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senan5のレビュー・評価・感想

9mm Parabellum Bullet / キューミリ・パラベラム・バレット
8

「ダサかっこいい」が持ち味の爆音バンド

2004年に結成され、2007年にメジャーデビュー。
これまでに11枚のシングル、4枚のEP、8枚のアルバム、1枚のベストアルバム、1枚のトリビュートアルバムをリリースしている。
「ダサかっこいい」と評されることが多いバンドであり、昭和歌謡テイストを取り入れた曲も非常に多く、どこか懐かしいメロディが聞こえてきたりすることもある。
しかし、ストレートにかっこいい曲も多く、アルバムの中に1曲はそういった曲がある。
演奏面で特に優れており、ギター・ドラム・ベースどれをとっても技術が高いことで評判が高い。
唯一弱いのはボーカルだが、そちらはデビューアルバムから枚数を重ねていくごとに劇的に改善されている。
1stアルバムと3rdアルバムを聴き比べるだけでも上達の度合いが分かるはず。
しかしこのバンドの真の持ち味はライブ。
CDの彼らと現地で見る彼らはまるで違うもので、そのせいもあって、9mmは「観るバンド」と評されることも多い。
ステージ上を自由に動き回り、時には演奏することさえ放棄して暴れ回るライブ。
ドラムとボーカルだけが演奏しているといった場面も珍しくはない。
ライブ映像を見るだけでも違った発見を得られるバンドでもある。
バンドメンバー個人が自由に活動をしていることもあり、ソロプロジェクトなど違った場で曲を出していることもある。
それらはまた9mmとは少し違ったテイストなので、興味があればそちらの方も見てみてほしい。

黒子のバスケ / 黒バス / Kuroko's Basketball
7

ただのバスケ漫画じゃない

バスケ漫画といえばSLAMDUNK世代の私ですが、この作品にはそれとはまた違った視点と魅力があり、一時期グッズを買い漁るほどはまりこんでいました。
当初はキセキの世代の特殊能力的なものが覚えきれずに苦労したのですが、「スポーツ漫画」というよりは「異能系部活漫画」として読むとスッと各々の設定や特殊能力が入ってくるなと感じました。
女性に大人気の少年スポーツ漫画が原作とあって、キャラクター全員がかっこよく、メインの学校やレギュラーになっていないキャラクターにもしっかりと固定ファンがつくのは素晴らしいなと思いました。ちなみに私は笠松先輩推しです。
「スポーツ漫画の主人公といえばバリバリの熱血男子だろう!」と思い込んでいた世代のため、熱血系主人公でない黒子には当初違和感がありましたが、ストーリーが進むごとに影だけでいることができなくなる彼の悩みや葛藤は、現代の高校生主人公らしい姿なのかもしれないと思いました。
ストーリーは挫折の場面が少なく、「漫画とはいえ成功しすぎでは?」と思う部分もあるにはあるのですが、全編通してスピード感を失うことがなく面白いので、人気が出るべくして出た作品だなと見るたびに思います。

Nissy / 西島隆弘
9

最近ハマりました!

Nissyは本当におすすめ出来るアーティストです。
最近ハマりました。私がおすすめする曲の1つ目は「Don't let me go」です。nissyの曲はハイテンションな曲からバラードまで幅広いのが特徴ですが、この曲はしんみりとした歌唱力重視の曲です。おそらく別れた恋人を思って作った曲だと思いますが、歌詞がとても共感でき、深夜に一人で聴きたい落ち着いた曲です。
ミュージックビデオはニューヨークの郊外で撮影されており、おしゃれで大人なにっしーの魅力がいっぱい詰まっています。
次におすすめする曲は「ワガママ」です。
この曲は私がnissyを好きになるきっかけとなった曲です。以前片思いしていた人がラインミュージックにしていたので聴いてみました。当時nissyの事は全くと言っていいほど知らなかったのですが、好きな人と話すネタにしたくて聴いていました。話を合わせるために聴いていたはずなのに気がついたら好きな人以上にハマっていて驚きです。
nissyはビジュアルがいい事はもちろん、歌声が本当に最高なので是非聞いてみてください。
ソロのnissyだけで無くAAAでのにっしーも魅力的なので是非そちらもチェックしてみて下さい。

松岡直也
10

星になったラテンミュージックの雄

15歳からプロのピアニストとして厳しい世界に飛び込んだ松岡直也は、2014年にその生涯を終えるまで、数多の名曲を世に送り、また「松岡ゼミ」とも呼ばれた、厳しい彼の指導を受けたバックバンドメンバーからは、和田アキラ、カルロス菅野、大橋勇、高橋ゲタ夫といった、ポップス、ジャズのジャンルの垣根を越えた腕利きのスーパーミュージシャン達を輩出。また、楽曲提供も数多く行われている。
松岡直也氏の功績として、フュージョンと呼ばれるジャズとロックをクロスオーバーさせたジャンルの音楽と、マンボなどに代表されるラテンミュージックを見事に融合させたことである。その美しいリズム、メロディから大手自動車メーカーのCMソングや、ニュース番組のBGMなど幅広く活用され、またジャズフェスなどでは人気を博した。
穿った、そして熱心なファンの方々からお叱りを受けてしまう言葉かもしれないが、ジャズ=小難しい、フュージョン=スーパーのBGMというイメージが先行してしまっているようである。
一見すると、ポップの世界からは離れているように見える松岡直也の音楽は、実はジャジーで、ポップで、なおかつロックなのである。厳しい音楽の世界に身を置き、その生涯を捧げた彼の生きざまは、穏やかな表情とは裏腹に、まさにハードロックやヘヴィメタル、パンクロック以上にロックなのである。
氏の死から6年という歳月が経とうとしているが、トリビュートバンドや後進の腕利きミュージシャンたちにその魂は引き継がれて、若い世代も含めて多くの観客を魅力している。