シャーロット・ブリュレ（ONE PIECE）とは【徹底解説・考察まとめ】

シャーロット・ブリュレの概要

シャーロット・ブリュレとは、『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。

四皇ビッグ・マム／シャーロット・リンリンの第8女で、双子の妹シャーロット・ブロワイエがいる。青紫色で外側に跳ねた髪の毛と、赤色の大きな鼻が特徴。顔に斜めに走る大きな傷があり、それもあって自身の容姿にコンプレックスを抱いている。スラッと背が高く、実はスタイルは抜群なのだが、その恐ろしげな顔や大きな鼻から、おとぎ話に出てくる魔女のように見える。そのため、かわいい顔を見るとズタズタに引き裂きたくなるという狂気的で歪んだ感情があるが、なんだかんだ打ち解けやすい性格なので、敵である主人公モンキー・D・ルフィ達と話していると、敵同士という関係性とは思えない場面もある。また非常に兄弟思いであり、とくに兄達からは可愛がられる存在だ。シャーロット家の次男であり、「シャーロット家の最高傑作」と謳われるシャーロット・カタクリにとくに懐いている。

悪魔の実「ミラミラの実」の能力者であり、特殊な鏡を生み出すことができる「鏡人間」。能力の幅がともかく広く、攻撃、防御、諜報など、あらゆる面に対して応用が利く。とくに自分を通して「鏡の中の世界（ミロワールド）」へ出入りできる能力が便利であり、「鏡の中の世界（ミロワールド）」を通ることで、鏡のある場所であればどこにでも出られる。ただ、味方だけでなく敵も恩恵を受けられるというのがデメリットであり、本編ではルフィ達に捕まりイイように利用された。ドジな性格も相まって、よく敵に捕まることがあるらしく、ブリュレがルフィに捕まっていることを兄弟達が知った時には、弟妹達も「またか」と呆れていた。

2022年8月に公開された劇場版『ONE PIECE FILM RED（ワンピース フィルム レッド）』にも登場。兄であるシャーロット家第四男のシャーロット・オーブンと登場。麦わら海賊団と戦闘を繰り広げるが、最後は事態収拾のために共闘するなど活躍を見せた。

シャーロット・ブリュレのプロフィール・人物像

本名：シャーロット・ブリュレ
年齢：43歳
身長：350cm
所属：ビッグ・マム海賊団、シャーロット家8女
所属船：クイーン・ママ・シャンテ号
悪魔の実：ミラミラの実（超人系）
出身地：ある港
誕生日 3月6日（ミ → 3、ロ → 6）
星座：うお座
血液型：S型（現実におけるO型）
好物：クレームブリュレ、ドーナツ

CV：三田ゆう子

青紫色で外側に跳ねた髪の毛と、赤色の大きな鼻が特徴。顔に斜めに走る大きな傷がある。この傷は幼い頃に街のチンピラにつけられた。シャーロット家の次男シャーロット・カタクリにボコボコにされたチンピラ達は、カタクリに報復したかったが、カタクリの強さは幼少期から凄まじく、カタクリ自身にやり返せなかった。そのため、妹であるブリュレに白羽の矢が立ち、幼いブリュレは顔に大きな傷を負うことになった。カタクリはそれを「自分がナメられたから、妹が傷ついた」と思い、以降、誰にもナメられないように、自分のせいで家族が傷つかないようにするために完璧な男を演じるようになる。

スラッと背が高く、実はスタイルは抜群なのだが、その恐ろしげな顔や大きな鼻から、おとぎ話に出てくる魔女のように見える。自身の容姿にコンプレックスを抱いており、そのため、かわいい顔を見るとズタズタに引き裂きたくなるという狂気的で歪んだ感情を持っている。しかしなんだかんだ打ち解けやすい性格なので、敵である主人公モンキー・D・ルフィ達と話していると、敵同士という関係性とは思えない場面もあった。また非常に兄弟思いであり、とくに兄達からは可愛がられる存在だ。カタクリにとくに懐いており、敬愛している。

シャーロット・ブリュレの能力

悪魔の実：ミラミラの実

特殊な鏡を生み出すことができる「鏡人間」。能力の幅がともかく広く、攻撃、防御、諜報など、あらゆる面に対して応用が利く。

自身の作り出した鏡への攻撃をまるまる反射させることができ、防御することができる。強力な攻撃であれば、跳ね返すことでそのまま相手への攻撃になる。また自分の鏡に写った誰かを他の誰かに投影し、最初に写った人物の分身を作り出すことも可能だ。また写し鏡のように鏡に写った人物の姿に変身することもでき、能力も一部コピーすることができる。作中では、ルフィの「ゴムゴムの銃乱打（ガトリング）」や、マッドサイエンティストで「ガスガスの実」の能力者のシーザー・クラウンの空中浮遊の能力もコピーして見せた。これだけでも非常に汎用性の高い能力である。

