終末のハーレム(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『終末のハーレム』は、LINK(原作)、宵野コタロー(作画)による日本の漫画作品。ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』にて、2016年5月から連載。2017年にボイスドラマ化、2019年にVRアニメ化を経て、2021年にはテレビアニメ化されている。2021年5月からは第2部『終末のハーレム After World』が配信された。
主人公の水原怜人は難病を治療するため、コールドスリープに入る。しかし目が覚めた時、男性のほとんどが死滅していた。

溝下 乃薔薇(どぶした のばら)

陸の専属担当官。花蓮の後輩。陸に倒錯した愛情を寄せる。

『終末のハーレム』の用語

MKウイルス

2040年終盤に発生した、男性のみに感染して3日間で惨死させる新型ウイルス。急速な空気感染による地球全土へのパンデミックを引き起こした結果、3か月で世界人口を半減させたうえ、2045年時点でも蔓延して同様の猛威を持っている。

メイティング

作中世界における、ナンバーズとメイティング候補たちのセックスによる子作りの通称。UW日本支部によって構築された「人口増加施策」でもあり、候補はメイティングセンターや慶門市立西高等学校などへ極秘で選りすぐられた美女たちから構成される。

ナンバーズ

MKウイルス以前に発生した細胞硬化症をコールドスリープ中に治療した結果、偶発的にMKウイルスへの免疫を得た恭司、怜人、翔太、善、陸ら男性たち5人の通称。専属担当官による管理下(実際には監視下)のもと、メイティングの要とされる。

UW

女性による新たな国際連盟。日本を統治するUW日本支部と、各国支部を統治するUW世界本部が登場するが、いずれも上層部は我欲に歪んでおり、前者は世界本部に成り代わろうと「メイティング計画」を、後者は男性の存在を認めず滅ぼそうと「男性絶滅計画」をそれぞれ目論んでいたことから、2046年には解体される。

MW

UWの解体後、クロエがUW世界本部にて男性嫌いの過激派を率いて再編した組織。UW当時から性欲消滅物質「NOSEX」などを用い、進めてきた「男性絶滅計画」をより進めようと画策する。

イザナミ

世界各地に存在するさまざまな反UW勢力のうち、日本にて蜂起した集団。絵理沙や光らの派閥と輝奈らの派閥に分かれており、後者は2045年終盤に開始したイザナギ(善)との乱交を経て、2049年現在では何人もの子供たちを得ている。

『終末のハーレム』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

橘絵理沙「ってるから…!私、ずっと待ってるからね!!!」

細胞硬化症に罹患した水原怜人がコールドスリープに入る間際、その前に告白を受けていた橘絵理沙が告白にこたえる形で叫んだセリフ。「ってるから…!私、ずっと待ってるからね!!!」という言葉には、怜人に対する愛情がにじみ出ている。

水原まひる「感動の再会の時に、女の人の裸見てにやけているからだよ」

兄である怜人がコールドスリープから目覚めた後、「UW日本支部」の施設内にて、周防からメイティングのために女性をあてがっている際に、兄の目覚めを聞いたまひるが、その光景を見た際のセリフ。「感動の再会の時に、女の人の裸見てにやけているからだよ」というセリフからは、兄が男性であることを再認識したようにもうかがえる。

水原怜人「種馬じゃない!」

第1話で水原怜人が、メイティングのために集められた女子たちを目の前に思わず叫んだセリフ。「種馬じゃない!」というセリフには、自分を人間の男性ではなく、あくまで子種としてしか見ていない女性たちに対しての悲しみが込められている。

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