seay-aki7@seay-aki7

seay-aki7
seay-aki7
@seay-aki7
6 Articles
6 Reviews
0 Contributions
0 Likes
seay-aki7

seay-aki7のレビュー・評価・感想

インベスターZ
10

お金と投資を学ぶコミック作品

あなたにとってお金とは何ですか?投資に挑戦したいと思った事はありませんか?生きていくのにお金は必要不可欠です。しかし、銀行に預金しても微々たる金利、まじめに働いても給与はあまり上がらない時代です。そんな中、政府は金融教育を高校で始めました。
そこで私が紹介したい作品は「ドラゴン桜」で有名な三田紀房氏の「インベスターZ」です。ドラマにもなりましたがやっぱり私は原作コミックを読んでほしいです。インベスターとは投資家という意味です。あらすじは主人公の財前孝史が北海道にある架空の中高一貫校中等部に首席で入学することから始まります。首席で入学した者は謎の投資部に入部させられます。その中で先輩達に教わりながらお金との向き合い方、金融商品の選び方など学んでいきます。
一番面白いのは実在する有名人が漫画に登場する所です。実業家の堀江貴文氏やiPS細胞の山中教授などが登場し、財前の質問に答えています。
本編後にも世界的投資家ウォーレン・バフェット氏の話、最新医療や近未来の話など興味深い話がたくさん掲載されています。投資をやらない方でも面白く役立つ内容になっています。
私は10年以上投資をやっていますが、開始当時このような投資をテーマにしたコミックはなくお堅い入門書を買ったことを思い出しました。このコミックがあったらもう少し早く理解してリーマンショックなどの損失も抑えられたかもしれません。でも、それも良い勉強になっていると思います。
あなたは何が起こるか分からない時代に選択肢は多い方が良いと思いませんか?その資金は多い方が良いと思いませんか?そう思うなら読んでみて下さい。後悔させません。

42 ~世界を変えた男~
9

メジャーリーグの歴史を変えた紳士

人種差別が色濃く残っていた1940年代後半のアメリカで、ジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)がドジャースのGMブランチ・リッキー(ハリソン・フォード)に大抜擢され、初めての黒人プレイヤーとしてメジャーリーグで活躍していくストーリー。

生々しく描かれる黒人差別にひたすらに耐え続けるジャッキーの心の強さに感服する。心が壊れてもおかしくないはずだが、彼は耐え続けた。
ブランチ・リッキーの強い思いを感じ取っていたのだろう。ブランチ自身も昔、チームメイトが肌の色が理由で同じホテルに宿泊できなかったという経験があったという。それもあり、彼は黒人選手を加入させることに積極的だった。
ブランチはジャッキーに「罵声や差別行為に耐え、プレーで魅せろ」と伝え、ジャッキーはとにかくプレーで観客や他の選手を魅了した。

入団前や入団直後はチームメイトからも肌の色を理由に一緒にプレーすることを拒否されていたが、GMの助けやジャッキー自身の心の強さもあり、徐々に打ち解ける。相手監督の罵声により1度試合中に泣き崩れる様子が描かれているが、そこをGMやチームメイトが救ってくれる。ジャッキーの人柄あっての行動だったと伺える。

初シーズンに打率.297、12本塁打、48打点、29盗塁という成績を残し新人王を獲得した。その後約9年間活躍し、彼の背番号「42」はメジャーリーグ唯一の全球団永久欠番となっている。世界を大きく変える人々の共通点は心の強さであると改めて感じた。

サマータイムレンダ / Summer Time Rendering / サマタイ / サマレン
10

タイムリープと青春が織りなす、感動のアニメ・マンガ『サマータイムレンダ』

『サマータイムレンダ』は、タイムリープを題材にした青春物語で、主人公・真夏太陽が過去へ戻り、幼馴染み・橘さんを救おうと奮闘する姿が描かれています。彼は何度も過去へと戻ることで、様々な事件や謎に巻き込まれ、それらを解決しながら成長していきます。

原作マンガの魅力を引き継いだアニメ版も大変素晴らしく、ストーリーはスリリングでミステリアスでありながら、登場人物たちの魅力や成長が感じられる作品でした。アニメーションは迫力があり、声優さんたちの演技も素晴らしく、原作に忠実に再現されているところも好評です。最後の展開や結末にも感動し、多くのファンがこのアニメをおすすめしています。

作品の中では、友情や恋愛、家族愛といった青春の要素が盛り込まれており、読者・視聴者は登場キャラクターたちの心情や成長を感じ取ることができます。また、タイムリープという要素が効果的に利用されており、緻密なプロット展開が魅力的です。

ミステリー要素も強く、様々な謎が解き明かされていく過程で、物語にどんどん引き込まれていきます。また、登場キャラクターたちの心情や背景が丁寧に描かれており、感情移入しやすい作品となっています。

全体的に、『サマータイムレンダ』はタイムリープを題材にした独特な雰囲気を持ちつつも、青春物語としても楽しむことができる作品です。
『サマータイムレンダ』は、原作マンガとアニメ版の両方で、タイムリープと青春の要素を巧みに組み合わせた作品として評価されています。読者・視聴者が登場キャラクターたちと共に謎を解き明かし、感動の結末へと導かれるストーリー展開は、多くの人々の心をつかんで離さないでしょう。

アニメ版『サマータイムレンダ』は、原作マンガのファンだけでなく、新たに物語に触れる人々にもおすすめできる作品です。タイムリープを題材にしながらも、青春物語としての要素を大切にしたストーリーは、あらゆる世代の人々に感動を与え、心に残る作品となることでしょう。

