トンジット（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】

トンジットの概要

トンジットとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ロングリングロングランドで仲間と共に生活していた遊牧民である。彼らは通常10個の島がドーナツ状に浮かんでいる島で、1年に1度現れる低地を通り、3年ごとに島を移住するという生活を繰り返していた。
子供のころから竹馬が好きだったトンジットは、島に生える長い竹を利用した「世界一長い竹馬」に挑戦することを思いつく。だが竹はその間もどんどんと成長を続けていた為トンジットは怖くて降りられなくなり、以降10年間竹馬に乗ったままの生活を強いられるのだった。

ある時ロングリングロングランドに「麦わらの一味」のルフィ、ウソップ、チョッパーがやってくる。ルフィは、動き回る竹に興味を抱いてその竹を割ってみると、頭上からトンジットが落ちてきた。トンジットは10年間どんなに天候が悪くても彼の事を待ち続けていたメスの馬シェリーと再会を果たしたのだった。

ところが久しぶりに再会したシェリーが、タイミング悪く「フォクシー海賊団」の「動物狩り」によって銃撃されてしまう。トンジットは「シェリーの復讐に行く」と銃を持ち出すと、ルフィはトンジットをおしとどめ、怒り心頭で「フォクシー海賊団」に突っかかっていくのだった。
その後ルフィは「フォクシー海賊団」との間に勃発した「デービーバックファイト」に勝利してシェリーの仇をとる。そんな報告を聞いているところに突如海軍大将のクザン（青雉）が現れた。クザンの能力で海を凍らせることでトンジットは島を移動し家族や仲間との再会を果たした。

トンジットのプロフィール・人物像

年齢：63歳 → 65歳
身長：118センチメートル
血液型：F型
星座：てんびん座
出身地：ロングリングロングランド
職業：遊牧民
好物：ミルク
誕生日：10月2日
CV：龍田直樹

トンジットは小柄な体型をしており、顔には小じわが目立つ。鼻から下の部分に描けて豊かなひげを蓄えていた。助けてくれたルフィたちを家の中でもてなそうとするなど親切だが、10年前の腐った牛乳を「チーズだ」と言い張るなどおちゃめな性格でもある。「自分は胃が丈夫だから10年物のチーズを食べても問題ない」と言いつつ、実際に口にして食中毒になっていた。
10年間自分を待ち続けていたシェリーに対しては深い愛情を抱いている。その為シェリーが「フォクシー海賊団」に銃撃された際には銃を持ち出して「復讐する」と息巻いていた。

トンジットの能力

彼は銃を所持しており「復讐に行く」と激怒していたが、実際にはルフィに止められた為戦闘能力は不明である。一方長い竹の上から地上へ落下したにもかかわらず大した怪我を負っていなかったため、身体は頑丈である。

トンジットの来歴・活躍

若いころから竹馬が好きだったトンジットは、ロングリングロングランドに生えている長い竹を使い、「世界一長い竹馬」の記録を打ち立てようと挑戦を開始する。だがただでさえ長いその竹はどんどんと成長し続けていき、トンジットは恐怖心から10年間もの間竹から降りられなくなってしまったのである。トンジット達は1年に1度現れる低地を通って3年周期で島を渡り歩く生活をしていたが、仲間達はトンジット不在のまま次の島へと移住していた。

ある時「麦わらの一味」のルフィ・チョッパー・ウソップが島を訪れてくる。ルフィは「動き回る竹」に興味を抱いてその竹を割ると、はるか頭上からトンジットが落ちてきたのだった。10年ぶりに地上へと戻れたトンジットは、仲間にもついて行かずただひたすらに帰りを待っていたメス馬のシェリーとの再会を果たした。
トンジットはお礼としてルフィたちを自宅へと招き、彼らをもてなす。10年前の腐ったミルクを「チーズだ」と言い張って差し出したり、トンジットがそれを食べて食中毒を起こすなどのトラブルはあったが、一行は和やかに過ごしていた。

トンジットは再会したシェリーに乗って草原を駆け回るなど楽しんでいたところ、シェリーは突如「フォクシー海賊団」が行っていた「動物狩り」に巻き込まれて銃撃されてしまう。トンジットは銃を持ち出して「フォクシー海賊団」を襲撃しようとしたが、ルフィはトンジットをおしとどめると怒り心頭で「フォクシー海賊団」に突っかかって行った。その後「フォクシー海賊団」が提案してきた海賊同士のゲーム「デービーバックファイト」をルフィが受けたことにより、「フォクシー海賊団」と「麦わらの一味」の壮絶な戦いが巻き起こるのだった。
無事フォクシーとの試合に勝利したルフィが「フォクシー海賊団」の海賊旗を奪ってトンジットに勝利を報告すると、シェリーやトンジットは嬉しそうな笑みを浮かべたのだった。

