海外のSF小説ベスト100!色褪せない人気の作品まとめ

科学的な空想から生まれるSF小説。近未来的な設定や超自然的な展開で、世界中の多くの読者を魅了しています。日本にもSF小説はたくさんありますが、ここでは20世紀ごろに発売された海外のSF小説100冊をご紹介!日本語訳や映画になっているものもありますので、次の1冊を見つけてみてください。

34) Jules Verne - 20,000 Leagues Under the Sea (1870)

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海底二万里 - ジュール・ヴェルヌ, 荒川 浩充

世界の海上に続発する奇怪な海難事故。長く、紡錘形で、ときに燐光を発し、クジラよりはるかに大きく、異常な速力をもった“なぞの怪物”が目撃されていた。調査に向かったパリ科学博物館のアロナックス教授たちは、ついに日本近海で、この怪物に遭遇する―。自由と海を愛するネモ船長と、超潜水艦ノーチラス号に導かれ、海底に展開する大冒険。いまよみがえるヴェルヌ不滅の名作。

35) Stanislaw Lem - Solaris (1961)

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ソラリス - スタニスワフ レム, 沼野 充義

地球外の知性体との遭遇について描いた哲学的かつ科学的な小説。広大無辺な宇宙空間において、理解不能な事象と愛の記憶に直面し、人は何をなすべきか。77年刊「ソラリスの陽のもとに」を、ポーランド語原典から新たに訳出。

36) Michael Crichton - The Andromeda Strain (1969)

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アンドロメダ病原体 - マイクル・クライトン, 浅倉 久志

「宇宙空間の微生物を回収し、新しい生物兵器を作り出す」事を目的とした人工衛星「スクープ7号」がアメリカのアリゾナ州のピートモンドという、砂漠の中の小さな町に着陸した。車両を使った回収部隊が予定通りピートモンドに向かったが、町は全く沈黙しており、車上からはひと気が全く認められなかった。だが、誰かがいるという報告があった直後、回収部隊からの連絡は途絶えてしまった。

37) Madeleine L'Engle - A Wrinkle In Time (1962)

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五次元世界のぼうけん - マデレィン・レングル

メガネにそばかすの中学生、主人公マーガレット・ミューリ(メグ)は、科学者でもある若く美しい母親とどこか不思議な印象を持つ弟のチャールズ・ワレスとの三人暮らし。父親は政府のある機関に所属していたが、実験の結果行方不明になっていた。ある日、散歩の最中に出会った不思議な老婆から父の生存を聞かされたメグは、弟のチャールズと先輩のカルビン・オキーフ、そして影に日向に彼らを見守る三人の老婆=ワトシット・フー・ウイッチの力を借りて、怪しい力が支配する空間“カマゾッツ”へと旅立つ…。

38) Carl Sagan - Contact (1985)

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コンタクト - カール・セーガン, 池 央耿, 高見 浩

20世紀末のある日、ニューメキシコ砂漠の天文台が、奇妙な電波信号をキャッチした。それは厖大な素数系列で、発信源は26光年彼方のヴェガ系惑星と判明した。地球外知的生物からの電波探査機関〈アーガス〉の責任者エリーが、待ち望んだ瞬間だった。世界の専門家が協力しついに信号は映像化されたが、スクリーンに現われたのは、あまりにも意外な…。著名な天文学者の処女小説。

39) Isaac Asimov - The Gods Themselves (1972)

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神々自身 - アイザック アシモフ, 小尾 芙佐

西暦2070年。研究室の試薬ビンを手にした化学者フレデリック・ハラムは驚愕した。タングステンが入っているはずのそのビンには、我々の宇宙には存在しないプルトニウム186が入っていたのだ! それは〈平行宇宙〉からタングステンとの交換に送られてきたらしい―〈平行宇宙〉ではタングステン186が、我々の宇宙ではプルトニウム186が無公害でコストゼロのエネルギー源となる。かくて〈平行宇宙〉とのエネルギー源の交換がエレクトロン・ポンプを通して行なわれることとなった。だが、この取引きには恐るべき罠が隠されていた!米SF界の巨匠が満を持して放つ最高傑作

40) Kurt Vonnegut - Cat's Cradle (1963)

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Amazon.co.jp: 猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353): カート・ヴォネガット・ジュニア, 伊藤 典夫: 本

この本の冒頭で、語り手は、広島に原子爆弾が落とされた日にアメリカの主要な人物達が何をしていたかについての本を書こうと計画していた時のことを書いている。このテーマについて調査しているうちに、語り手は、架空のノーベル賞受賞者で、原子爆弾の開発に協力したフェリックス・ハニカーの子供達に関わりを持つ。小説が進むにつれ、語り手は「アイス・ナイン」と呼ばれる物質が、晩年のハニカーによって作り出され、今はその子供達が隠し持っていることを知るようになる。

41) Philip K Dick - Ubik (1969)

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ユービック - フィリップ・K・ディック, 浅倉 久志

『不活性者』たちを用いて、エスパーたちの侵犯行為を無効化する事業をしているランシター。
今回彼に持ちかけられた仕事は一世一代の大ビジネスでした。
月で行われている大規模なの秘密プロジェクトに忍び込んだエスパーらの能力を中和して欲しいというのです。
総勢11人の『不活性者』たちとともに月の施設に向かったランシターは、相手側の爆弾攻撃を食らいます。
ランスターは死亡、彼の後釜のジョー・チップは残されたメンバーと地球に戻りますが、ほどなくして時間が退行し始めていることに気づきます。
http://reader-a.at.webry.info/200608/article_1.htmlより)

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42) Vernor Vinge - A Fire Upon the Deep (1991)

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遠き神々の炎 - ヴァーナー ヴィンジ, 中原 尚哉

様々なエイリアン種族が構成する、遠未来の情報ネットワーク銀河。その片隅の星で人類は50億年前のアーカイヴを発見、喜びにわきたつが……そこから目覚めたのは、人知を超えた強大な邪悪意識だった。解き放たれたそれは恐怖と混乱を呼び起こしつつ、恐るべき規模で銀河中枢を蝕んでゆく。一方この悪魔の星から、最後の希望となる手掛りを積んで脱出した船があった。どうにか緑の星に不時着し命拾いしたかと思いきや、彼らは原住の奇妙な犬形集合知性体が繰りひろげる抗争に巻きこまれてしまう。生き延びたのは子供二人だけ。これを察知した銀河世界は、彼らを救出せんと一隻の人類エイリアン共同船を送るが? 刻々と迫る最後の時。

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一方、日本では

43) John Wyndham - The Day of the Triffids (1951)

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トリフィド時代—食人植物の恐怖 - ジョン・ウィンダム, 井上 勇

地球が緑色の大流星群の中を通過し、翌朝、流星を見た者は一人残らず視力を失ってしまう。狂乱と混沌が全世界を覆った。今や流星を見なかったわずかな人々だけが文明の担い手だった。しかも折も折、植物油採取のために栽培されていたトリフィドという三本足の動く植物が野放しになり、人類を襲いはじめたのだ! 人類破滅SFの名作。

44) Neal Stephenson - Cryptonomicon (1999)

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