カンザキイオリ(黒柿・Schrödinger's cat)とは【徹底解説まとめ】

カンザキイオリ(黒柿・Schrödinger's cat)とはYouTubeなどで活動しているボカロP及び、歌い手、小説家。2017年8月に投稿された代表曲「命に嫌われている。」はYouTubeで2000万回以上再生され、2021年に歌い手「まふまふ」により紅白歌合戦で披露されるなど話題を呼んだ。現代の若者が抱える悩みに関する歌詞や、VOCALOIDの独特な暗めの調教が特徴で、10代を中心にカリスマ的人気となっている。

カンザキイオリ(黒柿・Schrödinger's cat)の概要

カンザキイオリ(黒柿・Schrödinger's cat)とはYouTubeなどで活動しているボカロP及び、歌い手、小説家。

2014年1月に「黒柿」名義で「one day」をニコニコ動画に投稿し、ボカロPとしてデビューした。翌年2015年に「黒柿」から「カンザキイオリ」に改名。
2017年8月に代表曲「命に嫌われている。」を投稿。YouTubeで2000万回以上再生され、2021年には歌い手「まふまふ」により紅白歌合戦で歌唱されるなど話題を呼んだ。
2018年からは自身の活動に加えてバーチャルシンガー「花譜」のメインコンポーザーとしてオリジナル楽曲の作詞・作曲・編曲を担当している。
2020年2月には長編小説『獣』で小説家デビューするなどマルチに活動している。

独特の死生観から紡がれる歌詞やVOCALOIDの独特な調教が特徴で、10代を中心にカリスマ的人気となっている。

カンザキイオリ(黒柿・Schrödinger's cat)の活動経歴

楽曲「one day」でボカロPデビュー

中学2年生の頃、学校に行く意味が分からず不登校になり、その時にVOCALOIDにはまる。高校1年生の時、VOCALOIDのソフトを買うためにアルバイトを始める。しかし、自宅のPCのスペックにVOCALOIDのソフトが合わず、代わりにギターを購入。このときから本格的に音楽を始める。そして高校2年生の時についにPCを新調し、VOCALOIDのソフトを購入する。

2014年1月に「黒柿」名義で「one day」をニコニコ動画に投稿する。その後2015年に「黒柿」から「カンザキイオリ」に改名した。
YouTubeに活動の幅を広げ、2017年8月に代表曲「命に嫌われている。」が投稿される。この曲はYouTubeで2000万回以上再生され、ニコニコ動画では自身初の殿堂入りを果たす。
その後もさまざまな楽曲が投稿され、YouTubeチャンネル「カンザキイオリ」には30曲以上のオリジナル楽曲が投稿されている。
2019年4月には1stアルバム『白紙』をリリース。

バーチャルシンガー「花譜」のメインコンポーザーに

カンザキイオリ(左)と花譜(右)のイラスト

2018年からはボカロPとしての活動と平行してバーチャルシンガー「花譜」のメインコンポーザーとしてオリジナル楽曲の作詞・作曲・編曲を担当を始める。
2019年1月配信開始したスマートフォン向けゲームアプリ『47 HEROINES』でイメージソングの「HEROINES」の作詞作曲を担当。また同年1月放送のテレビアニメ『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』のオープニングテーマの作詞・作曲・編曲を担当し、さらに新しいプロジェクト名義「Schrödinger's cat」として歌唱も披露した。さらに9月には全曲の作詞・作曲・編曲を担当した花譜の1stアルバム『観測α / β』をリリース。10月にはYouTube発のクリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」を「花譜」らとともに発足。12月にはロックバンド「長靴をはいた猫」の1stミニアルバム『慟哭する夜の底で』でキーボード・ストリングスとして制作に参加するなど、2019年は活動の幅を大きく広げた。

2020年2月には長編小説『獣』で小説家デビュー。書籍と同時に配信限定EP『人生はコメディ』を発売している。同じく2020年2月には東京、渋谷のスペイン坂にあるライズビルで展示店「カンザキイオリ展」を開催。2020年9月には小説『あの夏が飽和する。』を発売し、11万部を超えるベストセラーとなった。同時に、YouTubeで「あの夏が飽和する。ver.2020」を公開している。

