あかね噺(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『あかね噺』(あかねばなし)とは、破門させられた父の代わりに落語家を目指す高校生の少女の奮闘と成長を描いた、原作末永裕樹、作画馬上鷹将による漫画作品。
落語家の阿良川志ん太こと桜咲徹の娘である桜咲朱音は、父の落語が大好きだった。しかしその父は13年間真打に上がれず、ついには一門の長である阿良川一生に破門を言い渡されてしまう。納得できない朱音は、父の落語を世に認めさせようと決意し、阿良川一門のナンバー2である阿良川志ぐまに弟子入り。一癖も二癖もある先達を相手に、朱音の修行の日々が始まる。
人気急上昇中の女性声優。「自分の名が売れたとしてもそれはアニメが評価されただけで、自分の力ではない」との思いを持ち、自分の力だけで評価される場所を求めて落語を志す。可楽杯でその才能の片鱗を見せるが、結果として朱音に敗れ、本格的に落語家を目指して阿良川一門に弟子入りする。
阿良川嘉一(あらかわ かいち)
魁生の後に一生が弟子に取った人物。元は一般の商社に務めるサラリーマンで、営業として活躍していた。しかし「業績を上げるために、時に顧客に損をさせなければならない」という現実に嫌気が差し、営業と同じ話術を用いながら相手に笑顔を届ける落語に魅せられ、落語家になることを決意する。
このため自身の落語を「客に笑顔を届けるもの」と定義し、それを第一のものとして周囲の評価を気にしていない。
うらら一門
蘭彩歌うらら(らんさいか うらら)
女性としては当代随一とされる凄腕の落語家。男性社会だった落語の世界にその実力で殴り込み、女性初の名跡となることを目標としている。
朱音の才能を「おもしろい」と評価し、その目標のために役に立つかもしれないと考えて新しい話を教えた。
柏家一門
柏家禄郎(かしわや ろくろう)
柏家一門の麒麟児。朱音の才能を評価し、その成長に期待している。親切な性格で、朱音が先輩落語家にしつこく絡まれていた時は助け舟を出していた。
円相一門
三明亭からし(さんめいてい からし)/練馬屋からし(ねりまや からし)
可楽杯で2年連続優勝を果たした学生落語家。「落語は伝統芸能であると同時に大衆芸能なのだから、現代に合わせた形にするのは当然」との考えを持ち、古典落語の内容を現代風にした創作落語を得意とする。
3回目の挑戦となった可楽杯で朱音に敗れ、「自分が負けたのはアマチュアだったからだ、セミプロの朱音とは勝負にもなっていなかったのだ」と衝撃を受ける。これがよほど悔しかったのか円相一門に正式に弟子入りし、次に登場した時には朱音に先んじて落語家デビューを果たしていた。
今昔亭一門
今昔亭ちょう朝(こんじゃくてい ちょうちょう)
落語連盟の一員。明朗快活にして豪放磊落、自然と周囲に人が寄ってくる不思議なカリスマの持ち主。志ん太とは親しい間柄で、二ツ目への推薦に協力してもらおうと考えたあかねに「お互いいろいろと面倒もあるし、手っ取り早くサイコロ博打でどうするか決めよう」と持ちかける。
『あかね噺』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
桜咲親子を担当した声優の山口茜と山口勝平は実の親子
ボイスコミックにて朱音を担当した山口茜、徹を担当した山口勝平の両名は、実は本物の親子である。
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目次 - Contents
- 『あかね噺』の概要
- 『あかね噺』のあらすじ・ストーリー
- 父の破門
- 落語家の弟子というもの
- 可楽杯
- 女性落語家の名跡
- 前座錬成会
- 阿良川一門の軋轢
- 朝がおの二ツ目披露興行
- まいけるの真打昇進試験
- 『あかね噺』の登場人物・キャラクター
- 桜咲家
- 阿良川あかね(あらかわ あかね)/桜咲朱音(おうさき あかね)
- 阿良川志ん太(あらかわ しんた)/桜咲徹(おうさき とおる)
- 阿良川一門
- 阿良川一生(あらかわ いっしょう)/柏谷生そば(かしわや きそば)
- 阿良川志ぐま(あらかわ しぐま)/柏谷禄ゑん(かしわや ろくえん)
- 阿良川まいける(あらかわ まいける)
- 阿良川ぐりこ(あらかわ ぐりこ)
- 阿良川こぐま(あらかわ こぐま)
- 阿良川魁生(あらかわ かいせい)
- 阿良川ひかる(あらかわ ひかる)/高良木ひかる(こうらぎ ひかる)
- 阿良川嘉一(あらかわ かいち)
- うらら一門
- 蘭彩歌うらら(らんさいか うらら)
- 柏家一門
- 柏家禄郎(かしわや ろくろう)
- 円相一門
- 三明亭からし(さんめいてい からし)/練馬屋からし(ねりまや からし)
- 今昔亭一門
- 今昔亭ちょう朝(こんじゃくてい ちょうちょう)
- 『あかね噺』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 桜咲親子を担当した声優の山口茜と山口勝平は実の親子