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tetudou1014のレビュー・評価・感想 (2/2)

ファイナルファンタジー 零式 / FINAL FANTASY TYPE-0 / FF零式
9

アクションRPGが苦手な人も大丈夫、ハマります

ファイナルファンタジーシリーズの外伝的な作品ですが、一つの完成された作品です。操作できるキャラは14人います。それぞれ特性や長所、短所、ストーリーでの役割が違いますので飽きません。おすすめとしましては、自分の得意なキャラを見つけて、操作に慣れ、他のキャラにも応用することです。どうしてもキャラに対して向き不向きが出てしまうため、レベルや熟練度に開きが出てしまいます。接近戦に強いキャラや、遠距離からの攻撃が可能など戦略もありますので、クリアを目指すためにもキャラを使いこなすことが必要となってきます。
ストーリーは、メインとサブの話が進行していきますので、一度クリアしただけでは分からない部分が残ります。2回3回と続けてプレイしないといけなくなります。
ストーリーに深みがありますので、いろいろな断片が少しずつ組み合わさっていく感じです。人にもよりますが、感情移入しやすい人や特定のキャラに思い入れがある人なら引き込まれていきます。
戦闘システムは、アクションを主体としていますが、操作に慣れてくれば、苦にならなくなります。特にキルサイトという一撃で倒せる攻撃は爽快です。うまくコツを掴むと連続でできます。ボタン操作は複雑ではありません。

テイルズ オブ ゼスティリア / Tales of Zestiria / TOZ
7

本当は3部作と信じて…

バンダイNAMCOさんが発売しているテイルズシリーズ。
マザーシップタイトルは多くあり、基本的にそれぞれの作品の世界観は独立したものとなっています。今回はその中でもあまり評価の高くないテイルズ オブ ゼスティリアについて紹介します。

導師スレイが神や精霊のような存在である天族とともに旅をし、世界を穢れさせる災禍の顕主を倒すという物語です。穢れという定義がなかなか考えもので、憎悪や嫉妬、怒り、嘆きなど負の感情から発せられるもので、戦争で争い敵を憎む気持ちから穢れを発し、酷ければ憑魔というモンスターになってしまいます。
穢れが多ければ感染するように他の人も穢れに侵され易くなります。かと思えば犯罪に手を染めている子どもは生活のため悪いことと思っていなければ、自分の心を穢していないためか穢れは発しません。誰にでも穢れてしまう可能性はあり、根っ子から腐っている人間も出てきたり、戦争被害者で憑魔になったり、考えさせられるエピソードもしばしば。また、主人公のスレイもそんな人の弱い心を許容し、それでも人の強さを信じて災禍の顕主と戦う姿は好感を持てました。
天族と人間の関係もみどころで、天族は導師の素質あるものしか感じられない存在です。
天族を信じない人、認知できない者を信仰できない人に天族は人を愚か者のように語り、大きな溝ができているんですね。
人であるスレイと幼馴染みであり天族のミクリオとの関係がこの世界の対比のようで、二人のような関係の世界にしたいと思えます。全体を通して人の負の感情やエゴを見させられているようで暗くなりもしますが、鬱ゲー好きの私としては好評価な作品です。

素敵なストーリーラインで進んでいるにも関わらず評価の低さに繋がったのは、戦闘システムとEDだと思われます。
まず戦闘システムで言うとカメラワークの悪さ。敵がカメラから外れたり、戦闘キャラクターを見失ってしまうこともしばしば。
4人パーティーも神衣化システムのせいで基本2人パーティーのようであまり好きなシステムではありませんでした。

EDも主人公が自分を犠牲にして世界を救おうとするんですね…これまで頑張ってきたのにあまりにも辛すぎる終わりかたです。何より気になるのは、主人公は犠牲になったのに、世界は救われたのか、天族と人間の関係もどうなったのか…
戦闘システムはこの際おいといて、スレイが犠牲になったあと、世界はちゃんと救われたとわかる終わりでなければプレイヤーも主人公も報われません。
1年後に発売された、ゼスティリアの数千年前の話であるベルセリアも、素敵なゲームであるのに、どうせ天族と人は分かり合えない、辛い世界が待っているとゼスティリアの影響か寂しい声を聞きます。
3部作としてあらたに完結編が出ればゼスティリアはもちろんベルセリアの評価も上がるはず。
鬱ゲーとして認識していますので主人公が犠牲になるのはゲームの締めくくりとしてはいいと思いますがRPGである以上世界は救って終わってほしいです。

