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toshi1041のレビュー・評価・感想

孤独のグルメ / Kodoku no Gourmet
9

小説のような読み心地のハードボイルドグルメ漫画

言わずと知れたドラマ版「孤独のグルメ」はずっと見続けてきましたが、読んだことがなかった原作漫画が気になり、読んでみました。
主演の松重豊さんのキャラクターのせいか、親しみやすさを感じていたドラマ版に対し、漫画はハードボイルドな雰囲気を感じました。
ただご飯を食べることが中心なのに、硬派な語り口が面白かったです。
頭の中で実況している、1人でご飯を食べる主人公や、街の様子を読むスタイルの漫画は珍しいと思いました。

ドラマにはなかったはずの、温められるシウマイ弁当を新幹線の車内で食べ、周囲に匂いを充満させ失敗したエピソードのほか、選んで失敗した物の話もあり新鮮でした。
「そんなこと考えながら買い物するな」と共感できる、コンビニで夜食を購入するだけの描写も良かったです。
飲食店で豚肉炒めととん汁を注文し豚がだぶったり、コンビニでおでんのうずらと卵焼きを購入して卵が重なったり、あるあるの小さな失敗も面白みがありました。
ドラマ版で聞いたことがなかったはずの、よりリアリティがある「このきゅうりうまくないな」のセリフに親近感を覚えました。
井之頭五郎らしい名言「ああ、なんてことだ、食べ始めているのに、さらに腹がへっていくかのようだ」が出てきたときは嬉しかったです。

甲子園の予選に出場する甥っ子を叫んで応援していました。「苦手だ」と思いながら自然派のお店に入り、食べてみたら美味しくて追加注文しました。井之頭五郎のこれらの断片的な情報やちょっとした機微に心惹かれました。
小説のような読み心地の魅力的な漫画を、ぜひ読んでもらいたいです。

10月のミサイル / The Missiles of October
9

第3次世界大戦前夜・キューバ危機時の米国政権内おける駆け引きを再現した迫真の政治ドラマ『10月のミサイル』

『10月のミサイル』は1974年公開のテレビ放映用に製作されたドキュメンタリードラマで、キューバ・ミサイル危機を扱っています。ドラマのタイトルは1962年に発表されたバーバラ・タックマンの『8月の砲声』を連想させます。その作品で、タックマンは大国の間での足並みの乱れが対立国を平和裡に退出させる方途を失わせ、第1次大戦開戦に至った経緯を描き出しています。タックマンの本をケネディは危機の直前に読了しており、戯曲の中では、彼はその本で物語られた事件をソビエト連邦との危機と比較しています。お芝居は2時間半の戯曲で、セットや衣裳が凝った作りになっていて、登場人物たちの会話や感情の動き、判断形成の過程が強調されるように演出されています。
物語には、世界が熱核戦争に瀬戸際まで行って平穏に戻るまでが描かれています。主な登場人物は、ジョン・F・ケネディ大統領、ロバート・F・ケネディ法務長官、ニキタ・フルシチョフ首相、アンドレイ・スティブンソン国連大使、ディーン・アチソン前国務長官です。
『10月のミサイル』は、キューバ危機の際のケネディ政権内に見られた不一致・対立が最終的に和解に至る過程を米国の一般国民に広く知らしめました。当時は、強硬論として発見されたばかりの半完成状態にあるソ連製ミサイル発射基地を掃討するためにキューバ島への侵攻を唱える一派もあったのです。

星のカービィ 参上!ドロッチェ団 / 参ドロ / Kirby: Squeak Squad / Kirby: Mouse Attack
9

宝探しは大変だけど楽しく達成感も味わえる

幼少時代から星のカービィのゲームシリーズを好んでプレイしています。このソフトは友人から借りたことがきっかけでプレイし始めました。ストーリーはカービィのおやつである、『イチゴのケーキ』が何者かによって盗まれてしまうところから始まります。きっとデデデ大王の仕業だと思ったカービィは、それを取り返すべく、旅に出るのです。その旅の中で隠された120個の宝と、カービィの得意技である、コピー能力とコピー能力の巻物も一緒に探さなくてはなりません。当初120個という宝箱の数を聞いた時、容易に見つけられる数ではないな、と半ば諦めかけていました。しかし、コース中の仕掛けはさほど難しくなく、何度かプレイしていくうちにそれを探す楽しさに気付かされました。敵が攻撃によって表情が変わる瞬間は面白かったですし、ラスボスを倒してすべての宝箱をコンプリートした時には達成感を味わうことができました。全部クリアしてからもまたデータを消してプレイしていますが、すっかりこのゲームの虜になってしまいました。今では攻略を見なくてもクリアできるようになり、何回もプレイしたいな、と思っています。

コードギアス 反逆のルルーシュ / Code Geass: Lelouch of the Rebellion
10

全話見るまで寝れなくなりました

毎話すべてが面白くて、全話見終わるまで一睡もできませんでした。私は今まで100作品を超えるアニメを見てきましたが、これほど起承転結がしっかりしており、喜怒哀楽が詰め込まれた作品に出会ったことがありません。また普段めったに泣くことがないのですが、ユフィが意図しないルルーシュのギアスにかかってしまうシーンではぼろぼろ泣いてしまい、思い出すだけで泣けてしまいます。
アニメが好きではない友人にもゴリ押しして強制的に見てもらいましたが、数話見終わった頃からかじりつくように見続けていました。食わず嫌いでアニメを見ることを拒んでいる人にも絶対見てほしい作品でした。
ただ、厨二病感が強い(それを含めてよいのですが)ので、無理な人は無理な可能性があります。そこは好みの問題がありそうですが、数話見た時点で気にならないようであれば「面白そう」から「面白い」への確信へ変わります。
ロボットが出てきたり作画が独特だったりするので、ガンダムのように「ヲタクが見るもの」という固定観念を持っている人も山のようにいますが、変な偏見は捨てましょう。私もロボット系は好きではありませんが、気にすることなく見終わりました。
OP、EDの歌も合わせて最高の作品だと思います。