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satikumaf6のレビュー・評価・感想

HUNTER×HUNTER / ハンター×ハンター
9

日本漫画史上最高のクオリティ、休載中も話題にあがり続ける名作

この作品は、主人公のゴン・フリークスが、最高のハンターと称される父親、ジン・フリークスに会うため、父親の後を追うようにハンターを目指す物語。
ハンターハンターという作品の面白さを、キャラクターとストーリーに分けて解説していく。
まずはキャラクターについて。キャラクター一人一人の考え、心理、目標や行動基準など、そのキャラクターを構成するものが、作画やセリフなどを用いて、きっちりと描写されている。そのため、キャラクター像がブレず、なおかつ魅力的なキャラクターに仕上げられている。また、ヒーローの考えは全て正義、悪役の考えは全て悪ではなく、清濁併せ持ったものこそ人間であるというシーンも、キャラクターの魅力を引き上げている。
次にストーリーの面から魅力を解説する。ハンターハンターという作品は、章ごとに物語として進めたいことと、作者が描きたいことが設定されている。物語として進めたいことで大きくストーリーを見ると、主人公の紹介、目指すものとその動機、他のキャラクターを増やし、それらのキャラクターを掘り下げ、そしてキャラクターの修行編を経て次の章へといったように、王道の少年漫画のストーリーであることは間違いない。しかし、その王道ストーリーをなぞりながら、作者が描きたいことを入れることで物語に深みを持たせている。また、ストーリーの中に伏線が多く張られており、その伏線をめぐって、休載期間であったとしても考察が多く交わされていることからも、この作品の人気、面白さが伺える。

水樹奈々
10

水樹奈々の歌について

声優・歌手として活躍している水樹奈々。彼女が歌う1つ1つの歌にはそれぞれ違う想いが込められており、まるで自分の子供のように大切にしている。例えば「深愛」という歌がある。この歌は彼女の亡くなった父を思った曲だ。他にもアニメの作品で使われている歌で、全5曲に二人のキャラの名前が絶対に入るように作ったりしている。そして彼女の歌詞には特徴がある。読み方が違うのだ。これを水樹奈々のファンの間では「奈々語」と呼ばれている。例えば「TESTAMENT」という曲がある。「運命」という歌詞を「レール」、「暗闇」を「沈黙」、「情熱」を「炎」、「明暗」を「デュエット」、「概念」を「ベール」と読んでいる。これほどまで読み方を変えた理由は本人は「歌を聞く時と歌詞を見て聞く時、2回楽しんでもらえたらと思いまして」と言っていた。LIVEでは既存の曲をアコースティックバージョンにしたりとアレンジを施し、既存のファンを飽きさせない工夫もしている。

FLOW / フロウ
10

アニソンバンドであり音楽性を常に刷新するミクスチャーロック

バンド名を聞いたとき、「ああ青春パンクバンドの」と思い浮かぶ方もいれば「アニソンバンドの」と回答される方もいる。
どちらも正しいし決して間違いではない。
確かに「贈る言葉」のパンクカバーで一斉を風靡したし、NARUTOやコードギアスなど様々なアニメと関わってきたバンドである(そうしたアニメとの結びつきが世界進出にも繋がっている)。
しかしながら彼らの真の姿は常に音楽性を刷新するミクスチャーロックバンドだ。
「贈る言葉」のパンクカバーやNARUTOの主題歌としてもお馴染みの「GO!!!」、初期のFLOWを代表する「ブラスター」などメジャー初期はパンクやラップロックが中心だった。
しかしエウレカセブンの主題歌でありディスコや四つ打ち、ストリングスを取り入れた「Days」をきっかけに様々な音楽性を見せるようになる。
その「Days」を収録した3rd album「Golden Coast」まではパンク要素が強かったが、「COLORS」で大胆なほどに同期を取り込んだり、「冬の雨音」でラテンミュージックを風習したりすると武道館を意識して制作された「アイル」はこれまでのFLOWの意識を覆す幅広い音楽性を示す大きな刷新が起こった。
しかしながら「アイル」を経てリリースされた「WORD OF VOICE」、コードギアス主題歌でありスケールの大きなサウンドが象徴的な「WORLD END」を経てリリースされた「PULSE」でラウドサウンドに回帰すると5th album「#5」はこれまでになく攻撃的なアルバムに。
FLOWに現状維持なんて言葉はないのだ。
特にその象徴と言えるのが「#10」
なんと全曲にゲストアーティストが参加する意欲作となったのだ。
初期の青春パンクから始まりストレートなロックに変化したと思いきや、ラウドロックに回帰したりエレクトロを盛り込んだり民族音楽まで取り入れたり…。
更にはKEYTALKをはじめとした若手ロックバンドととも積極的に交流を交わす…
1つの音楽性にとどまるだけでなく若手とライブすることで自身の音楽性に取り入れる…。
FLOWは常に成長し続けるバンドである。