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takafumi00803のレビュー・評価・感想

大石昌良 / オーイシマサヨシ
9

アニソン界屈指のシンガーソングライター

「この曲、耳に残るなあ」「アニメの世界観とマッチしてて格好いいじゃん」「誰の曲なんだろう」で、調べてみると作詞作曲オーイシマサヨシだったということが多々、ある。
ハスキーさがありながらもクッキリとした声と、それを生かしたグイっとパワフルな高音、覚えやすいキャッチーなメロディと歌詞。他のアーティストに提供している楽曲でも「オーイシ節」はしっかり感じられる。

大石昌良名義でのアコースティックギター弾き語りスタイルも、圧倒的なギターテクニックと歌唱力をこれでもかと見せつけてくる。時折YouTubeで弾き語りライブ配信(なんと無料で見られてしまう)をしてくれるところも、実に良い。
喋りも面白くMCもできて、ビジュアルも良い。役満である。

私がオーイシマサヨシというアーティストを初めて知ったのは、アニメ『けものフレンズ』のOP曲「ようこそジャパリパークへ」だった。とにかくやたらめったら覚えやすい。妙に脳みそに染み込んでくる。なんだかわからないが気が付いたらサビを口ずさんでいる。中毒性がある曲だった。

その後、オーイシマサヨシという名がよく目に入ってくるようになった。たまたまサブスクで観たアニメ『月刊少女野崎くん』のOP曲「君じゃなきゃだめみたい」のイントロでガツンと殴られ、『多田くんは恋をしない』のOP曲「オトモダチフィルム」の軽やかなポップさキュートさにやられ…。あれよあれよという間に気が付いたらオーイシ沼にどっぷり浸かっていた。抜け出せない。抜け出すつもりもないが。

赤髪の白雪姫 / Snow White with the Red Hair
10

どんな世界も自分次第。

よくある少女漫画だと思ったら大間違いでした。
異世界ではあるけれど、現実で生きてる私たちとなんら変わらない悩みや葛藤の中「自分」と「他人」との繋がりを紡いでいく物語です。
どう生きていきたいか、進んでいくにはどう動けばいいのか、1冊を読み終える頃には、自分の中にある問題を冷静に丁寧に解いていけるような気がします。
物語の中にはもちろん恋愛もあり、1人1人が正直に行動し想いを伝えようとする姿勢に感動を覚えました。
応援したくなるような恋も、そっと見守りたい恋も、もどかしい恋もあるのに一切のドロドロがなく、素直にこんな恋愛がしてみたいと思わせてくれます。
あとは、この世界の食べ物や洋服、部屋の隅々まで細かく見てほしいです。デザインがすごく素敵で現実にあってほしい物が溢れています。
「しっかり働いて、ごはんも食べて、人との繋がりを大事にして、1日を終える」、そんな忘れかけていた大切なことを思い出させてくれる、こんな風に生きたいと思わせてくれる漫画はそうそうありません。正々堂々と気持ちを伝えられるこの世界は、私たちの背中を後押ししてくれます。
今の自分に悩んでる人、日々に疲れた人、人を信じられなくなった人、自分次第で物語は変わっていくんだと教えてくれる漫画です。

あのコの、トリコ。
6

内容はありきたりだが配役はぴったりでした(実写映画レビュー)

よくある学園恋愛ものはヒロインの冴えない女がだんだん磨かれていきかわいくなっていくというものが多いと思いますが、
この物語は冴えない男子高校生の吉沢亮さんがだんだんかっこよくなっていき、片思いをしている女の子と結ばれるというストーリーでした。
新木優子さんの女子高生姿もよく似合っていてとてもかわいかったです。
吉沢亮さんの演技はとても上手でした。
新木優子さんが主演で演技しているのは初めてみましたが、上手いなと思いました。
また内容はモデルの女の子が女優を目指して駆け上がっていくというストーリーなのですが、
モデル中心で活躍されてて女優でも活躍することを期待されている新木優子さんが演じていてとても役にはまっているなと感じました。
ただし内容は男の子が変わっていくという以外はとてもありきたりな学園ストーリーの内容ではあるので、
内容には特段この作品を特徴づけるストーリーはなかったかなと思いました。
終始幸せになれるようなストーリーではあるので元気が欲しい時、きゅんきゅんしたい時に観るのがおすすめの作品です。
そのほかの配役にも今後活躍しそうな若手俳優さんも出ていました。
吉沢亮さんのライバル役の方もとてもかっこよかったです。