新レーベル「IKIRU SHELF」の設立

ワンマンライブ「別れなど、少年少女に恐れなし」

2021年6月21日、自身初のセルフボーカルを務めたシングル『不器用な男』、同年7月21日にはセルフボーカルプロジェクト第2弾としてシングル『大人』をそれぞれリリースしている。同年7月21日にはYouTube Live上で自身初のワンマンライブ「不器用な男」を開催している。同年12月31日、歌い手「まふまふ」が「命に嫌われている。」を第72回NHK紅白歌合戦で歌唱した。

2023年3月4日に花譜の3rd ONE-MAN LIVEである「不可解参(想)」にて同年5月1日のライブをもって「KAMITSUBAKI STUDIO」を卒業する事を発表した。そして5月1日、2nd ONE-MAN LIVE「別れなど、少年少女に恐れなし」が行われ、はじめての有観客のライブとなった。この日、自身の所属するクリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」を卒業、新レーベル「IKIRU SHELF」を設立した。

カンザキイオリ(黒柿・Schrödinger's cat)のプロフィール・人物像

3月11日生まれ。岩手県出身。身長166㎝。血液型はO型。年齢は公表されていないが、情報から1997年生まれと推測される。

小学4年生の頃から不仲な家庭に嫌気がさしていて、最低でも1年に一回は家出をしていた。中学2年生からは学校に行く意味がわからず不登校になり、「この環境から逃げたい、そして逃げるために生きたい」と思い続け20歳で上京。上京したばかりの頃は「逃げる」という目的を果たしてしまい、もう死んでしまおうとまで考えたという。音楽は生きる意味ではないが、その日暮らしをするための糧として続けていた。
「命に嫌われている。」のヒット、その後も楽曲が評価されていく内に「苦しかった日々が報われるように感じている」、「生きていてよかった」と思えるようになったが、未だに自身のことは好きになれないらしい。

カンザキイオリ(黒柿・Schrödinger's cat)のディスコグラフィー

YouTubeチャンネル「カンザキイオリ」

・2015年2月24日公開 「哀伝ティティ/鏡音レン」
・2015年3月15日公開 「自信暗鬼/鏡音レン」
・2015年6月1日公開 「君の歌が好きだったんだ/鏡音リン」
・2015年7月1日公開 「哀情/鏡音レン」
・2015年9月15日公開 「ロンリーエネミー/鏡音リン」
・2016年1月12日公開 「アダルトチルドレン/鏡音リン」
・2017年3月28日公開 「アダルトチルドレン/鏡音リン」
・2017年4月6日公開 「忘れちゃったよ。/IA」
・2017年8月6日公開 「命に嫌われている。/初音ミク」
・2017年10月1日公開 「君の神様になりたい。/初音ミク」
・2017年10月28日公開 「番外/鏡音リン」
・2017年12月6日公開 「ロマンチック願望/初音ミク」
・2017年12月10日公開 「愛があれば。/カンザキイオリ」
・2018年2月24日公開 「愛があれば。/鏡音リン」
・2018年3月11日公開 「ハグ/初音ミク」
・2018年4月7日公開 「自由に捕らわれる。/初音ミク」
・2018年6月10日公開 「告白/初音ミク」
・2018年8月12日公開 「あの夏が飽和する。/鏡音リン・レン」
・2018年12月27日公開 「無題/鏡音レン【Arranges cover】」
・2019年4月10日公開 「空白/鏡音レン」
・2019年4月17日公開 「音楽なんてわからない/初音ミク」
・2019年11月13日公開 「死ぬとき死ねばいい/鏡音リン・レン」
・2020年3月9日公開 「人生はコメディ/鏡音リン」
・2020年4月25日公開 「願い歌/鏡音リン・レン」
・2020年5月23日公開 「ゼロ/鏡音レン」
・2020年6月20日公開 「爆弾/初音ミク」
・2020年7月25日公開 「#心がどっか寂しいんだ/鏡音レン」
・2020年8月22日公開 「畢生よ/初音ミク」
・2020年9月18日公開 「あの夏が飽和する。2020ver/鏡音リン・レン」
・2021年6月21日公開 「不器用な男/カンザキイオリ」
・2021年7月21日公開 「大人/カンザキイオリ」
・2021年11月19日公開 「爆弾/カンザキイオリ」
・2022年1月23日公開 「地獄に落ちる/可不」
・2022年2月14日公開 「ぎぶみー/可不」
・2022年3月1日公開 「偶像/カンザキイオリ」
・2022年5月1日公開 「春を発つ/可不」
・2022年6月5日公開 「桜の子/可不&星界」
・2023年2月4日公開 「あるふぁ/可不」

配信限定シングル

不器用な男

2021年6月21日発売。

大人

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