zというアーティストについて

B'zは1988年デビューのロックユニットで、ボーカルの稲葉浩志と、ギターの松本孝弘で結成されている。

1980年代後半から1991年くらいまでは打ち込みを多用したダンサブルなナンバーが多く、おすすめのアルバムは「OFF THE LOCK」である。最初期ということもあり、2010年代のB'zよりも切れがいい。
その後1991~1996年まではシングル13連続ミリオンを達成し、ジャンルもダンスミュージック+ロックから、ハードロック路線にいき、ブルース(B'zファンの中では暗黒期と呼ばれているそうだが)、そしてポップロック路線へと変更していくことになった。
いわゆるこの黄金期はかなりの良作が多いのだが、中でも「BLOWIN’」や「ねがい」が個人的な感想ではあるが疾走感があってシングルの中では最高に近いと思う。アルバムは一つ決めるのは難しいが「RUN」がいい。この時期は基本ハードロック路線に寄せているが、そういった曲だけではなく、じっくり聞かせるバラードや、ポップ寄りの曲もあり、バラエティに富んでいる。その後1998年に「Pleasure」と「Treasure」2枚のベストアルバムを出し、驚異のセールスを記録する。その後2000年代になると、いろいろなジャンルに挑戦したり、その時代ごとに変化させたりして安定して、今まで走り続ける2人の姿は圧巻の一言である。ちなみに個人的に2000年代以降で一番いいのは「MY LONELY TOWN」かと思う。いろいろな時期のB'zの良さのバランスが一番取れていると思う。