目次

  1. あらすじ
  2. 長いCMのような映画
  3. 結果を知らないフリをして、最初から観るんだ
  4. まとめ

あらすじ

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バーミンガムで建設工事の現場監督を務めるアイヴァン・ロックは、ある日、7か月前に一夜限りの関係を持った仕事仲間のベッサンが早期分娩の危機にあることを知る。
しかし、翌日には仕事の大一番であるコンクリートの大量搬入が予定され、自宅では妻と息子たちがサッカー観戦のために彼の帰宅を待ちわびている。
だが彼は、一度の過ちを清算するべく、ベッサンの出産に立ち会うため、ロンドンへ向かうことを決断する。子供の頃に父に見捨てられ、いまだに父を許していないロックは、ロンドンへと向かう車中、壊れゆく自身の人生を感じながら、バックミラー越しに幻視した父と会話を重ねる。

長いCMのような映画

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初めにはっきり言っておきます。この映画、正直言ってかなりつまらないです。
まるで長いCMを眺めているような映画で、ともすれば「あれ、車の宣伝だったかな?」とも思ってしまいます。

その原因はストーリーの地味さ。サスペンスを謳っているこの映画ですが、私には「一度の過ちを犯した仕事もできる有能な男の転落の瞬間」を引き延ばして見せられたようにしか見えませんでした。緊迫もへったくれもありません。

また、時折バックミラー越しに幻視した父に話しかけるようなシーンが挟みこまれるのですが、いりますかね、このシーン、という感じです。ストーリーにはほぼ絡んでこないですし(絡んでくるとすれば、主人公がなぜロンドンに向かったかの理由づけくらいか)、何かの伏線かなと思ったら、特にそんなことはなかったですし。

結果を知らないフリをして、最初から観るんだ

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映画の中で唯一印象に残ったセリフ「結果を知らないフリをして、最初から観るんだ」
クライマックスに登場して「これはなにかのメタファーか?」と思ったら、そんなことなくあっさりと終わってしまいました。

良かった点を挙げるならば、主演のトム・ハーディの演技と、BGMくらいのものでしょうか。延々その演技を見せられてもストーリーと違い単調にならない様はさすがでした。また、BGMもサスペンスっぽくて良かったです。この映画には合いませんでしたけど。

まとめ

結局、何の捻りもなく、1人の男が人生を破滅させ、最後には赤ちゃんという希望が生まれましたよ、という終わりを迎えたこの映画、一体なにがしたかったんでしょうか。サスペンスでもミステリーでもなく、かといってヒューマンドラマでもなく、うーん、謎です。

まあ86分と比較的短めの映画ですので、時間がある方は観ても良いのではないでしょうか。
くれぐれも、劇的な展開はないのでご注意ください。