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yasuyuki5のレビュー・評価・感想

ブラック・ジャック / Black Jack
10

生命と正義、そして愛情。全てを考えさせられる人生の教科書・漫画『ブラック・ジャック』

皆様は漫画『ブラック・ジャック』をご存じですか。「作品名は聞いたことがあるけど、読んだことはない」、そういった方が多い印象です。
しかし、そんな方にこそぜひ読んでいただきたい名作なんです。今回は本作を知った後、ワクワクして漫画を読めるように、ネタバレなしでレビューをさせていただきます。

まずは作品概要とあらすじから。
漫画『ブラック・ジャック』は、1973年に漫画家・手塚治虫氏が発表した医療系漫画です。天才的な技術を誇る一方、医師免許を持たず、治療には法外な大金を要求する外科医のブラック・ジャックの活躍を中心に描かれています。

次に作品のおすすめポイントですが、個性豊かで魅力的なキャラクター、毎回深く考えさせられるストーリー、時には涙を誘う名言の数々など、おすすめしたい理由がたくさん。どれをとっても不朽の名作と呼ぶにふさわしい漫画です。
そのなかでも特におすすめしたいポイントは、ストーリー性の高さです。読み切り連載形式のため、1話完結型なのですが、その1話に登場する人物たちの抱く強い感情や掲げる正義があり、どの話も自然と心が引き込まれていくんです。
「生命とはなにか」「正義とはなにか」が描かれているこの漫画。感動必至のヒューマンドラマを読みたい方におすすめです。単行本は通販サイトなどでも購入可能ですし、電子書籍でも楽しむことができます。

ウォーキング・デッド / The Walking Dead / TWD
10

終末を迎えた世界で再び生き抜く方法を教えてくれるゾンビドラマ

2010年から続く長編アメリカドラマで、人々がゾンビに感染し終末を迎えてしまった世界が舞台となっています。

主人公のリックは業務中の発砲事件によって昏睡状態になっていた保安官。彼が目覚めた時、世界は既にゾンビで溢れていて、病院に1人取り残されていた状態でした。
何とかその場所から逃れたリックは、その後に生き残った人々と出会い、ゾンビが蔓延する世界で生き抜こうとする物語です。

このドラマの凄いところは、ゾンビが最大の敵ではないという部分。最初はゾンビから生き抜くことに必死だったリックたちも、やがて武器を手に入れ、ゾンビが侵入できないような土地で生活を送ります。
しかし、そんな彼らの前に立ちはだかるのは、いつも同じ人間でした。土地を奪いたい人間や、この世界で覇権を握りたい人間など、リックたちがゾンビだけでなく、襲い掛かる人間たちにどのような対応するのかも面白い部分。

登場人物が非常に多いことも特徴ですが、一人ひとりの個性や過去がしっかりと描かれているだけに
途中で「この人だれ?」とはならず、分かりやすいです。

毎シーズン、主役級の人物が複数人でてきますが、そんな人物でも途中で亡くなってしまうことがあり、
長編ドラマでも飽きることなく、ずっとハラハラドキドキできる作品です。

デキる猫は今日も憂鬱
10

空前絶後のスパダリ猫、登場!

「もし自分の飼っている猫が大きくなって、家事万能のデキる子になったら……」。猫を飼っている人なら、誰しも1度はそんな空想をしたことは無いだろうか。
これは、仕事以外はダメダメなOL、福沢幸来(ふくざわ さく)と、そんな彼女の飼い猫、デキる猫こと諭吉(ゆきち)の、何気ない日常を描いた物語だ。
ある年の雪の日、まだ名も無き仔猫だった諭吉は、公園で幸来に拾われる。
「行くとこないならうちに来る?」と、声を掛けられ、連れてこられた幸来の家は、紛れもないゴミ屋敷だったのだ!拾っては貰ったものの、まさかの環境に愕然とする諭吉。しかし、仕事でボロボロな我が身を省みず自分を世話する幸来の姿に、徐々に心を開いてゆく。一宿一飯の恩義を返すため、そして、明日の猫缶の為に、諭吉は幸来の家に住み込み、次第に料理や掃除、ご近所との付き合い等をカンペキにこなす「デキる猫」へと成長してゆくのであった。
アニメ化もされて話題になった今作品。猫が好きな人や飼っている人は勿論、ありきたりで忙しない生活に疲れ、ほっと癒やされたい人にもオススメだ。
四コマ形式で話が展開・完結していくので、いつでもサクッと読むことが可能だ。