グレイテスト・ショーマン / The Greatest Showman
8

劇中歌のクオリティーの高さに圧巻。

P・T・バーナムという実在した人物をヒュー・ジャックマンが演じています。
ストーリーは比較的シンプルで、深く考えさせられるといった内容とまではいかず、さらにミュージカル映画ということも影響しているのか、話の流れのテンポがとても早い為、少し戸惑うところがありました。
ただ劇中に出てくる曲1つ1つのクオリティーはとても高いです。
ヒュー・ジャックマンやザック・エフロン、ゼンデイヤ他キャストの歌唱力やパフォーマンスは圧巻です。ヒュー・ジャックマンは『X-MEN』のウルヴァリンのイメージが強かったのですが、ここまで歌唱力が高く、またダンスも踊ることが出来るということに驚かされました。ザック・エフロンについては『ハイスクール・ミュージカル』シリーズで歌って踊れるというイメージは元々ありましたが、この映画を観て、歌唱力は更にアップしており、また大人の男性としての色気が滲み出ている印象を受けました。
また各キャストの歌唱力だけでなく、1曲1曲の細かい演出もオリジナリティに溢れ思わず引き込まれてしまうものばかりでした。
この映画はストーリーの完成度よりも、クオリティーの高い劇中歌を楽しむことができるという点でお薦めです。

インクレディブル・ファミリー / Incredibles 2
8

イラスティガールファン必見!!ただし、子供は連れて行かないほうがいいかも

前作「ミスターインクレディブル」の時からイラスティガールがかっこいい!!と思っており、もっと出番が多ければいいなぁと考えていました。そんな思いが通じてか、今作はイラスティガール回と言ってよい内容で、大満足です。
序盤はイラスティガールが活躍しまくり(その間のミスターインクレディブルは主夫w)、後半は家族全員+αメンバーで問題を解決するといったもの。アクションシーンの出来も素晴らしく、ハラハラドキドキする内容でした。あとは前作ではあまり出番がなかった赤ん坊・ジャックジャックの出番や活躍が多かったのも良いですね。
ただ、途中何度もストロボ連射でピカピカするシーンが続きます。私は大丈夫でしたが、子供などは少し体調が悪くなったりしてもおかしくないかも。これでも海外版よりも調整をして上映しているとのことらしいです。海外版なんか見たら卒倒してしまうかも。

しかし、内容・映像どちらも素晴らしい内容だったと思います。恐らくDVDが発売されたらまた見るかと。

「3」も制作してくれないかなぁと思わせてくれる内容です、見て損はないと思いますので、ぜひぜひ多くの人に見てほしいです。

鷲は舞いおりた
6

国家の非情さ

第二次世界大戦中のナチスドイツの特殊部隊による、イギリス首相チャーチルの誘拐計画についての映画です。計画が失敗したことは史実から分かっているわけで、いかにして失敗したのかを観るという意味では、観る前からどことなく虚しさをおぼえる作品です。
イギリスとアメリカの合作映画であるため、ドイツ人がガンガン英語を喋り、ドイツ人に見えない俳優がドイツ人を演じる点に抵抗を感じますが、1976年公開の作品だし、当時はそういうものだったのでしょう。途中からは作品に引き込まれ、そんなことはどうでもよくなってきます。
あまりに無謀な作戦であるため、作戦の成否が分かる前に、ドイツ側はこの作戦をなかったことにしてしまいます。ヒトラー自らの命令であった証拠は抹消され、作戦の責任者は無実の罪で殺されます。そういう意味でナチスドイツの非情さが描かれるのですが、最後の方で、実はドイツ側が誘拐計画を発案するきっかけとなった、チャーチルが小さな村で休暇を送るという情報自体が、連合軍側が流した偽のものだったことが明かされます。チャーチルの影武者を演じた人も、特殊部隊と戦ったアメリカ軍の兵士も、連合軍側にとっては道具にしか過ぎなかったわけで、ナチスドイツ以上に連合軍は非情だったわけです。そういう意味では、国家というもの全般の非情さを抉り出す作品といえるでしょう。

