ゴジラ-1.0 / Godzilla Minus One

ゴジラ-1.0 / Godzilla Minus One

『ゴジラ-1.0』(ゴジラマイナスワン)とは、世界的に有名な怪獣映画『ゴジラ』シリーズの生誕70周年を記念して制作された映画作品。監督は山崎貴、主演は神木隆之介で、「戦後、日本。無から負へ」とのキャッチコピーで話題となる。
太平洋戦争が集結して間もない東京。元特攻隊の敷島浩一は、仲間を見殺しにした罪悪感に慄きながらも懸命に生きていた。そんな折、東京に恐竜じみた巨大生物が出現。それが戦時中に見たゴジラという怪物だと気づいた敷島は、仇討ちのために、日本の未来のために、命懸けでこれを倒さんとする。

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ゴジラ-1.0 / Godzilla Minus One
9

『ゴジラ-1.0』で知る山崎貴のVFXと脚本の凄さ!

11/3に公開された同映画は日本では12/6に39億円、全米では12/5に34年ぶりとなる、歴代邦画実写作品で興収No.1(およそ1436万ドル)の大記録を打ち立てました。
どこに魅力があるのか探ってみましょう。

その①【邦画でもVFXでここまでできることが凄い!】
この映画では「邦画でもここまでできるんだな!」と驚くほどの出来栄えです。
「VFX」とは視覚効果という意味で、リアルの世界では見ることができない画面を演出させるために使われる映像技術のことです。その緊迫感やリアルな映像は思わずに夢中になってしまうほどで、「そこに本当にいる!」と思わせるようなゴジラの暴れ具合や海上での対戦には、目を見張るものがあります。

その②【山崎貴の脚本が秀逸すぎる!】
ゴジラの歴代の作品の中で「ゴジラを倒した感!」を感じるのはほとんどありませんでした。
しかし今回、戦後の変わり果てた東京で生きる人達が「生存する」ために、想像もしなかった方法でゴジラを倒します(一時的にですが…)
「ここまでやれるのか?」と感心させられました。

そして敷島役の「神木隆之介」と大石役の「浜辺美波」が、最後の最後で生存できたことに涙する人は多いのではないでしょうか。
敷島は最後に「ゴジラと爆死か?」と思わせるシーンがあり、大石は爆風で吹き飛ばされて行方不明になります。そんな絶望感のなか「生きていた」ことに安堵するに違いありません。

映画を見た方からは「『シン・ゴジラ』を超えた!」「ゴジラ映画の最高傑作!」と評価が高い作品になっています。
是非、映画館でその現実を実感されてはいかがでしょうか?