蒼穹のファフナーシリーズ / Fafner in the Azure series

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蒼穹のファフナーシリーズ / Fafner in the Azure series
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蒼穹のファフナーという大人が有能なエヴァンゲリオン

エヴァンゲリオンがついにシン・エヴァンゲリオンを以って完結しましたね。
エヴァンゲリオンは本当にいろいろな人たちに影響を与えて、アニメ史はエヴァ以降、エヴァ以前で時代を区切ることすら可能になりました。
それだけ大きな作品でしたが、今回はエヴァに影響を受けた作品の一つである「蒼穹のファフナー」を紹介していきたいと思います。

蒼穹のファフナーもエヴァンゲリオンと同じく、少年少女がロボットに乗って戦う、という所謂ロボットものに該当しますがこの二つの決定的な違いは敵の魅力と言えるでしょう。
勿論、エヴァンゲリオンの敵である使徒も魅力がある敵ですが、蒼穹のファフナーの敵である、フェストゥムと呼ばれる生き物もとても美しく、魅力的な存在です。
フェストゥムは金に輝く化け物みたいな感じで、人を理解するためにその存在を自分たちに取り込んできますが、人類からしたらはた迷惑な話ですよね。
取り込まれるということは死を意味しますから。なのでそれらと戦うというのが話の本筋となってきます。

そのほかにも蒼穹のファフナーは大人たちが本当にいいキャラしていて、魅力にあふれています。
エヴァンゲリオンの大人たちは頼りなかったり、話を聞いてくれなかったり、説明不足だったり、子供たちが戦うことをよしとしています。エヴァはこういうところも面白いのですが、ちょっと辛辣で不安になりますよね。
でも蒼穹のファフナーの大人たちは主人公たち少年少女が戦うことを本気で嫌っていて、戦わなくても済むように暗躍してくれたりするその優しさを感じることができる非常に温かい物語となっています。

人のやさしさに触れたいときに、見てみたくなる。蒼穹のファフナーはそんな作品です。