聲の形 / A Silent Voice
9

あまり人には話すことのできない心の葛藤が上手く表現されている作品です

今思えば小学生、中学生、高校生のころに「あの子に酷いことをしてしまっていたな」「あの子に酷いことをされて心が傷ついたな」ということはありませんか?今現在、誰かを傷つけてはいませんか?この作品はそういった想いがある人達に見てもらいたい作品です。
相手のことは考えずに、自分が楽しければ良いとか、友達が欲しいから皆で一緒になって他人の悪口を言ったりなど、特に深く考えもなしに行動していた人がほとんどではないかと私は思います。しかし、大人になるにつれて色々なことを経験し、昔のことを思い返してみると「なんで昔はあんなことしてたのだろう」と後悔や反省をしてしまいますよね。私もそうでした。幼いころから人付き合いが苦手で、虐められることもあったし、それでも友達が欲しくて一緒になって悪口を言って仲間に加わろうとしたり。自分が虐められるだけでなくて、自分が虐める側にもなってしまっていたのです。誰かを傷つけたかったわけではないけれど、傷付けられた側のことを考えると胸が苦しくなります。当然ですよね。私も虐められた経験があり、同じ苦しみが理解できるのですから。
この作品はそういった心情が上手に表現されていて、涙なしでは読むことができない作品です。
余談ですが、ヒロインの硝子(しょうこ)が時折見せる無理やり作った笑顔は「自分も嫌なことがあっても同じように無理やり笑顔作ってたなー」と勝手に共感して勝手にグッときてしまいました。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました / Chef
10

人生と家族と料理にスパイスを!

挫折した男が新しい仕事、生活を始める中で『本当に大切なものは何か』を模索し、気づいていく。よくある素材のテーマを「料理」「音楽」というスパイスを加える事で、とびっきりの一皿に仕上げた美味しい映画!
とにかく料理の美味しそうなこと!バターたっぷり、チーズたっぷり、深夜やダイエット中の人は見てはいけません。作中に出てくる料理「クーバノ」や「ベニエ」が食べたくて食べたくてレシピをネットで探しまくったくらいです。
エンディングに出てくるチーズサンドを作る風景は必見。「次の日作ろう」って思わず思ってしまいます。
作中のSNSの使われ方も秀逸。SNSの闇と光を見事に表現しています。
監督と主人公を同時にこなすジョン・ファヴローの才能には感服だし、さりげない役柄で沢山の大物キャストが勢ぞろい。そんな豪華キャストの中で、息子パーシーを演じた子役のエム・ジェイ・アンソニーの自然体の演技は素晴らしいの一言。少年と子供を行き来する微妙な心理を見事に演じていました。
そして男気溢れるジョン・レグザイモ演じるマーティンもカッコいいです!
そしてもう一つの魅力、音楽も最高のキューバンミュージックが盛りだくさん。料理しながら聴けば主人公カール・キャスパー並みの名コックになった気分になれます。食の大切さ、が改めて問われる近頃。私も家族の食事を日々作っていますが、「真摯に、楽しく、食べてくれる人を想い、そして美味しい料理を作る」ことを改めて気づかされた、そんな素晴らしい映画です。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない / 俺妹 / Oreimo
9

最近はエロマンガ先生もありました。

『エロマンガ先生』と同じ原作者で、アニメにも『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(以下:俺妹)』の登場人物が出て来たり盛り上がりました。俺妹はとても面白いです。
兄貴を毛嫌いする妹。それが、妹の秘密を知ってしまった兄貴が全力で妹を守るために奮闘しているうちに、妹は徐々に兄貴に心を開いていきます。
兄貴には幼馴染の女の子がいて、妹は何故かその幼馴染の女の子にキツく当たります。
妹の秘密というのは、容姿端麗、頭脳明晰、読モまでやってのける完璧な妹が実はオタクだった。しかも、妹モノのエロゲマニアだったのだ。
秘密を知られた妹は兄貴に相談を持ちかける。そこで兄貴は、同じようなオタク友達を作るという提案をします。提案はなんとかうまくいき2人のオタク仲間が出来ました。
兄貴は何故かモテるので妹の友達に好かれまくる展開に。
もちろん、オタク仲間の一人に好かれてしまいます。そのオタク仲間の一人、黒猫は、私の大のお気に入りのキャラで中ニ病入ってます。かなり痛いキャラなのに兄貴に真剣に恋をして告白までしてしまいます。兄貴の答えはOKで二人は付き合う事に。しかし、黒猫は知っていました。妹が兄貴の事を好きだという事を!
これだけでも複雑ですが、最終的には黒猫は身を引いて、そして何故か兄貴まで妹が好きになるという奇妙な展開になってしまいます。なんちゃって結婚式まであげてです。
そんな展開よりもなによりも、黒猫がめちゃくちゃ可愛いので一押しです。

ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風 / ジョジョの奇妙な冒険 第5部 / Golden Wind
10

