NANA / ナナ

NANA / ナナ

『NANA』とは矢沢あいによる音楽と恋愛を描いた長編漫画。実写映画化、アニメ化もされた人気作。1999年から『Cookie』にて連載、2009年8月号から作者急病のため休載している。大雪で足止めされた新幹線の中で、同じ名前で同い年の2人が偶然隣り合わせる。それぞれ目的を抱え東京へ向かっていた2人だったが、ひょんなことから同居することになるのだった。恋愛に生きる奈々と音楽に生きるナナのふたりを中心に、喜びや悲しみ、挫折と成功を繰り返す「夢の実現」と「現実の厳しさ」を感じさせる作品である。

unabara_ig8のレビュー・評価・感想

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NANA / ナナ
8

NANAが再開するのを待っている。

親に捨てられ厳しい祖母に育てられたナナは祖母の死と見た目からの誤解から高校を辞めてしまう。クラスメートの誘いでライブハウスへ訪れヴォーカリストの地位をつかむ。
一方、恋に恋焦がれるもう一人の菜々。付き合っていた彼を追って東京へ上京。その行く途中でナナは奈々と出会う。
ナナはバンド「ブラスト」のヴォーカリストとして、そして過去に愛し合ったレンとの再会で再び愛し合い、奈々は離れて行った彼の心を取り戻すことなく、寂しさをナナのはからいで知り合った人気バンド「トラップネス」のベース、タクミと愛し合い入籍し子供を授かる。色々繋がり、絡み合い、もがきながらそれぞれのNANAを中心にドラマは流れていく。
マンガはレンが車の事故で亡くなったところで止まっている。アニメや実写映画(1部・2部)までやっている「矢沢あい」さんの大ヒットマンガである。
ロックバンドが大きくなっていく過程やカッコいい劇中歌も大好きなところです。実写映画でナナ役は「中島美嘉」さんが演じられていて「GLAMOROUS SKY」等のカッコいいロックナンバーが印象的でした。アニメ版では当時は声優さんと歌のシーンは別の人(歌手)が担当をしていました。ナナの声優さんは「朴璐美」さんで歌は「土屋アンナ」さんでした。「rose」や「黒い涙」などが印象的なロックサウンドを聞かせてくれます。
この素晴らしいロックバンドを題材にした『NANA』がめちゃくちゃ途中で終わっています。再開を強く望んでいます。途中で終わっているから美化されているんだったら嫌だなー。