目次

  1. 「いなくなれ、群青」 河野裕
  2. 「GOSICK] 桜庭一樹
  3. 「氷菓」 米澤穂信
  4. まとめ

「いなくなれ、群青」 河野裕

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1作目は河野裕で「いなくなれ、群青」です。
この作品は2014年に新潮社が新設した、「新潮文庫nex」というレーベルから出版された小説です。
表紙はいかにもライトノベルちっくですが、内容はライトミステリー。いわゆる、人の死なないミステリーというやつです。文章は平易で、ライトノベルにありがちなラブもコメもほぼ入っていません。この作品はどうやらシリーズものらしく、2作目は「その白さえ嘘だとしても」というタイトルで発売されています。
なお、新潮社側の公式ツイートで「新潮文庫nex」はライトノベルレーベルではありませんとのコメントが出ているみたいですが、そもそもそんなコメントを発表している時点で認識の程が知れるといった感じです。
内容は大変面白く、普段一般小説しか読まない方にも耐えうるものですので、ぜひご一読を。

「GOSICK] 桜庭一樹

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2作目はいまや直木賞を取って一躍有名になってしまった桜庭一樹で「GOSICK」です。
この作品がライトノベルと言われる所以はまさにヒロインの存在。金髪長髪のゴスロリ少女と言われれば誰だってそう思ってしまうのは致し方ないとは思います。しかし、内容は至って真面目なミステリー。ヒロインが情報を元に事件を解決する、安楽椅子探偵ものです。
この作品はアニメ化もされたのですが、そのことがより一層この作品をライトノベル寄りにさせたとも言えます。ヒロインが過剰に萌えキャラにされていて、いかにもそっち系の人を取り込みたい感が凄かったです。
これはシリーズもので、最近また新しいシリーズが始まったみたいなので、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

「氷菓」 米澤穂信

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ラストを飾るのは米澤穂信で古典部シリーズ第1作「氷菓」です。
これもGOSICKと同じく、アニメ化によってその境界を揺るがされた作品の1つでしょう。アニメから入ったか、原作から入ったかで、その協会は驚くほど違うと思います。ちなみに私はアニメから入りました。
内容は青春ミステリーもの。古典部シリーズと称されて、今現在も刊行され続けています。
この著者も桜庭一樹同様、今では相当知名度も上がり、かなり密度の濃いミステリーを世に送り出しています。一方で、「氷菓」のような少年少女を主人公に据えた多数出版していますので、興味のある方はぜひそちらも読んでみてください。

まとめ

以上3作品、あなたはこれらをライトノベル、一般小説、どちらに分類しますか?
ちなみに私の答えは、そもそも分類する必要ないじゃん、です。私が好きなのはライトノベルでも、一般小説でもなく、それらを包み込む小説という枠組みそのものであって、どちらに分類されるからといって、その面白さが激減するものでもないと思うからです。
それでも、この論争はやはり続いていくもので、それはそれで面白いなと思うので、今回それを取り上げてみました。
それでは周囲の声に惑わされることなく、良質な読書ライフを。