ワンダーランド(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ワンダーランド』とは、石川優吾により2015年10号から『ビッグコミックスペリオール』で連載が開始された、取り囲む全てのものが巨大化して襲いかかる恐怖の世界を描いた、SFダークファンタジー作品である。女子高生のゆっこが目を覚ますと身体が小さくなっていた。彼女を含む多くの人々が小さくなってしまったのは何故なのか、そしてゆっこが出会った謎の美少女アリスは何者なのか。謎だらけのなかたくましく生き抜くゆっことアリスの友情と、突如巻き起こったSFサバイバルの世界観を同時に楽しめる魅力的な作品である。

アリス同様、国家が保護していた少年。幼児や動物を意のままに操る能力を持っている。
アリスと共にグルジアの研究機関で育つ。

謎の双子

念動力を使う双子の少年。

レベッカ

滝が救出したワンダー。幼い頃から研究施設で育つ。クリスとは双子。
ショウを助けるために能力を使う。

クリス

滝が救出したワンダー。幼い頃から研究施設で育つ。レベッカとは双子。
ショウを助けるために能力を使う。

ショウ

滝の息子。念動力を使うことができる。
米軍に捕らえられていたがレベッカとクリスに助け出され滝と再会を果たす。

自衛隊関係者

乾幕僚長(いぬいばくりょうちょう)

自衛隊の幹部。麻宮の上司。麻宮に操られていたが、最終的に麻宮がワンダーであることを突き止める。

麻宮(まみや)

アリス確保の任務を帯びた女性自衛官。ワンダーであることを隠している。自衛隊に入隊後、自分の力を使い密かに人助けをしていた。
ワンダーであることが自衛隊内にばれてしまい、自ら命を絶つ。

『ワンダーランド』の用語

人間縮小化現象

全て発端となった身体が小さくなる現象。
パニック状態になったアリスの能力が制御できなくなり、アリスが存在する一定範囲の全ての人間の身体が小さくなる現象。
アリスから一定の距離を取ると縮小化の影響がなくなり元の大きさに戻る。

ワンダー

Existence of the wonder (驚異の存在)と呼ばれている。
念動力、テレパシー、あらゆる生物を操る能力、人間の記憶を操作する能力、そう言った超能力を持つ人間をワンダーと呼び、世界各国は秘密裏に兵器としての利用を模索している。

NM(Notorious Monster ノートリアスモンスター)

厚木基地の研究所においてのアリスの呼び名。
ワンダーは物を動かす念動力か小さな生き物を操るが、アリスは人を縮小化できるだけでなく、質量そのものを変化させられる、この世のすべての物質を無にできる世界でたったひとりの恐ろしい能力を持っていたため、モンスターと呼ばれていた。

『ワンダーランド』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

アリス「ゆっこ、Sorry…」

小さくなっていたゆっことアリスの身体が元の大きさに戻り喜ぶゆっこだったが、アリスが人を自由に大きくしたり小さくしたりできること知りアリスにビンタしてしまう。「街中の人が小さくなってカラスや野良猫にやられたり、うちの父さんと母さんが飼い猫のミーくんにやられたり、他にも人がいっぱい死んでるんだよ!」と怒るゆっこ。「アンタのわけわかんない力でうちの親を生き返らせてよ」とアリスに言う。ゆっこのことを友達だと思っていたアリスは自衛隊から逃げる直前にゆっこに向かって「ゆっこ、Sorry…」と言って小さくなり排水溝から一人で逃走する。

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