ブリュレの能力の中でとくに便利なのが、自分を通して「鏡の中の世界（ミロワールド）」へ出入りできる能力だ。「鏡の中の世界（ミロワールド）」を通れば、鏡のある場所であればどこにでも出られる。本編では、大量の兵隊を「鏡の中の世界（ミロワールド）」を通じて、麦わらの一味の船サウザンド・サニー号に送り込んだり、鏡を通信機のように使って遠くにいる仲間と連絡を取ったりしていた。ただ、味方だけでなく敵も恩恵を受けられるというデメリットがあり、本編ではルフィ達に捕まりイイように利用された。ドジな性格も相まって、よく敵に捕まることがあるらしく、ブリュレがルフィに捕まっていることを兄弟達が知った時には、弟妹達も「またか」と呆れていた。

シャーロット・ブリュレの必殺技

汎用性が高く、応用力に優れるブリュレの悪魔の実「ミラミラの実」だが、意外にも固有の技名などは存在していない。ブリュレ自身の身体能力は低く、悪魔の実の能力以外に戦闘で使用する技などもない。

シャーロット・ブリュレの来歴・活躍

過去

シャーロット・ブリュレは幼い頃に街のチンピラに襲われて、顔を斜めに走る大きな傷を負った。そのチンピラ達はシャーロット家の次男シャーロット・カタクリにボコボコにされた報復を企んでいた。しかし自分達の力ではカタクリに敵わないため、妹であるブリュレを標的にしたのだった。ブリュレは「お兄ちゃん、私、痛くないよ」、「お兄ちゃんはそのままでいいんだよ」と涙を流しながらも笑顔でカタクリに言う。カタクリは自分がナメられたから妹であるブリュレに危害が及んだのだと悟り、激昂。以来、誰にもナメられないように、家族が傷つけられないように、隙のない完璧な男を演じるようになった。

ホールケーキアイランド編

麦わら海賊団のコックであるヴィンスモーク・サンジが、実は海遊軍事国家ジェルマ王国の第三王子であることが明かされた。そして王子としてサンジは、四皇ビッグ・マムの第35女シャーロット・プリンと結婚することを迫られた。サンジは自分が縁談を断れば、麦わら海賊団が四皇の一角に狙われることを危惧し、一味を抜けてビッグ・マムのナワバリ・ホールケーキアイランド諸島にある万国（トットランド）に向かった。船長であるモンキー・D・ルフィは、サンジが出ていく際に一緒におらず、サンジが出ていった後に事の顛末を航海士のナミに聞かされる。そして万国までサンジを迎えに行くと言い出し、ルフィはナミ、船医のトニートニー・チョッパー、音楽家のブルック、ジャガーのミンクであるペドロ、そしてビッグ・マム海賊団に所属するライオンのミンク・ペコムズと船を出す。船にひそかに乗り込んでいたウサギのミンク・キャロットも加え、ルフィ達はペコムズの案内で、無事にホールケーキアイランドにたどり着いた。

ショコラタウンという場所でルフィ達は、サンジの結婚相手プリンに出会った。プリンは親切に誰にも見つからずにサンジの近くまで行けるルートをルフィ達に教えてくれた。ルフィ達はその通りに進む。サンジの姿を見かけた気がするとルフィは、城のある島の森に入っていった。それを追いかけ、ナミ、チョッパー、キャロットも続いて森に入る。そこはブリュレが統治する”誘惑の森”だった。”誘惑の森”は、木々や草花が命を持っており場所を移動する。そのため、一度迷い込めば出られないと言われる恐ろしい場所だった。ブリュレは、悪魔の実「ミラミラの実」の能力でルフィの分身を作って、一味を翻弄したり、チョッパーとキャロットを「鏡の中の世界（ミロワールド）」に閉じ込めたりして、一味の行く手を妨害した。しかし「鏡の中の世界（ミロワールド）」の中でチョッパーとキャロットに逃げられて、二人を探している内に、ブリュレは逆に捕まってしまう。そしてチョッパー達に「ミラミラの実」の能力をイイように使われるのだった。

麦わらの一味に戻ることを拒んでいたサンジの「サニー号に帰りたい」という思いを知ったルフィは、サンジをビッグ・マムから奪還することを決意する。その話を聞きつけた、最悪の世代でシャーロット家第22女のシャーロット・シフォンと結婚してビッグ・マム海賊団の傘下に入っていたカポネ・”ギャング”ベッジは、ルフィに共闘を申し出る。ベッジのシフォンに対する愛は本物だが、ビッグ・マムの傘下に入ったのは、ビッグ・マムの首を取るためだったのだ。ルフィとベッジは共闘することになり、サンジとプリンの結婚式に乱入し、サンジ奪還＆ビッグ・マム暗殺計画を決行する。厳重な警備が敷かれた結婚式場に侵入するため、ブリュレの「ミラミラの実」の能力がまたしても利用された。その後ブリュレはカタクリによって助けられる。