するとそこへ突如海軍大将のクザン（青雉）が現れる。一同騒然とする中、クザンは「ヒエヒエの実」の能力を使用して海を凍らせ、トンジットが島を移住できるように取り計らった。トンジットはテントやそのほかの生活道具を荷車に乗せ、シェリーと共に島を移動し家族や仲間との再会を果たした。

トンジットの関連人物・キャラクター

シェリー

シェリーとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ロングリングロングランドでトンジットや他の遊牧民と共に暮らしていた首と脚の長いメスの馬である。他の遊牧民の仲間達はトンジットが竹馬から降りられずに行方不明になったとは知らず、トンジットを残して別の島へと移住を行う。しかしシェリーはどんなに天候が悪くてもその場にとどまり続け、主人であるトンジットの帰りを待ち続けた。
偶然島を訪れた「麦わらの一味」のルフィが、トンジットが乗っていた竹馬を割ったためにトンジットと10年ぶりの再会を果たす。トンジットを乗せて嬉しそうに草原を駆け回っていたが、タイミング悪く「動物狩り」を行っていた「フォクシー海賊団」によって銃撃されてしまったのだった。チョッパーの診断・治療を受けたシェリーは驚異的な回復を果たす。

そしてその後「フォクシー海賊団」と「麦わらの一味」による「デービーバックファイト」が行われ、ルフィは無事に勝利をおさめた。トンジットとシェリーが喜んでいると、突如海軍大将のクザン（青雉）が姿を現し、「ヒエヒエの実」の能力で海を凍らせトンジット達が仲間と会えるよう取り計らってくれる。
遊牧民の仲間に追いついたシェリーたちはトンジットの家族と無事再会を果たした。

シェリー（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

シェリーとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ロングリングロングランドにて飼い主のトンジットの事を待ち続けていた、首の長いメスの馬である。偶然島を訪れて「動く竹」に興味を抱いたルフィが竹を割ったことでトンジットが落下し、シェリーは10年ぶりの再会を果たした。その直後フォクシー海賊団の「動物狩り」に遭ったシェリーだが、チョッパーの診療後驚異の回復力で立ち直る。その後突如島に現れたクザン（青雉）の能力で海を凍らせてもらい、トンジットの家族や遊牧民の仲間と再会した。

トンジットの名言・名セリフ／名シーン・名場面

ルフィたちを心配しつつ礼を言うトンジット

海賊同士の大バトル「デービーバックファイト」を制したルフィたちは、「フォクシー海賊団」の海賊旗を持ってトンジットとシェリーに勝利の報告をしに行った。トンジットは大怪我を追っているルフィたちの事を心配するが、「こんなのいつもだ」とルフィが答えると、「ありがとうよ………」と礼を述べたのだった。
ひどい怪我を負ってまで自分たちのために戦ってくれたルフィたちへの感謝の気持ちが溢れた、爽やかな笑顔が魅力的なシーンである。

トンジットの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

海軍大将のクザンに対するトンジットとルフィの反応の差が話題

ルフィたちがシェリーの仇をとってくれたことでホッとするトンジットだったが、「遊牧民の仲間に置いて行かれている」という現実には変化が無かった。トンジットはのんびりと気長にあと20年待つもりでいたが、突如現れた海軍大将のクザン（青雉）が「すぐに移住の準備をしなさい」とトンジットに声をかけたのである。
ルフィたちは海軍大将のクザンの登場に慌てて警戒心を顕わにし、トンジットに「コイツの言う事を聞くな。海兵なんだ」と警告したが、トンジットは一瞬きょとんとした顔を浮かべて「いーんじゃねェのか？」と呟いたのだった。
ルフィたち海賊からとってみれば「海軍」は強大な敵であるが、トンジットのような一般市民にとっては「海軍が味方・良い奴」なのである。

読者からもこのトンジットとルフィのやり取りをみて、「トンジットの『いーんじゃねェのか？』に同意見」「一般市民からすれば海賊が悪」とトンジットの反応に賛同するような意見が多く聞かれていた。