あたしンち / 新あたしンち

あたしンち / 新あたしンち

『あたしンち』とは1995年6月からけらえいこ原作で朝日新聞より連載が開始された日常コメディ漫画。その後メディアファクトリーよりコミック化される。母、父、長女のみかん、弟のユズヒコの4人家族「タチバナ家」の日常が繰り広げられる。みかん・ユズヒコの学校生活や友達とのやりとり、母の友好関係、父の仕事などからリアルな描写が描かれている。他にも個性的なキャラクターが多く登場。アニメ化や映画化もされており長年根強いファンを獲得している。

Jolly_Rogert1のレビュー・評価・感想

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あたしンち / 新あたしンち
9

母が好き。

母、父、みかん、ゆずの4人家族を中心とする日常の話です。母は、すごくアグレッシブな人でこんな人いないだろうとか思うけど、どこかあるあるなところがあって、母ってこういうもんよねと思います。みかんも抜けてておもしろいし、ゆずはクールなようで繊細なところが面白いし、父は無口だけど、母のすることで笑ったり、基本仲の良い家族です。みかんの友達の話とかゆずの学校の話とかとありますが、私は家族の話と母と母の友達の話が好きです。あの母のキャラクターが一番好きなのです。漫画の第1作目は、みかんが母のお弁当に文句を言う話でした。お弁当をすごく凝って作ってくれる母といると思うけど、あたしンチはどっちかって言うと茶色いおかずが多い家だったのでみかんの気持ちがわかります。でも文句言われても困る母の気持ちもわかるし、面白いです。母の手抜き料理で恥をかく話は他にもあるけど総じて面白いです。それに、母のちくわ料理は節約術として役に立つ面もあります。あたしンちを読んで、肉の代わりにちくわでもいいんだと思えるようになりました。1話完結ですし、読みやすいので、ちょっとした合間に読んでしまいます。