タイトルなし

ジョジョの漫画は、5部と3部くらいしか読んだ事がまだないのですが、パッと見の印象が非常におしゃれな感じでした、ミラノコレクションの衣装のような華やかな服を着たおしゃれなギャングの印象で、実にファッショナブル。しかしながら、話はそんな華やかなものとは程遠く、かなり血なまぐさい内容でした。
敵から仲間まで、見境なくバタバタ倒れていく。しかし、主人公達ブチャラティチームは絶対諦めずにギリギリまで食らいついて相手をねじ伏せていく。まさに荒野に道を切り開く意思の強さを見せつけられる、見た目からは想像もつかないタフガイのマンガだと思いました。
主人公であるジョルノの父が三部のボスであるDIOの息子だったという始まりだったので、悪い方に転げていってしまうのでは無いかとも不安を感じましたが、パッショーネという悪の組織の中での立ち回り方を見て、悪を制するための悪もあるんだ!というのはかなり衝撃的でした。警察でも裁けない闇に仲間たちと立ち向かい、王座を奪取する様は読みが耐え抜群です。是非機会がありましたら読んでみてください。

フルメタル・パニック! / フルメタ / Full Metal Panic!
10

ちょっと古いけどおすすめしたい

富士見ファンタジア文庫から刊行されているライトノベル原作のTVアニメーションです。
話の本筋は、主人公勢の所属する軍事部隊と、テロ組織との世界規模の戦いを描く、中々暗く重いものとなっていますが、合間合間に挟まれる主人公とヒロインとの恋愛模様や、日常生活での喜劇が程よく絡み、明るさのある暗さ一辺倒の作品ではなくなっています。
銃器によるガンアクションや、実在の兵装や戦法が描かれるミリタリー色の濃い部分もあり、そこに架空の兵器や奇跡の展開が織り込まれ「もしこういった兵器が存在した場合戦局はどう動くか」等、SFとしての面も強くその面白さは一級品です!
ここでより推していきたい側面は登場するメカです。
メカデザイナーは、『機動戦士ガンダム00』のデザインしたこともある海老川兼武氏です!
劇中に登場する人型の兵器(作品内の通称ではASと呼ばれている)アームスレイブは現実の兵器とは離れたスマートでシャープな創造的デザインで、戦っている姿は良い意味でロボットアニメを彷彿とさせます。
アームスレイブの設定上の立ち位置はあくまで現実の兵器の延長上にあるもので、超常的な戦闘はあまりありませんが、機体の性能差を操縦技術でカバーする等見ごたえのある描写が多くロボットアニメとしても楽しめることでしょう!
既に4度のアニメ化を果たし、大勢に認知されている大人気作品ですが原作は完結から数えても10年近く前なのであえてここでオススメ作品としてプッシュしておきます!!

関ジャニ∞ / Kanjani Eight
9

最高で最強の7人

関ジャニ∞はジャニーズの苦労人です。下積み時代が長く、普通の会社に就職していたメンバーもいるほどです。皆地元が関西という事もありメンバー同士がとても仲良しなのも特徴の一つで、仲が良すぎて楽屋ネタなどの内輪ネタでメンバーだけでゲラゲラ笑い視聴者を置き去りにしてしまう事もしばしば…。そんなメンバー同士のわちゃわちゃした姿もファンにとってはたまらない瞬間ではあります。
そんな彼らのバラエティーでの姿とは裏腹に、ステージに上がれば皆が楽器を片手に歌い叫ぶバンドスタイルが最近の定番。かと思えば激しいダンスでクールに決めたり、キラキラのアイドルスマイルを投げかけてくる振り幅の広さでいつも圧倒させてくれています。関ジャニ∞のライブは行けば行くほどハマります!
個々に映画やドラマ、舞台に司会業と、自分の個性を生かした仕事もグループの活動と並行して行なっているので、彼らをお茶の間で見ない日はないくらい活動の幅を広げています。
そんな関ジャニ∞ですが、メンバーの一人である渋谷すばるさんが脱退を発表して衝撃が走っています。15周年の記念ライブにも出演されないとのことで、6人になってしまう関ジャニ∞が今後どのような道を辿っていくのかを見守っていこうと思っているところです。

