目次

  1. 1巻第7夜「ざる豆腐」
  2. 1巻第9夜「ポテトサラダ」
  3. 1巻第13夜「ハムカツ」

1巻第7夜「ざる豆腐」

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居酒屋のカウンターの一番隅で、テーブル席を囲んでいる女性客の会話を聞きつつ、ざる豆腐をアテに熱燗を……。
後ろのテーブルでは色々な男と付き合ってみて、結局は一緒にいて落ち着く相手が良いよね、なんていう素敵な話をしていますが、ワカコが試すのはもったりとまろやかな豆腐に、何をつけるか。
後ろの客の会話とオーバーラップしつつ、塩、ゆず胡椒、酒盗とざる豆腐のお相手を探すのですが、塩ならば、大豆の香りが引き立ち、ゆず胡椒ならば、ぴりっと辛い分、豆腐の滑らかさ、まろやかさが舌に優しく、酒盗は強い旨み×淡い旨みで贅沢な味わいに。

でも最後はやっぱり、ネギにかつお節にお醤油。
結局のところ、色々と試してみて、"落ち着く相手"のところに戻って来るわけです。
この記事を読んでくれたあなたは、ざる豆腐には何を合わせますか?

1巻第9夜「ポテトサラダ」

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飲み屋に入って、「とにかく小腹が空いている」気分の時、まず何を頼みますか?
ごはんものや粉ものはちょっと時間がかかるし、枝豆って気分でもない。
第9夜のワカコはそんな気分でふらりと居酒屋に入ります。
メニューを眺めつつ「これだ」と決めたのはポテトサラダ。

冷たかったり、暖かかったり。
卵が入っていたり、いなかったり。
ポテトがごろっと大きかったり、ほとんどマッシュされていたり。
居酒屋によって差異はあれど、サッと出て来るイメージが強いメニューですね。

作中でも、オーダーの直後にヒュッと出てきて、ワカコが「すぐ出て来るのだ」と嬉しそうにするコマが描かれています。
気取らないメニューを、これまた気取らないウーロンハイで流し込む。
そんな一人酒も案外楽しい。
そう思える一皿ではないでしょうか。

1巻第13夜「ハムカツ」

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安い居酒屋で出て来るハムカツって、何であんなに薄切りなんでしょう。
ケチケチしないでもうちょっと厚めにしてよ!なんて気持ちになるのが分かっていながら、何故か注文してしまうハムカツ。

第11夜のワカコも箸でつまみ、ほぼころもじゃん、なんて思いつつ、サクサクと薄い揚げ物を噛みしめます。
ハムの塩気と旨みがしみ込んだころもを楽しんでいるうちに、ワカコはふと思います。
ハムカツはハムカツ、トンカツの代用ではない。
チープなつまみをチープに楽しむには、昔ながらの炭酸「トリスハイ」がベストマッチ。

毎回のようにけなしてごめんよ、ハムカツ。
財布の中身が心もとない時に、またよろしくな。