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yasumasa7318のレビュー・評価・感想

Aimer / エメ
10

秘密のヴェールに包まれたAimer

Aimer(エメ)は日本の女性歌手であり作詞家。フランス語で「愛する」「好む」を意味します。本名や生年月日、年齢、出身地など含めてプロフィールの一切は非公開とされており顔出しもしない事で謎のヴェールに包まれているAimer。
その独特で魅力的な歌声と切なくて悲しい歌詞とも相まってコアなファンを獲得しています。
アニメ「鬼滅の刃」第2期・遊郭編でオープニングとエンディングを担当する事になり一気に大ブレイクする事になりました。

RADWIMPS・野田洋次郎さんが楽曲提供・プロデュースしている「蝶々結び」は情報番組「スッキリ!!」で使用。
他にも劇場版アニメ「Fate/stay night」の主題歌「六等星の夜」や、8枚目のシングル「Brave Shine」は「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」の第2期テーマソングに起用された楽曲。
ドラマ「あなたの番です」の主題歌となった「STAND-ALONE」等、デビュー後からアニメのタイアップや様々なアーティストとのコラボでも注目を集めてきました。
全く顔出ししない訳ではなく、2017年にはCDショップ大賞授賞式にて、準大賞を受賞されている写真も普通に撮影されていますし、ライブ活動やテレビ出演も積極的に展開していますのでAimerさんは特に顔を隠すというような事はしていません。
人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」のアーティストコラボ企画第2弾で、「milet×Aimer×幾田りら」として楽曲を歌うなど露出も多くなってきました。

ヨルムンガンド / Jormungand
9

戦場を渡り歩く女武器商人ココと少年山岳兵ヨナの出会いが…

武器商人としての才能に恵まれ、若くして戦場を渡り歩く少女ココ・ヘクマティアルと、少年兵ヨナを含めた、私兵である仲間達の物語です。
巧みな話術と商才でどんな危険な商談でも乗り越えるココ。死と隣合わせの血と武器の世界で、凄腕の仲間達と共に武器を売り歩きます。親を戦争で亡くした少年兵ヨナは武器商人を仇として恨んでいますが、戦場で1発も銃を撃たなかったり、一歩間違えれば死ぬ状況で笑っていられるなど、武器商人らしくない武器商人であるココと過ごすうちに段々と心を開いていきます。
しかしココには仲間達も知らないような計画があり、物語が進むにつれその全貌が明らかになっていきます。その余りにも大きな計画を知った時、少年兵のヨナは…
見どころは、いつ戦いが始まるかも分からない緊張感の中で楽しく過ごすココと仲間達の日常、そして突然始まる強すぎる仲間達のガンアクションです。普段おちゃらけたような素振りをみせるココや、見え隠れする少女としての不安を支える仲間達、そしてなにより少年兵ヨナというココにとって大きな存在が、彼女達の旅に緊張を、安らぎを、面白さを与えます。後半になるにつれ絡み合うココの意志とヨナの思い、そして戦争が止まらない世界が、彼女達の物語のキーポイントとなっています。

マキシマム ザ ホルモン / MAXIMUM THE HORMONE
10

目で聴くロック!うるさいんじゃない!かっこいいんだ!

目で聴くロック。聴くのは耳だろ?(笑)と思ったかもしれません。
マキシマム ザ ホルモンをご存知の方は知っているかもしれませんが、歌っている歌詞はほとんど何を言っているかわかりません。
目で聴くロック。そうです。歌詞カードを見ないと歌詞がわからないのです。(笑)
しかも歌詞もパッと見じゃ理解不能...。でもメロディーは抜群にかっこいい...。
歌詞の意味が理解できたとき、3度の飯よりホルモンが好き!な感覚に陥ります!
友達の前でホルモンの曲を聴いているとよく言われるのが、「何言ってるか分からんし、うるさいだけやん!」
ちゃんと聴いているのか?と正直思いました(笑)
女性ドラムのナヲの力強く豪快なドラム、上ちゃんの超絶かっこいいベース、曲の熱量そのままにキャーキャー叫ぶうどん国出身ダイスケはん、曲作りの中核を担う便所サンダルのマキシマムザ亮君の奇抜なギター。
この4人の奏でる音が混ざり合ったとき、化学反応が起きたかのようにトンデモナクかっこいい音楽が出来上がる。このことをぜひいろんな人に分かってほしい!
ライブでも会場の熱量は日本トップクラスだと思います。
激烈にかっこいい爆音を鳴らし、会場にヘドバン波を作り、合間のMCではコメディアンかと思わせるほど笑かしてきます。そしてまた爆音を鳴らしていく...。
このギャップがすこぶるたまりません!
好き嫌いがはっきり分かれるバンドだとは思いますが、ぜひいろんな人に聴いていただきたいです!

ザ・フー
10

人生で一度、できれば10代で聞いて欲しいアーティスト

ザ・フーはビートルズ、ローリング・ストーンズという60年代三大ブリティッシュロックバンドと謳われるバンドの一つです。
ステージ上でギターやアンプを叩き壊したり、ドラムセットを破壊する等のセンセーショナルな面が有名ですが、作品は三大ブリティッシュロックバンドの中では一番と言ってもよい位、煌びやかな楽曲がたくさんあります。
今では当たり前の様に自身のコンプレックスや諦観を歌った曲は数多にありますが、特に思春期の悩みを歌ったバンドはザ・フーが元祖と言っても過言ではないと思います。
ヒット曲である「マイ・ジェネレイション」ではその後のパンクに通ずるような荒々しいサウンドで年老いる前に死にたいと歌い、「リアル・ミー」という楽曲では医者に本当の自分なんてわからないとフラストレーションを爆発させていますがどちらもメロディがポップな為、耳にすんなり入ってくる不思議な感覚に襲われます。
またバンドサウンドも白眉であるのがキース・ムーンのドラミングであり、それまでリズムを刻む楽器としてのドラムから逸脱したスタイルで、最初から最後までシンバルやタムドラムを叩きまくるスタイルで楽曲に良い意味での騒がしさを与えており、それがザ・フーのサウンドを確立させているとも言えます。
ビートルズやストーンズと比べると全盛期に日本でライブを行わなかったこともあってかややマイナーな立ち位置ですが死ぬ前に一度、出来れば10代後半に聞いて欲しいバンドです。