BiSH / ビッシュ
10

楽器を持たないパンクバンドの快進撃

初めてBiSHを見たのは2015年のTokyo Idol Festival。当初は野外ステージで砂埃を上げて湧くヲタクたちの姿に驚き、思わず脚を止めた。一緒に来ていた友人(旧BiSのヲタク)に聞くと、ステージで一生懸命歌い、踊る、彼女たちがBiSHだと知った。
当時は『新生クソアイドル』というキャッチコピーのもと、BiSのようなことをやっていた。『BiSH-星が瞬く夜に-』のMVではBiSHのボーカルの柱であるアイナ・ジ・エンドとセントチヒロ・チッチがクソ(のようなもの)をひたすらぶっかけられてるし……。
メンバーの子はみんな可愛くて、おしゃれで、でもおかしなことをやらされている。「なんじゃこりゃ」と思った。でも曲はかっこいいと思った。
松隈ケンタの作るサウンドは、心地良く、ロックやパンクが好きな人間には受け入れやすいものだと思った。そうして曲を聴くうちに、アイナのハスキーボイス、チッチのまっすぐな歌声、小さい体を精いっぱい伸ばして踊るモモコグミカンパニー、甲高い声と"危ない熟女"然とした魅力のハグ・ミィ、メンバーたちに夢中になっていた。
こうして私はIDOLTシャツを買い、清掃員
(BiSHのヲタク)になっていた。
リンリン、ハシヤスメアツコが新メンバーとなり、さらにはハグ・ミィの脱退(デビュー前にはユカコラブデラックスの脱退もあり)とアユニ・Dの加入を経て、グループの人気はどんどん増していった。メンバー1人1人の持つスキルも格段に上がった。ライブをやる場所のキャパも大きくなった。
先日の横浜アリーナも彼女たちは堂々とやってのけた。まさか自分がアイドルに夢中になるとは思わなかったが、彼女たちの存在は新しく強いアイドル像を作り、世界を切り拓いていくのだと思う。
そんな私はこれからも、モモコグミカンパニー推しとして応援していく次第です。

蒼き革命のヴァルキュリア
4

これがヴァルキュリア?しかしチャレンジ精神は認めたい

ヴァルキュリアシリーズは2以外は全てプレイ済み。最初にプレイしたのは大学生くらいだったので、久々のヴァルキュリアで楽しみにしてました。体験版もありましたが、ヴァルキュリアだし面白くない訳がない!と信じ、体験せずに即購入。今思えはちゃんと体験しておくんだったと後悔です。
まず、ストーリーですが、ヴァルキュリアなので過去を遡りながら進行していきます。いったいどうしてこうなった?この伏線は?等と考えながら進めて行けたので進行の仕方は良かったと思います。ただ、内容がなんとなく薄いというか…。アムレートは基本的には好きな主人公の部類ですが、他の仲間との繋がりを感じていく行程をもう少し丁寧に描いて欲しかったと思います。なんかあまり仲良くなった感じがしないのに全員で戦おう!みたいな感じがしたので微妙でした。
そして戦犯と言われている戦闘システムですが、正直なぜこのシステムにしたのか?と感じてしまう程未完成というか…爽快感が無いというか…。非常に中途半端な出来かと思います。
システムが中途半端なので、考えても無双出来ず、無双したくても少し考えなきゃみたいな感じに仕上がってる印象でした。今迄のようなシステムで問題なかったんじゃないかなと思いました。しかし、新しい挑戦としては評価出来るものではありました。

夜空はいつでも最高密度の青色だ
8

生きることに向き合うこと

この映画は死と生と愛と向き合いながら生きる男女の青春映画だと思う。
冒頭語りかけるように呟くように始まる彼女の言葉は、ひとつひとつ重みがあってズシンとくる。映画全体リアルに描かれているのが余計臨場感を沸かせた。
主人公を務めた石橋静河は、特別可愛いわけでも、有名な女優でもないが、何か引き込まれるような魅力があった。特に目立つこともない凡庸な女の子らしさがかえって良かったのかもしれない。また、池松壮亮の演技も良かった。人知れぬ不安と共に生きながら、人を受け止めようとする彼の姿はとても強く見えた。最後までキスシーンはおろか、抱き合うことも手を繋ぐこともなかった二人だが、彼女たちの愛は紛れもなくそこにあった。そこに生まれていたと私は感じた。
死と向き合い、生を感じ、愛を得た彼女たちは強く大きく見えた。必死にもがきながら生きることは素敵だと思った。どんなに辛く苦しい道でも、何か少しの希望があれば生きていけるのだと思った。その希望が夢か、愛か、ちょっとした出会いか、少しの収入か何なのかはわからないけど、何か見つけたら人は必死にもがくことができるのだと思った。生きることに迷っている人やこれからに不安を持つ若者に見て欲しい映画だ。