NARUTO / ナルト

NARUTO / ナルト

『NARUTO』とは、日本の漫画家の岸本斉史による作品。1999年43号から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載が開始され、2014年50号で完結した。落ちこぼれの忍者・うずまきナルトが、火の国・木の葉隠れの里の頂点「火影」を目指し奮闘。強敵との戦いの中で成長していく姿や、仲間たちとの友情などが描かれている。日本国内に留まらず世界中の人々から愛されている名作漫画。

momo_108q8のレビュー・評価・感想

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NARUTO / ナルト
10

『NARUTO』のここがすごい

ナルトは生まれたときから両親がおらず、里に災いを起こした九尾の人柱力として、幼少期では里一番の嫌われ者として過ごします。そんなナルトの夢は、里で一番の忍【火影】になること。この作品はナルトが火影になるまでに、数々の敵との対決や友情、愛と憎しみ、絆を描いた最高の作品です。

『NARUTO』は1999年に連載が開始され、2014年まで『週刊少年ジャンプ』で連載されていました。しかし、連載終了から10年の月日が経とうとしているにも関わらず、全世界から愛されている。この事実だけで、読む価値がある作品だと思います。

『NARUTO』の魅力の1つは、やはりかっこいいバトルシーンや必殺技です。鬼神再不斬、大蛇丸、暁、うちはマダラ、どの戦闘シーンを切り抜いたとしても、手に汗を握りながら読んでしまいます。
なぜここまで感情移入ができるか。それは主人公だけでなく敵のバックボーンも回想として描かれており、敵の心情も読者に分かりやすく伝わり、感情移入せずにはいられないというわけですね。
特に、ライバルであり親友であるうちはサスケとの戦いは、物語の最終決戦であり今まで積み上げてきたものをすべで出し切り、お互いが全力で思いの丈をぶつけ合う姿は涙なしでは見られませんでした。

『NARUTO』のもう1つの魅力は、ナルト自身の性格や生き様です。どんな強敵が現れても、厳しい逆境の中であっても、諦めないド根性で次々と困難を乗り越えていく姿に作中の仲間たちはナルトに惹かれていきます。敵であった者でさえ仲間になってしまうのです。
そんな生き様に、作中だけでなく読者も心を惹かれ、ナルトの虜になってしまっているわけですね。

この作品を読んでいると、自分が辛い状況になったとしても頑張ろうと思うことができます。社会人になった今では人生の教科書といっても過言ではない程です。
もし、興味があれば一度手に取って読んでみてください。あなたもきっとナルトの魅力に気が付くはずです。