涼宮ハルヒの憂鬱 / The Melancholy of Haruhi Suzumiya

涼宮ハルヒの憂鬱 / The Melancholy of Haruhi Suzumiya

『涼宮ハルヒの憂鬱』とは、谷川流原作のライトノベルであり、「涼宮ハルヒシリーズ」を原作としたTVアニメである。アニメは2006年に放送開始となった。ごく普通の男子高校生キョンの視点から、クラスメイトである涼宮ハルヒが巻き起こす非日常を描いたSF学園ストーリーとなっている。主題歌「ハレ晴レユカイ」は、キャッチーなメロディに加え、キャラクターが踊るダンスも注目され、動画投稿サイトに「踊ってみた」関連の動画が溢れるほど大きな反響を呼んだ。

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涼宮ハルヒの憂鬱 / The Melancholy of Haruhi Suzumiya
9

退屈が許されない!?ハチャメチャヒロインとの部活生活

アニメーションの天下ともいえる京都アニメーション製作のアニメです。
「ヲタク」はカッコ悪いものではない!と認識が改められ始めた2006年に放送され、
暗い趣味と思われがちだったヲタクの人たちを、明るくさせた功績のある作品だと思います。
放送当時、エンディングのダンスの踊ってみた動画も流行りましたね。

最初期はほぼ1話完結型のコメディ寄りのアニメですが、ストーリーが進むにつれシリアス度が増し、
ヒロイン・涼宮ハルヒの持つ特殊能力についての謎が明かされます。

ハルヒの代表的なセリフである「ただの人間には興味ありません。宇宙人・未来人・能力者がいたら私のところに来なさい!」の通り、
実はハルヒ本人が「変わったことがない。つまらない。退屈だ。」と感じてしまうと、世界の滅亡につながってしまうという衝撃の事実が発覚してしまいます。

しかし、当のハルヒ本人は自らのそんな能力を知らず、自分の思うまま自由奔放に面白そうなことに手を出し、
映画を撮影し始めたり、事件と言われれば首を突っこみ、勝負を申し込まれれば受けて立つという、わがまま放題の日々を過ごしています。

そんなハルヒの無自覚な特殊能力によって集められた文芸部改めSOS団が、「ハルヒの機嫌を損ねてはならない!」と、
ハルヒの機嫌から世界を守るべく走り回らされる日常(?)アニメです。
ちなみに私は長門推しです。

主人公はハルヒ本人ではなく、ハルヒに気に入られて振り回される男子生徒・キョンが独特のモノローグで物語を進行します。
このキョンの声優をされている杉田智和さんのボイスがまたちょっとユルくてぼんやりしていてダルそうで、
そのまんまの杉田智和さんが出演しているような空気感があります。

1クール通していろいろなエピソードがありますが、コンピュータ研究会とゲームで戦う「射手座の日」のエピソードが私は大好きです。
SOS団のメンバーのひとりであり、私の推しである無口女子・長門有希が活躍していて、楽しい回です。
どのキャラクターがどんな役割なのかさえ知っていれば、この回だけ見ても楽しめるかと思います。