クロノ・トリガー / Chrono Trigger
10

スーパーファミコンの最高傑作ゲーム

スーパーファミコンの中でも売上記録のあるクロノ・トリガー。
それも、ゲーム業界の王様である「ドラゴンボール」「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」の開発者が携わっている為、クオリティーは非常に高いものとなっている。
ストーリーとしては、クロノを含む主人公達がある日時代を行き来することができるようになる。
進める中で、将来自分たちの住んでいる世界が滅びることを知ってしまう。
世界平和の為に、様々な時代を行き来し物語を進めていくRPGとなっている。
時代に応じて出演するキャラクターも違い、その演出も楽しめるようになっている。
最も魅力を感じる部分は何といっても、BGMにある。
クロノトリガーのゲーム中に流れる曲は名曲ばかりである。
曲ごとに熱いファンがいたり、オーケストラ団体によって、クロノトリガーの楽曲を演奏されることもあるぐらいである。
ファイナルファンタジーも名曲が多いことで有名だが、クロノトリガーも全く引けを取らないレベルで質の高い曲が集まっている。
人気のある象徴として続編がでたり、iphoneのアプリとしてもリリースされ、クロノトリガーは再び活躍している。
また平成におけるゲームランキングで何と1位を獲得しているのである。
数えきれないゲームの数の中から1位を獲得しているには、それなりの理由がある。
是非、今からでもこのゲームを味わって頂きたい。

かしこくて勇気ある子ども
9

これから生まれてくる全ての子どもたちへ

本作は2013年の手塚治虫文化賞新生賞を受賞した「Sunny Sunny Ann!」の作者、山本美希の4作目となる作品である。異なる背景の女性を主人公とした作品を描いてきた彼女。「かしこくて勇気ある子ども」は、これから生まれてくる我が子を想い、希望や絶望を感じながらも前に進んでいく若い夫婦の物語である。
妊娠、出産、そんな奇跡のような瞬間の積み重ね。希望に溢れていてもいいはずだ。
だがわたしたちは生きているだけで様々な困難が訪れることを知っている。「ある意見を表明した人や、何かを表現した作品に対して、極端な方法で黙らせようとする流れが強く感じられるようになって」そう作者が言うように、日々耳を塞ぎたくなるような出来事が世界中で起きている。なんて冷たく生きづらい世の中だろう。
そんな世界で、何も知らない子どもたちは幸せに生きていけるのだろうか。自分が生まれてきたこと、生きていることを誇りに思えるのだろうか。理不尽に傷つけられ虐げられることはないだろうか。
募る不安を抱えながらもわたしたちは子どもに教えてあげたい。「世界は暖かいんだよ、希望に満ちているんだよ」と。これから生まれてくる全ての子どもたちのため、誰もが生きやすくなる、そんな世界にしていかなくてはいけない。そう強く思う作品だ。

明日に向かって撃て!
9

男の友情

1969年にポールニューマン、ロバートレッドフォード、キャサリンロスが出演したアメリカの西部劇で、銀行強盗の映画です。ポールニューマンとロバートレッドフォードの2人が強盗ですが、2人の男の友情とそれを邪魔しないキャサリンロスの立ち位置が非常にバランス良く出来ています。強盗を重ねるうちに2人はお尋ね者となり、逃げても逃げても刺客が追ってくる毎日。それでも大金持ちになったら南米でゆっくり暮らしたいという夢を持ち強盗を続ける。ロバートレッドフォードとキャサリンロスの自転車に二人乗りでのんびりしている時に流れる主題歌「雨にぬれても」は、それまでの緊張感をほぐし新たな展開へ導いてくれる。最後のシーンでは、多数の警官隊に囲まれた2人が目と目で合図をして、建物の中から飛び出していく瞬間は鳥肌ものです。「また会おう」と思ったのか「これで最後だな今まで有難う」と思ったのかは、ネタバレになるといけないので皆さんのご想像にお任せします。色々な映画を観ましたが1番良かったのは何?と聞かれれば間違いなくこの映画を推します。お互いを信じ、お互いを敬い、そしてお互いを守る、そんな男の友情を感じさせてくれる映画です。なんか心が疲れたなと思ったら是非鑑賞してみて下さい。