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sn__g_のレビュー・評価・感想

姉の結婚
8

こじらせ女子の

恋愛、結婚に臆病で、コンプレックスを感じている女性ヨリが主人公です。今年40歳になる設定で、恋愛から離れてなかば女を捨てた容貌で淡々と生活していたのですが、昔の同級生・牧が現れたことで愛を求める自分を思い出します。でも、牧はすでに結婚していて…。
このヨリの年の離れた妹が、姉を恋愛・結婚させようと世話を焼いたり助言したりしてくれるのですがなんとも的を得ています。私は恋愛体質なほうで、どちらかといえばこの妹タイプなので助言にはうんうんと頷いてしまいます。そしてヨリの不器用さ、意中の男性への甘えられなさっといったら!もどかしくて、少しいらいらしてしまうことも(笑)。どうして40歳にもなる、頭もよくて仕事もそつなくこなせるようなちゃんとした女が、恋愛になるととんと下手くそなのか理解に苦しみます。それがこの漫画の面白いところ、共感を呼ぶところなんでしょうけど。ヨリが結婚している牧を好きになるまいとして、必死に自分の気持ちにブレーキをかけながら彼との逢瀬を繰り返すところは、なんとも切ないです。
ヨリと牧が結ばれるまでにいろいろなライバルも登場するし、ハラハラして最後まで飽きることなく読み切れる漫画です。

DA PUMP / ダ・パンプ
10

歌、ダンス、最高のパフォーマンスグループ!

U.S.A.での再ブレイクから大盛り上がりを見せているDA PUMP。7人体制で活動を続けていた彼らの努力が実ったのは紛れもない事実ですし、元々メンバー個々の実力が半端ないグループでもあります。なので長年ファンの私からしたら、やっと世間の人たちが気付いてくれた!という嬉しさで胸がいっぱいです。
U.S.A以降は老若男女楽しめる楽曲が多いですが、デビュー当時はm.c.A.Tが作詞作曲をメインで担当し、アップテンポやラップメインの曲、バラードもあるので、今までにリリースしている曲も是非聞いてもらいたいです。シングルもアルバムも、どの曲も名曲ばかりで、一度聴いたら脳裏に焼き付き、何度もリピートしてしまいます。
なんといってもISSAの声がすごい。どんな曲でもすっと入ってくる美声で、高音がものすごく綺麗です。特にそれがわかるのがライブです。正直CD音源かなと間違うほどの生歌は国宝級です。DA PUMPに興味を持った方は是非ライブに行ってもらいたいです。男女で楽しめて盛り上がる事間違いなし。そしてダンサーの6人のダンスは圧巻です。TVでは見れない高度なダンスをたくさん披露してくれます。メンバーそれぞれ得意なダンスが違うので、誰を見てても色々な発見があり楽しめます。百聞は一見にしかず。これからもDA PUMPの活躍が楽しみです。

MISIA / ミーシャ
8

音楽のみならず社会問題にも真剣に取り組んでいます

1998年に「つつみ込むように」でデビューし、邦楽R&Bブームの先駆けとなったアーティストです。
デビュー20周年を迎えた2018年にドラマ主題歌の「アイノカタチ」が大ヒットして、紅白歌合戦に出演したことで人気が再燃しました。
主なヒット曲は「everything」や「逢いたくていま」などですが、バラード曲の他には2017年からは「ソウルジャズライブ」を開催しているように、ジャンルにとらわれない音楽表現をしています。
「ソウルジャズライブ」の他には、ホールでの生演奏に拘った「星空のライブ」と、キャンドルのあかりとともに野外会場でバラードを楽しむ「MISIA candle night live」が主なライブですが、2019年4月にはMISIAの様々なジャンルの総集編のようなライブである「MISIA平成武道館」が開催されました。
音楽活動のみならず、LGBTやアフリカ支援にも真剣に取り組んでおります。
第7回アフリカ開発会議名誉大使としてチャリティコンサートの開催と、アフリカをテーマにした絵本「ハートのレオナ」の出版で、収益の一部をアフリカと日本の子どもたちの支援に利用されています。
LGBTの支援としては台湾と東京のレインボープライドパレードにゲストとして参加する他、NHKで放送されている「MISIA星空のラジオ」で、LGBTやアフリカについての話題を取り上げています。

デビルマン(映画) / DEVILMAN(film)
1

史上最低の拷問実写映画!

原作の漫画に何か恨みがあるのかと思わせる実写映画、それが「デビルマン」です。
原作のデビルマンが好きな方が観ると、思わずテレビにワンパン入れる程度の破壊力があります。原作の内容をつぎはぎし、余計なオリジナル要素を入れた、ぐたぐたのぼろきれのような内容です。また役者の悪い意味の渾身の演技に観たもの全員脱力を覚えるはず。一周回って「観なきゃ損!」と思わせる破壊力がある作品です。

「俺、デビルマンになっちゃったよー」「ハッピーバースディ、デビルマン!」など名言(迷言)を残した点と時間の大切さを学べる貴重な映画です。

CGは当時の技術を駆使していますので、その点は頑張っていると評価できますが、そんな唯一の良い部分もドブに捨てるような展開には思わず笑ってしまいます。
唐突な新キャラ登場、と思いきや次のカットではまるでなかったことのようになっている不思議時空が展開され、視聴者をフルスイングしていきます。
さらにダメ押しの追加オーダーで、役者さんには罪がない…とは言い切れないのがこの作品の恐ろしいところ。内容が壮絶なだけに、絶叫シーンが多々ありますが、観ているこちらが叫びたくなるというすさまじさ。

実写版・デビルマンは平成だけにとどまらず、令和にも是非語り継いでいきたい史上最低の実写映画。是非視聴の機会がある際はこのデジタル拷問を受けてみて下さい!