ピンポン / Ping Pong
10

爽快感MAXのスポーツ人情アニメ

小学校時代から一緒に卓球をやってきた天才肌で自惚れ屋のペコ(本名:星野裕)と、堅実で感情の乏しいスマイル(本名:月本誠)は高校に入っても同じ卓球部に所属します。この二人を中心に巻き起こる人情ドラマが「最速のスポーツ」とも言われる卓球に乗せて届けられる作品です。

このアニメの最も大きな特徴は、卓球を使ってドラマが進んでいくことです。
通常、スポーツアニメはどうやって勝つかがテーマとなり、特にスポーツ中はキャラクターの内面は描かれません。
スポーツ中に描かれるのは飽くまでキャラクターのステータスのみで、そのキャラクターがどのような人間的な豊かさを持ち合わせているかは、スポーツの試合後や試合前にしか描かれないのです。
しかしピンポンは違います。ピンポンでは試合になるとキャラクターの内面がわかっていきます。その理由は、感情と感情のラリーが始まるからです。ピンポンに出てくるキャラクターは自分の感情をピンポン玉に乗せています。
そこには純粋に卓球を楽しむ気持ちや、非常に人間的で生々しい感情まであります。
スポーツなので勝ち負けもあり、才能の壁を感じるシーンや、負けてしまったものの未来はどうなるのかなど、やりきれない、切ない感情も試合を通して描写されます。しかし、そこには確かに全力が感じられるのです。
そんな青春時代に味わう良いところも悪いところも爽快に描かれています。
恥ずかしい意見も、本気で伝えれば格好良く見えるものです。
後腐れなくあっという間に過ぎ去って行ってしまう、そんな作品でした。

大石昌良 / オーイシマサヨシ
10

退屈から救いに来たエンターティナー

2001年にバンド「Sound Schedule」としてデビュー、バンド解散後はソロで活動していた大石昌良。2013年にアニメソングに携わったのをきっかけに、翌年からは「オーイシマサヨシ」としてのアニソンシンガーとしての活動を開始。「アニソン界のおしゃべりクソメガネ」を自称し、ユーモアあふれる親しみやすいキャラクターで再ブレイクしました。シンガーとしての活動だけでなく、他アーティストへの楽曲提供やトークスキルを活かしたMC業を行うことも増えています。
「誰も置いていかないライブ」を心がけているという大石さん。そんな大石さんのライブは、コール&レスポンスなど盛り上がりポイントが満載。さらに「初めて来たお客さんのために」と曲の序盤で練習タイムを作るなど、徹底して距離を詰めてきます。ファン歴の長い短いに関わらず、会場が一体となって楽しめる「誰も置いていかない」ライブの始まりです。
MC中に突然Twitterアンケートを取り始めることも。流れを知っているのはライブの出演者・関係者と観客のみというある種の内輪ネタを、全世界どこからもアクセスできるTwitterを使って行う。まるで一緒に内緒のいたずらをしたかのような気分になります。もはや「誰も置いていかない」にとどまらず、「こちらを巻き込む」の域に達してきています。
また、「Twitter芸人」としても活躍する大石さん。普段からTwitterでのエゴサーチに励み、自分にまつわる面白ツイートを見つけてはツッコミを入れたり自虐ネタの糧にしたり。ライブやイベントがないときも目が離せません。
楽しい推しがほしい、そんなときに大石昌良/オーイシマサヨシはいかがでしょうか?ステージの上から、画面の向こうから、こちらを見つけてきっと笑わせてくれます。

君のいる町
5

お色気や突発的なネタ頼みの後半がやるせない

読めば解りますが東京編の途中まで、恭輔が亡くなる辺りまではとても面白いと思います。そこから先はキャラクターがあまりにもお粗末に扱われている為、評価が別れると思います。
1度振ったメインヒロインと復縁する主人公
その前に付き合ったり告白をしたりしていたサブヒロインと泥仕合を演じる所もなかなか悲惨です。下手をすると主人公を好きでいられる読者はいないのではないでしょうか?
その一方、東京編以降に登場する女の子達は、序盤の子に負けないくらい魅力的です。

男性恐怖症で時に大胆。100cmのバストを持ち、ことある事に主人公にその魅惑の肢体を見せる保科美友

中二病全開でギャグ色の強いミュージシャン志望の宮永知沙

社会人編の後輩や先輩達

ただ、どの人物も結局はメインヒロインの枝葉柚希との関係を乱すような力は持っていない為、早期退場します。

奮闘したのは枝葉懍です。彼女の小悪魔ぶりと、時折見せるしおらしさに惹かれる方は多いです。

今更になりますが、作品のテーマは好きな子のいる町です。それゆえか主人公はドン引き行動を繰り返します。それに耐えられる方、気にしない方のみ、楽しむことをおすすめします。
順番としては原作コミック、アニメという流れがいいと思います。