デキる猫は今日も憂鬱

デキる猫は今日も憂鬱

『デキる猫は今日も憂鬱』とは山田ヒツジによる日常系コメディ漫画である。『水曜日のシリウス』にて2018年8月から連載を開始。仕事はできるが生活能力は皆無のOL・福澤幸来と、幸来に拾われた恩を返そうと、家事全般を完璧にこなす「デキる猫」に成長したちょっと大きい猫・諭吉の日常が描かれている。幸来からの真っすぐな愛情に対し、ツンデレな態度をとる諭吉の姿が微笑ましく、二人の姿に笑いと癒しを与えられる作品になっている。

yasuyuki5のレビュー・評価・感想

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デキる猫は今日も憂鬱
10

空前絶後のスパダリ猫、登場!

「もし自分の飼っている猫が大きくなって、家事万能のデキる子になったら……」。猫を飼っている人なら、誰しも1度はそんな空想をしたことは無いだろうか。
これは、仕事以外はダメダメなOL、福沢幸来(ふくざわ さく)と、そんな彼女の飼い猫、デキる猫こと諭吉(ゆきち)の、何気ない日常を描いた物語だ。
ある年の雪の日、まだ名も無き仔猫だった諭吉は、公園で幸来に拾われる。
「行くとこないならうちに来る?」と、声を掛けられ、連れてこられた幸来の家は、紛れもないゴミ屋敷だったのだ!拾っては貰ったものの、まさかの環境に愕然とする諭吉。しかし、仕事でボロボロな我が身を省みず自分を世話する幸来の姿に、徐々に心を開いてゆく。一宿一飯の恩義を返すため、そして、明日の猫缶の為に、諭吉は幸来の家に住み込み、次第に料理や掃除、ご近所との付き合い等をカンペキにこなす「デキる猫」へと成長してゆくのであった。
アニメ化もされて話題になった今作品。猫が好きな人や飼っている人は勿論、ありきたりで忙しない生活に疲れ、ほっと癒やされたい人にもオススメだ。
四コマ形式で話が展開・完結していくので、いつでもサクッと読むことが可能だ。