映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園

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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園
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『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』のレビュー

※このレビューは一部、シーンの内容が含まれています。あまり知りたくない方は読まないことをおススメします。

観た感想はとても印象に残る映画でした。印象に残った点は3つあります。

1.セリフに共感したり、大事なことだなと感じさせられる点。
終盤のシーンで風間君×しんのすけたちと1個の焼きそばパンを巡り競争します。
最初は学園の生徒たちはしんのすけたちを応援しませんが、次第に応援するようになってきます。
シーンを見て応援されるにはこれをやると決めて、周りからバカにされてもめげずに継続するのが大事だなと感じました。

2.天カス学園ではポイントがある点。
ポイント制度が導入されており、多ければ多いほど優秀な生徒とみなされます。
ポイントによって昼食が変わり、多ければ豪華になり、低ければ質素になります。
低ければ質素になることは行き過ぎではないかなと私は感じました。

3.エリートを目指す上で風間君としんのすけ&ネネちゃん&マサオ君&ボーちゃんの温度差がある点。
そもそも体験入学するスタンスも違い、寮でしんのすけと風間君が衝突するシーンがあります。
風間君が一緒にエリートを目指して頑張ろうと言いたくなる気持ちはわからなくもないと思いました。
ただ、それはしんのすけたちに押しつけているかなと感じました。
押しつけてしまったのも学園に入学するかどうかの前提が異なるからでしょう。
しんのすけの言いたい気持ちも共感できます。
感じたことはエリートを目指して頑張るかどうか、入学するかどうかはそれぞれで良いと思いました。

クレヨンしんちゃんの映画をきちんと鑑賞したのは本作が初めてでした。
意外にも気づきを与えてもらえる映画でした。
興味があれば観ていただければ幸いです。