ぼのぼの(アニメ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ぼのぼの』(映画)とは、いがらしみきおの同名漫画を原作とする1993年公開の映画作品。いがらしみきお自身が監督・脚本・絵コンテ・声優を務めるという非常に珍しい制作手法を取ったことで知られている。キャッチフレーズは「いろいろカワイイ、いろいろヘンだ!」、「楽しいのって、どうして終わってしまうんだろう。」。
ラッコのぼのぼのが暮らす森に、“大きな生き物”がやってくる。子供の動物たちが好奇心からそれを見に行こうとする一方、大人たちは「あれが来ると森の何かが変わる」と警戒し、それぞれに動き出す。

シマリスくんのおかあさん

CV:柴田由紀子

シマリスくんの母親。温厚な性格。
「夫が食べ物集め中に腰を壊す」という非常事態に、慌てず騒がず家族に召集をかけた。

ダイねえちゃん

CV:佐々木真奈美

シマリスくんの上の姉。物腰柔らかく、落ち着いた性格。
暴れん坊気質の妹にたびたび苦言を呈している。

ショーねえちゃん

CV:田中真弓

シマリスくんの下の姉。ケンカっ早くて傍若無人、両親やダイねえちゃんに表立って反抗することはないものの基本的に暴君気質。弟のシマリスくんに対しては特に当たりが強い。
ダイねえちゃんに頼まれてシマリスくんを連れ帰りに来た時は、「大きい生き物を探しているんだから邪魔するな」と抵抗するアライグマくんにも憤然と立ち向かい、体格の差を無視して結構いい勝負を繰り広げた。

アライグマくんのおとうさん

CV:大塚周夫

アライグマくんの父親。アライグマくんに輪をかけて短気で、しょっちゅう親子ゲンカしては彼に拳骨を見舞っている。
ヒグマの大将とは親しい間柄で、彼が森を離れる原因となったスナドリネコさんのことを嫌っている。

ヒグマの大将

CV:玄田哲章

かつて森の動物たちのリーダーだったヒグマ。当時は森の中で並ぶ者のいない実力者で、それに驕ることも図に乗ることもなく仲間たちを見守っていた。このためぼのぼのの父親世代の動物たちの多くから慕われている。「命より大切なものはない」との持論を持つ。
前回ジャコウウシがやってきた際、森の中に住み着いたスナドリネコさんを「“命より大切な何か”のために戦った男で、森の秩序を乱す存在」と危険視して接触。互いに大怪我するほどの死闘を繰り広げるが決着をつけられず、「自分がもっとも頼みとする腕力を使ってなお相手の意志を変えられなかった」ために自分の敗北だと判断。スナドリネコさんに「森で一番強い獣が住む」とされる巣穴を譲り、自身は森を離れる。これがスナドリネコさんに「命より大切なものはない」と学ばせるためなのか、自分が「命より大切なものがある」ことを知るためなのか、あるいはその両方なのかは深く語られないままだった。

今回のジャコウウシの来訪に合わせて森に帰還し、数年の間に自分とスナドリネコさんがどう変わったのかを確かめるように再び彼と対決。またも痛み分けで答えは出せなかったものの、我が子との再会を大いに喜んでいた。
設定上はヒグマだが、作者のミスにより胸元にミカヅキグマ特有の白いラインがある。

ヒグマさん

CV:佐々木優子

ヒグマの大将の奥さん。温和で優しい性格で、ぼのぼのたちに対しても笑顔で接する。
前回ジャコウウシが森にやってきた時はちょうど妊娠しており、出産直後に住み慣れた巣穴を出ることとなった。

コヒグマくん

CV:熊谷真弓

ヒグマの大将の息子。前回ジャコウウシが森にやってきた時に生まれた子で、ぼのぼのたちよりまだ幼い。
生まれた直後にヒグマの大将が森を去ってしまったため、父の顔はまったく覚えていない。

クズリくん

CV:雨蘭咲木子

クズリの子供。スナドリネコさんの巣穴の前でうんちをするのが趣味。
父からジャコウウシの来訪について聞かされ、ぼのぼのを含む森の友人たちにこれを教え広めた。

クズリくんのおとうさん

CV:熊倉一雄

クズリくんの父親。クズリくんと違い二足歩行だが、これが彼らの基本のスタイルでクズリくんはわざとやっている。
ヒグマの大将を兄貴分と慕い、彼が森を去るきっかけとなったスナドリネコさんのことを嫌っている。

フェネックギツネくん

CV:田中加奈子

ぼのぼのと同年代の小動物。ダンスの振り付けに悩んでいたが、ジャコウウシを見て「あんな大きな生き物がいるんだ」と驚き、自身の悩みの小ささに気付く。

フェネックギツネくんのお父さん

CV:藤田興宣

フェネックギツネくんの父親。ダンスの振り付けに悩む息子にジャコウウシの接近を伝え、これを一緒に見物した。

その他

ジャコウウシ

YAMAKUZIRA
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@YAMAKUZIRA

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