ゲゲゲの鬼太郎 / 墓場鬼太郎

ゲゲゲの鬼太郎 / 墓場鬼太郎

『ゲゲゲの鬼太郎』とは、漫画家・水木しげるによる日本の漫画作品である。またそれを原作としてアニメ、映画、小説、ドラマ、ゲーム、舞台など様々な関連作品が作られている。作品の原点は水木しげるのオリジナル紙芝居作品『墓場の鬼太郎』である。
『週刊少年マガジン』にて1965年32号から『墓場の鬼太郎』連載が始まり、1967年46号からは『ゲゲゲの鬼太郎』に改名された。
墓場で生まれた幽霊族の生き残りの少年・鬼太郎は、拾われ人間に育てられた。ある時目玉おやじの姿になった父親と再会し、家を出て放浪の旅に出る。旅をする中で、妖怪の知己を得た鬼太郎は悪さをする妖怪たちを退治していくようになるのだった。

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ゲゲゲの鬼太郎 / 墓場鬼太郎
8

昔ながらの鬼太郎を想像しているといい意味で裏切られる

ゲゲゲの鬼太郎アニメ化50周年記念という事で制作された第6期。
昔ながらの鬼太郎を想像しているといい意味で裏切られます。まず、キャスティングから見るとメインの鬼太郎は沢城みゆきさんが担当しており、鬼太郎の声にマッチングし奥深さを出しています。また、目玉おやじはドラゴンボールの孫悟空役で有名な野沢雅子さんが演じられており、大御所の起用に誰もが驚きます。さらにシリーズ通して登場している猫娘が現代風にアレンジされて、等身が高くクールな印象で美しい。え?これが本当にあの猫娘なの?嘘でしょう?となります。
登場人物だけでも驚きが多いのにさらにストーリーでも度肝を抜かされます。序盤のうちは現代風にアレンジされた因果応報の話から始まり、やがて日本妖怪と西洋妖怪の対立へと急展開します。そこで出会った魔女の少女も猫娘同様、現代の萌えポイントを集約した感じに。妖怪たちの対立に決着がつくとまた因果応報系の話に戻ります。その中でも特に異彩を放っているのが鬼太郎が女の子の気持ちを分かるようにと目玉おやじ監修のもと恋愛ゲームを徹夜でゲームしちゃうという話。その回は私の周りでもすごく話題になりました。
話の内容も面白いのですがOPとEDに氷川きよしさんが担当しており、一時期EDだった「見えんけれども おるんだよ」という曲が妖怪の特徴を軽快なリズムで歌っており、一度聞くと耳に残るし思わず口ずさんでしまいます。今までの鬼太郎と思ってみていると色んなところで面を食らうので興味を持たれた方はぜひ見てください。