Dr.STONE(ドクターストーン)のネタバレ解説・考察まとめ

『Dr.STONE』とは、原作・稲垣理一郎、作画・BoichiによるSF・サバイバル漫画である。2017年から『週刊少年ジャンプ』で連載開始した。2019年に第1期が全24話でアニメ化し、2021年に第2期が放送。ある日、謎の光によって地球上の全人類が石化してしまう。長い長い時が流れ、最初に石化から目覚めたのは主人公「石神千空」で、人類が石化してから約3700年が経っていた。人類はこれまで築いてきた全文明を失うが、千空は幼馴染「大木大樹」などの仲間と共に科学によってその文明を取り戻していく。

食べてはいけない果実を教える物語。

百物語其之十四「スピーカー」

お喋りが好きなスピーカーという蜂が、石版に針を刺すと死者の声を聞く事ができるという物語。何の継承にもなっていないのと、スピーカーという現代人しか知らない単語を用いる事から千空とゲンが怪しむ。そして「スピーカーという名前」と「針を刺すと死者の声」というヒントから墓石がタイムカプセルになっている事に気づき、中から硝子で出来たレコードを発見する。蓄音機を作ってレコードを再生し、百夜のメッセージとリリアンの歌を聞いた。

百物語其之五十「G1 グランプリ」

箸休めネタ。ここでノリツッコミという言葉が出たと思われる。

百物語其之五十一「欲しい! カッコいい石」

鉱石を集める事を薦める物語。これによって村人たちは鉱石の存在を知り、クロムのような収集家も現れた。

百物語其之七十七「復活の呪文」

ちょっとした民間療法を伝える物語。

百物語其之百「石神千空」

百物語の100話目。石神千空が小さい頃の話から、百夜がISSへ行き、石化現象を目の当たりにして地球に下り、子孫を残すまでの物語。石神村の創世記とも言える。この物語は巫女しか知らず、石神千空が現れた時にだけ伝える事になっている。住民達には千空の力になる事を始祖の意思として伝えている。物語の最後は百夜から千空へのメッセージになっている。

司帝国(つかさていこく)

司をリーダーにした、司が選んだ若者だけで構成される帝国。東京だった場所に存在し、石神村とは徒歩2日ほどの距離。復活液は司が独占している。支配したりされたりせず、文明を捨てて自然と共に生きる事を目的としている。好戦的な性格のものも多く、石神村の住人を殺傷する事に躊躇いがない。また司や氷月などの武勇に優れた者も多く、単純な戦力では石神村よりも上。しかし文明のレベルとしては石神村とさほど変わらず、むしろ科学者が居ないため千空のいる石神村より原始的。復活待ちの石像にナンバリングがされており、クロムが潜入した際には1番若い番号が33で、ゲンが裏切ってから少なくとも32人以上が復活していることになる。合計で100人ほどいる。司がコールドスリープしてからは全員科学王国と共に行動するようになる。リーダーが変わったことで暴れたりするものはおらず、好戦的に見えた若者たちも協力的。

宝島(たからじま)

百夜たちが不時着した日本付近の無人島。実際には完全な無人では無く世捨て人が1人居て石化していた。島の正式な名前は不明。ココナッツが取れるなど本州よりやや南側にある。子孫達は始祖百夜の指示通り日本を目指すが、一部の住民は島に居残りその子孫が現在の宝島の住民たち。ソユーズの故郷でもある。古代エジプト的な服装をしており、石神村とは違う文明を築いている。頭首が石化装置を持ち民を支配している。

XENO科学王国(ぜのかがくおうこく)

アメリカのもう一つの科学王国。ゼノを総統、スタンリーを総司令官、特殊部隊のメンバーと一部の一般人で構成されている。
ゼノは石化前から石化した燕の研究をし、石化された際に意識を保っていれば復活するチャンスがある事を突き止めていた。事前にその話を聞いていたため、自力復活者が多い。石化復活した時点でブレーンであるゼノと、統率の取れたマンパワーと、プラチナを所持していたという幸運を持つ。ゼノの思想から軍事特化で発展し、アルコールの原材料のデントコーンの農地や、アンモニアを生産するハーバーボッシュプラントを完成させ、銃器や戦闘機を大量生産している。しかし復活液は開発できておらず、慢性的な人員不足になっていた。千空達が現れたため、人員確保と復活液のレシピを聞き出すために対立する。結果として千空達のペルセウス略奪と多くの人員を確保するが、同時にゼノを確保されてしまう。ブロディを臨時リーダーにして、日本チームとの平和特区「コーンシティ」を作るため休戦する。スタンリーと一部のメンバーはペルセウスに乗って、ゼノを連れたまま南米へ向かう千空達を追った。

『Dr.STONE』のキーアイテム

石鹸

貝殻を粉々にして炭酸カルシウムにして作ったもの。医者も薬もないストーンワールドでは感染病などによって簡単に命を落とす可能性があるため、感染症予防として使用。医者代わりの石という意味で「Dr.STONE」とも呼ばれる。手を洗う石鹸としての使い道の他に、潤滑剤にしたりシャボン玉を作ったりなど応用出来る品として出番が多い。

石化復活液

硝酸とアルコールを混ぜたナイタール液。硝酸30対アルコール70で混ぜると出来る。数%のズレだけで復活液では無くなるため、石化した燕の翼を使って微調整して作る。千空と大樹は奇跡の洞窟から偶然出来た硝酸と、葡萄を発光させて作ったアルコールを混ぜ、石化した燕にかけて実験した。司帝国との戦いの最中にほむらが奇跡の洞窟を爆破したためその後は硝酸が取れ無くなってしまう。人口的に硝酸を作るためにはプラチナが必要であり、千空達は百夜が残したプラチナを取りに宝島に行きプラチナを手に入れた。そしてアルコールを大量生産するために、アルコールの原料であるコーンが取れるアメリカへと向かう。

黒色火薬

奇跡の洞窟で硝酸カリ75%、温泉から入手した硫黄15%、木を焼いて作った木炭10%の割合で混ぜ、そこに威力向上のために葡萄から採ったブドウ糖を混ぜて作る。火薬をただの岩で叩いただけでは発火しないが、大樹が黄鉄鉱を使って馬鹿力で叩いたため大爆発した事がある。爆薬になるため火縄銃や爆弾を作る事ができる。作中ではコハクの上げた狼煙に応えるために爆発させたり、司から逃げるために大樹と杠が爆発させたり、千空が銃を完成させたように見せかけるために使用。

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