名探偵コナン ベイカー街の亡霊

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名探偵コナン ベイカー街の亡霊
10

ミステリーファンからも評価の高い作品!

こちらの作品は、江戸川乱歩賞を受賞した野沢尚さんが脚本を務めた本格的なミステリー作品です。
2002年の作品ですが、ファンの中でも根強い人気を誇っています。

物語の中でコナン達は新型仮想体感ゲーム機「コクーン」の完成披露会に招待され、ゲームに参加します。ゲームは現実の体は眠っており、思考と五感がゲームの中にあるというものです。
しかしコクーンは、人工知能に乗っ取られ、ゲームに失敗すれば参加者50人の脳を破壊するという暴走を始めたのでした。そこでコナン達は「100年前のロンドン」を舞台にしたコースに参加しゴールを目指します。

この作品では、現実でも事件が起こります。その手掛かりがゲームの中にあるとコナンは考えていました。
そこで会場にいたコナンの父親である工藤優作が現実の事件を、ゲームの中の手がかりをコナンが見つけるという連携を取って事件解決を目指しています。
ゲームの中では怪我をすると脱落してしまうため、コナンを庇い消えていく仲間たちを見ているのはすごく辛いシーンでした。

ゲームクリア後に人工知能が人間らしい感情を見せて消えていきます。それは、コナンの優しさや少年探偵団の仲間を思う気持ちに感銘を受けてでした。コナン作品でも歴史に残る1シーンだと思います。
ミステリーとしても本格的な作品となっています。ぜひ見てみてください。