自由になり、散々自分を利用したルフィ達に仕返しをしようとするブリュレだが、またしてもルフィに遭遇し、利用されてしまう。そして「鏡の中の世界（ミロワールド）」で繰り広げられたカタクリとルフィの戦いの行く末を見守った。ルフィがカタクリに勝利した後は、ペコムズによって拘束され、再び利用される。ペコムズはビッグ・マム海賊団の戦闘員だが、ペドロの弟分でもあるため、ペドロが手を貸したルフィを助けようと、ルフィとブリュレを連れて「鏡の中の世界（ミロワールド）」から脱出する。鏡を出たところにはシャーロット家の子供達が待ち受けており、ブリュレはそこで助けられた。ルフィを追う兄弟や部下達は、ルフィがカタクリの目を盗んで逃げてきたのだと、ルフィを追いかける。「シャーロット家の最高傑作」と呼ばれたカタクリがルフィに負けたなどとは、誰も考えもしない。しかしその光景を見てブリュレは、涙ながらに真実を伝えた。「完璧で、最強で、世界最高のあたしたちのカタクリお兄ちゃんは…麦わらのルフィに負けたのよォ～！」と叫ぶブリュレに場は騒然となった。シャーロット家の第四男でカタクリとは三つ子の兄弟であるシャーロット・オーブンは酷く動揺を見せる。そして激昂して、ルフィを追いかけた。

ルフィ達麦わらの一味は、無事にビッグ・マム海賊団のナワバリを抜けた。ブリュレは救急箱を持って、「鏡の中の世界（ミロワールド）」で倒れているカタクリの元へ向かう。そして手当をしながら、ブリュレはカタクリに「背をつけて負けるお兄ちゃんなんて見たくなかった」と言う。「生まれて この方 一度も地に背をつけた事がない”超人”」と言われてきたカタクリは、ブリュレのその言葉を聞いて、それは嘘だと告白した。それに対してブリュレは笑って、「知ってる」と言う。カタクリはそれが恥ずかしかったのか、顔をボンと赤くした。ブリュレはそんなカタクリの今までを労い、ルフィだけは許さないと零すのだった。

扉絵連載「ジェルマ66のあゝ無感情海遊記」

扉絵連載「ジェルマ66のあゝ無感情海遊記」では、万国（トットランド）から麦わら海賊団を逃がすために戦ったジェルマ王国のその後が描かれている。

麦わら海賊団のコックであるヴィンスモーク・サンジの故郷ジェルマ王国は、無事に万国から脱出することに成功した。しかしサンジの兄であるニジと弟であるヨンジがビッグ・マム海賊団に捕まってしまう。シャーロット家第四男のオーブンは、第19男シャーロット・モンドールの悪魔の実「ブクブクの実」の能力で本に閉じ込めたニジとヨンジを城へと運ぶ。ブリュレはそれに同行して城に戻った。

すると第35女プリンがいるショコラタウンに2名の侵入者がやってきた連絡が入る。ブリュレはきっとジェルマ王国の長女ヴィンスモーク・レイジュと、長男のヴィンスモーク・イチジがニジとヨンジを助けにやってきたのだと思い、兄である第10男クラッカーに鏡を使ってショコラタウンへ行こうと声をかけた。しかしそこに待ち受けていたのはレイジュとイチジではなかった。そこにいたのは、四皇”黒ひげ”マーシャル・D・ティーチ率いる黒ひげ海賊団の狙撃手ヴァン・オーガーと、元海軍本部大将で悪魔の実「ヒエヒエの実」の能力者であるクザン／青キジだった。プリンの誘拐が目的だったオーガーとクザンは、クラッカーと戦う。そしてクザンはクラッカーを全身氷漬けにし、プリンを攫って行ってしまった。ブリュレは氷漬けになったクラッカーの横で大声で泣くしかできなかった。

劇場版映画『ONE PIECE FILM RED（ワンピース フィルム レッド）』

2022年8月6日に公開された原作連載25周年記念作品であり、劇場版映画としては15作品目、FILMシリーズの第4作目となる劇場版映画『ONE PIECE FILM RED（ワンピース フィルム レッド）』に登場。四皇・赤髪のシャンクスの娘であるウタが持つ悪魔の実「ウタウタの実」の能力を手に入れるため、ブリュレは、兄であるシャーロット家の4男シャーロット・オーブンと共に音楽の島・エレジアを訪れる。麦わらの一味と共闘する場面では、協力を渋る様子を見せたが、協力をしないと大好きなカタクリに会えなくなることが嫌で協力した。

ONE PIECE FILM RED（ワンピース フィルム レッド）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

『ONE PIECE FILM RED（ワンピース フィルム レッド）』とは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE』を原作とした劇場版アニメである。2022年8月に公開された。原作連載25周年記念作品であり、劇場版アニメとしては15作品目に当たる。主人公モンキー・D・ルフィにとって、そして『ONE PIECE』という物語にとっても重要人物である赤髪のシャンクスや、その”娘”ウタという少女が登場することで話題になった。音楽の島エレジアを舞台に、世界の存亡をかけた戦いが描かれる。

シャーロット・ブリュレの関連人物・キャラクター

ビッグ・マム／シャーロット・リンリン