吸血鬼すぐ死ぬ / 吸死
10

ギャグとシリアスの狭間を描くハイテンションギャグ漫画

ハイテンションでテンポの良いギャグマンガが好きな方におすすめできる作品です。
タイトルの名に恥じない驚異のひ弱さを誇る恐るべき吸血鬼・ドラルクと、顔は良いのに中身は5歳児ゴリラの吸血鬼退治人・ロナルドを中心に新横浜で起こるドタバタ珍事件の数々が描かれているのですが、とにかくキャラクターのインパクトが濃いです!
凄まじい威力の催眠術を、人々に猥談をさせることにしか使わない吸血鬼・Y談おじさんや、優秀なエリート警察でありながらロナルドに嫌がらせをすることに全力を注ぐダンピール(人間と吸血鬼のハーフ)・半田桃など、吸血鬼という耽美なイメージからはかけ離れたキャラクターばかりが次々と出てきます。
そして彼らの間で飛び交う個性豊かな罵詈雑言とボケツッコミの数々。個人的にどんどん口が悪くなっていくドラルクが好きです。
しかしそんな楽しいギャグの裏側には、かつての人間と吸血鬼の確執や得体のしれない『なにか』などシリアスな空気も漂っています。そのギャップに気づいた時、きっともっとこの作品のことが好きになるでしょう。
ちなみに作者である盆ノ木至先生のTwitterでは頻繁にキャラクターたちがアカウントを乗っ取って、裏話や裏設定じみた内容が語られたりするのでそちらの方も楽しんでいただけるとさらに面白くなると思います。

ジョゼと虎と魚たち
10

映画 アニメ ジョゼと虎と魚たち

主な主人公は2人いる。昔観賞魚ショップでみた魚が群れで泳いでいる所が見たくて、その魚を研究できる大学へ留学する事を夢見ている大学生の少年。もう1人が生まれつき足が不自由で絵を描く事が好きなジョゼと名乗る少女。2人の出会いは坂でジョゼの乗る車椅子が押され、坂をものすごい勢いで下って、投げ出された時、少年が受け止めて、ジョゼを助けた事がきっかけ。その後ジョゼの家でご飯をご馳走になり、ジョゼの世話をしているおばあちゃんに高時給のアルバイトを持ちかけられる。そのアルバイトの内容が、ジョゼの言うことを聞く事でした。最初はジョゼと少年の間には溝があり、「畳の目の数を数えろ」、「四葉のクローバーを集めてこい」など無理難題をいっていました。その後、「海が見たい」と言い出し、少年は初めてジョゼの心に触れた様に感じ、叶えようとします。海へ行く過程で、車椅子の大変さや周囲の人の反応に触れます。また、道中ジョゼの今まで自由に外出出来なかった為、好奇心旺盛で、コロコロ変わる表情が見所です。その後は一気に距離が縮まり、2人で外出する事が増えます。ですが、ジョゼのおばあちゃんが亡くなった事や少年の留学が決まった事などがあり、2人に溝が出来てしまいます。最後のお願いと言うことで2人は海に行く事になります。その帰り、2人は事故に遭い、少年は骨折により、ダイビングが二度と出来なくなるかもしれないと医師から言われてしまいます。ジョゼも事故は自分の責任だと思い詰めてしまいます。少年の友人がジョゼを立ち直らせ、ジョゼが少年を立ち直らせて物語は終わります。夢を追う気持ちやその大変さ、また友人達の大切さを知る事の出来る作品です。

ROTTENGRAFFTY / ロットングラフティー
10

激アツ!京都のドブネズミ

1999年から活動をしている京都のロックバンドです。メンバーはNOBUYA、NAOKIのツインボーカル、作詞作曲を中心的に手掛けるギターのKAZUOMI、ベースの侑威地、ドラムのHIROSHIの5人体制です。今年で20周年を迎える長寿バンドですが、2000年代は苦労が多く、小さなライブハウスで頻繁にライブを行って頑張って活動していました。
ビジュアル的にはタトゥーがはいっていたり、メイクをしたりとV系的要素がはいりつつ、曲はヘドバンやサークル、モッシュが起きる激しいものが多いです。シャウトも多く入っています。一番有名な曲は「金色グラフィティー」という、バンド名とも似ている曲です。倭のテイストが取り入れられたPVはとてもかっこよく、初めて聞いて好きになりました。ライブでは「輝きつづけろ」の掛け声で始まることが多くファンと一緒にうたいながら始まるので、最初に聞くのにとてもおすすめです。
アルバム「PRAY」に収録されている「70cm四方の窓辺」では激しさのあるバラードで、このバンドを救ってくれた現所属事務所の社長松原さんを思いながら作った曲です。
。大切な人のことを思いながらうたうと本人たちも話しており、うたう姿からは一層気合いを感じます。
一番の魅力はライブです。しゃべりがアツく、「全員跳んで来い」とお客さんをあおったと思えば、「ロットンは具合の悪い人を放っておくことは許さない。倒れた人が出た場合はすぐに演奏を止めるから。」と優しい一面を見せてくれます。顔を覚えているファンにはどんなに遠くから見ていても手をふったり合図をくれ、本当にファン思いのバンドです。いかついビジュアルが相まって、とてもプラスの面でギャップを感じます。
少しでも気になった方はアルバム「PRAY」から聞いてみてください。「寂寞」や「Start」のような激しい曲から、「アイオイ」「Just One More」のようなバラードまでひとつひとつ意味のこめられた素敵な曲をぜひ聞いてください。