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yuka_k_7733

yuka_k_7733のレビュー・評価・感想

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
10

溢れるような色彩と光。ひたすらに哀しく、美しく、愛おしい物語。

暁佳奈氏による同名の小説を原作にしたテレビアニメシリーズ。題名のヴァイオレット・エヴァーガーデンというのは、主人公の少女の名前です。

このヴァイオレットがもう唯一無二の存在と言っていいでしょう。淡い金髪に透き通る青い瞳の美少女。でもその外見からは想像もできない過去の持ち主でした。
自分の名も知らぬ孤児で、拾われた軍隊で敵を容赦なく殺める「武器」となった彼女。ヴァイオレット(菫)という名前を与えてくれ、見守ってくれた上司、ギルベルト少佐に心からの忠誠を誓います。戦うための知識は豊富でしたが、感情は全く未発達なヴァイオレット。
そんな彼女が大戦中に両腕を失う大怪我を負い、何としても守りたかったギルベルトとも引き離された直後から物語は始まります。戦後、彼女は後見人の一人であるホッジンズのもとで義手をつけ、依頼人の望み通りに手紙を代筆する「自動書記人形」ドールとして働くことになります。

向いているとはとても思えない、繊細な人の感情にかかわるその仕事を彼女はなぜ選んだのか?それは別離の際、最後に聞いたギルベルトの「愛している」がどういう感情なのか知りたかったからでした。
感情に疎かった彼女ですが、様々な失敗や体験を通じて徐々に自分の感情や人の持つ思いを理解していきます。言葉の裏を全く読まない彼女はまるで報告書のような手紙を書いたり、依頼人を怒らせたりと見ていてはらはらするほどです。でも嘘がなく誠実でひたむきな彼女は、周りの人々の心の底の思いをいつのまにか引き出し、次第に「伝えたい本当の心をすくいあげる」良きドールになっていくのです。

何よりも大切なギルベルトの言葉を、彼女は最終的にどう受け止めることになるのか。そしてギルベルトは今いったい…?
ヴァイオレットを囲む人々も、それぞれ温かい目で魅力的に描かれているのも、大きな推しポイントです。人が誰かを思う心の尊さを、どのエピソードでも感じられるでしょう。あなたが1番惹きつけられるのはどのシーンでしょうか?

ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス / PHANTASY STAR ONLINE 2 NEW GENESIS / PSO2:NGS
7

無料オンラインゲームとしては良心的で楽しい

他のオンラインゲームと比べ運要素がほぼ少なくあっても服装や武器の見た目変更と強い効果を求めての周回プレイがあるぐらいです。
強い効果が付いた武器や防具を求めてしまうとずっと同じところで周回して結構時間がかかってしまいますが、なくても普通に戦えます。
一部課金要素がありますが、なくても十分に他のプレイヤーと一緒に戦ったり、交流を深めることができます。
ソロプレイの場合は、基本デイリーやウィークリークエストをする人が多いのですが、様々なセクションに行きレベル上げや周回プレイする人もいます。
他プレイヤーがいるセクションにも行くときもありますが皆が良心的で自分が倒れても蘇生かけてくれます。
蘇生かけてくれなくても他プレイヤーと少し離れた場所になりますが復活できます。
マルチプレイの場合は、交流メインの人がいますがパーティ組むだけでパーティ組んでるプレイヤーがレアドロップが出たかどうか見ることができます。(設定でオンオフできます)
パーティ限定チャットもあるのでそちらで会話もできます。
ソロプレイでもマルチプレイでも楽しくプレイできます。
YouTubeやニコニコ動画などで配信する人や投稿動画などありますので、もし困った時や交流のきっかけが欲しい場合そちらに行ってみるのもありかもしれません。
私は基本ソロプレイで遊んでいますが、たまに放送に参加して他プレイヤーと交流したり雑談したりしていますが楽しくプレイしています。
グラフィックも綺麗で見てるだけでも楽しいです。もし処理が厳しいのなら設定で画質やエフェクトなどもいじることができます。

平沢進 / Susumu Hirasawa
10

日本一のマイナーミュージシャン

1970年から音楽活動をはじめ、なぜか時代を経るごとに人気を博してきている奇妙なアーティスト。テクノミュージックをベースとしつつも、アジア音楽、ストリングス等を駆使して、異色かつ異例な音楽を作り続けている。
元はP Modelというバンドを組んで活動していたが、1989年にソロデビューしてからは、基本的にソロ活動がメインとなっている。また、コンピュータ、インターネットという手段を1990年代から駆使し、音源の配信やファンとの交流、プロモーションを行ってきた、時代を先行く数少ないアーティストだ。
その歌詞は難解とされているが、それは簡単に言語化できるようなものを音楽として制作していないヒラサワのポリシーからきている。その難解さが新たなファンを呼び、時代を追うごとにヒラサワのファン、通称馬の骨は増え続けている。
その要因として、ヒラサワが常に『自分は自分であれ』『世界に惑わされるな』と歌ってきたことがある。自分というもの、真実というものがぼやけて見えなくなっている人たちにとって、ヒラサワの音楽は救いであり、曲名を引用するのであれば『回収船』となっているのであろう。そして、回収船に乗った人たちを連れて、ヒラサワは嵐の中へと船を進めていく。嵐を抜ければ、ハードランディングが待っている。