ハピネスチャージプリキュア! / ハピプリ / HappinessCharge PreCure! / HappinessCharge Pretty Cure!

ハピネスチャージプリキュア! / ハピプリ / HappinessCharge PreCure! / HappinessCharge Pretty Cure!

『ハピネスチャージプリキュア!』とは、地球の全てを不幸で染め上げんとする悪の組織「幻影帝国」と戦う伝説の戦士プリキュアの活躍を描いたアニメ作品。『プリキュア』シリーズの第11作目の作品である。略称は「ハピプリ」だが、「ハピチャ」や「ハチャプリ」という呼称も存在する。
世界規模の侵略を続ける幻影帝国と、それを阻止するために戦う各国のプリキュアたち。人助けを信条とする愛乃めぐみもまた地球の神ブルーによってプリキュアに選ばれるが、その胸に芽生えたブルーへの想いが彼女を惑わせ、苦しめていく。

5yamaisioのレビュー・評価・感想

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ハピネスチャージプリキュア! / ハピプリ / HappinessCharge PreCure! / HappinessCharge Pretty Cure!
3

意欲的な要素が良くも悪くも滑った感があるシリーズ10周年作品

2014年2月から2015年1月にかけて放送された『プリキュアシリーズ』第11作で、シリーズ10周年記念作品を謳った作品となり、世界中にプリキュアがいるスケールの大きな舞台で、負の面も強調されたメンバーの恋愛模様が描かれる印象的な作風でした。10周年記念作として意欲的な要素を多数盛り込んだのは判る一方、恋愛模様に関しては初代や「5」のようなプラトニックなものではなく、プリキュアをサポートする側のブルーという神が諸悪の根源ともいえる展開は好みがはっきりと分かれる印象で、この辺りも本作がシリーズ中低評価を受けがちな要素といえました。
他にもキャラデザや多数のフォームがあるものの、印象に残らなかったりなど、要所要所で詰めの甘さが感じられ、雰囲気的にはヒットした「ハートキャッチ」の要素を出しているものの、全体的に滑ってしまった印象が否めない結果になりました。

一方で、(好みは分かれそうですが)恋愛模様に関するキャラ達の姿は良くも悪くも等身大の少女というリアリティが感じられ、また初代から「ドキドキ」までのプリキュア全員が一人ずつ本編開始前にありがとうのメッセージを送る出だしは特に記念作感があり(私もそうですが)プリキュアファンには嬉しい要素でした。