宇多田ヒカル / Hikaru Utada / Hikki

宇多田ヒカル / Hikaru Utada / Hikki

宇多田ヒカルとは、1983年のニューヨークで生まれた日本を代表する女性のシンガーソングライター。1998年「Automatic / time will tell」でデビュー。自ら作詞作曲をし魅力的なハスキーボイスと抜群の歌唱力で世代を問わず圧倒的な人気を博す。後に発売したアルバム『First Love』が国内外で990万枚を超えるセールスを記録。2010年に「人間活動に専念するため」無期限の活動休止を報告。2016年活動再開。

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宇多田ヒカル / Hikaru Utada / Hikki
10

デビュー23年目の宇多田ヒカル

1998年に【Automatic】でデビューした宇多田ヒカル。当時は小室サウンドが流行していたが、1998年の12月にラジオから【Automatic】が流れてきて、とても衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えている。今までのJ-POPにはないリズム感やグルーヴ、歌詞のはめ方が斬新で、ましてや15歳の少女が作詞・作曲・編曲までを手掛けているということにも皆驚かされただろう。デビュー曲以外にも、【Movin' on without you】【First Love】【Can You Keep A Secret?】【Flavor Of Life】など、彼女の名曲は数えきれないほど沢山あり、ドラマの主題歌やCMなど至る所で聞いたことがあるのではないだろうか。
心地の良い音楽なのはもちろんだが、なんといっても歌詞が素晴らしいと思う。
【指輪も返すから私の心返して/Movin' on without you】
【会えない日の恋しさもそばにいる愛しさも同じくらいクセになるんだ/Addicted To You】
【どうしたのと急に聞かれると、「ううん、なんでもない」/Flavor Of Life】
まさに彼女だからこそ出来る表現の仕方だと思う。
宇多田ヒカルの音楽を聴いていると、自分が同じ状況下になくとも、その曲の世界観に引き込まれていくような感覚に陥る。一流の音楽家であることはもちろん、一流の詩人でもある。