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pcv0906のレビュー・評価・感想

平沢進 / Susumu Hirasawa
9

23世紀の宗教の教祖

「23世紀の宗教の教祖」。これは2021年フジロックフェスをご覧になっていた方が初めて平沢進を目にした際に発した、平沢進を見事に表した言葉です。
平沢進のファンのことを「馬の骨」と呼びますが、馬の骨の方々もこのご意見には概ね賛成しています。むしろ平沢進の楽曲に心を奪われた様を自身も体験しているから、「宗教の教祖はある意味正しい」とさえ言っています。

本来の楽曲とは別に、実はプロレスラー長州力の入場曲(別名義)や『NHKのみんなのうた』、映画楽曲など幅広い活動をされている方でもあります。
またメジャーデビューしているアーティストとして初めてダウンロード配信をしたり、90年代にすでにライブ配信をしていたりします。初音ミクが大々的になる以前から人工音声ソフトを楽曲に組み入れたり、デジタル及びテクノロジーに対しての先見の明があるのです。(そのためかツイッターも自身のサイトもそれなりの更新頻度があります)

平沢進は現在70近いご年齢で、始まりはテクノでしたが、現在はボーダーレスな楽曲が多くあります。
楽曲自体も独特で、音楽に合わせて詩を作るタイプのためか、意味が分からない歌詞になることもあります。
かなり「音」大事にしているアーティストです。

海底47m / 47 Meters Down
7

サメ映画というよりパニックムービー

姉妹で旅行中に姉の失恋を知った妹が、格安のシャークケージダイビングに参加しようと誘い、トラブルに遭うパニックムービーです。水深5メートルまでしかケージは下がらないはずでしたが、ケージを吊り下げているクレーンが壊れ、海底47メートルまで沈んでしまいます。無線で会話していた船長とも圏外になってしまい、連絡できない状況に。
そしてサメの存在と何より、酸素ボンベのエアが減っていく恐怖がすごいです。パニックに陥り呼吸が上がることで急速に減るエア。現状を打開しようと協力して頑張る姉妹。水中のシーンが続き、船上の様子がほぼうつされず、その為、船上の状況がわからない姉妹と同じヤキモキ感が味わえて、個人的には良かったです。
とにかくエアの減りが恐ろしすぎてみてるこちらも息苦しくなります。根本的なサメの恐怖もあるのですが、サメより酸素。酸素がない怖さが本当にすごい。最後の終わり方も、サメというよりは窒素酔いによる幻覚の恐怖がよく出ていて怖かったです。また、姉一人になってしまったときの孤独感も素晴らしい。深海の恐怖がとても伝わってきました。続編で『海底47m 古代マヤの死の迷宮』がありますがこちらも面白かったです。

MOTHER2 ギーグの逆襲 / マザー2 / MOTHER2 Gyiyg Strikes Back! / EarthBound
7

ギーグの強さがMOTHER1に比べて格段に強い!LV最高でも負ける!

途中の敵も比較的強いのですが、終盤になると一筋縄ではいかないボスが多かったです。とにかく有名作品で強いボスというより運要素が絡む戦いラスボスと戦いたいならラスボスのギーグがオススメです!第1形態は重装備ポーキーを倒すだけで、PSI攻撃がメインで、そこまで状態異常攻撃もないため、楽に終わると思います。しかし、第3形態まで進んでいくと「ギーグからの攻撃の正体がつかめない!」と出ると、何が来るかわかりません!状態異常攻撃ほぼ全部に即死攻撃、雷撃攻撃など何が起きるか全く予想がつかないのが怖いです。
しかも、ギーグを倒せるキャラは一人の女の子だけなので、その女の子が倒れたら、復活させないといけません。しかし、復活できるキャラが2人いますが、そこも即死で潰される、つまりただの物理攻撃しかできないキャラ以外の3人が一発で即死するケースもあり、残りの一人も動けない状態にさせられることがあります。そうすると詰みになって、残りの一人が倒されるのを待つしかありません。このゲームはゲームクリアー頃にはLv90くらいはいっている人も珍しくありませんが、Lv99でも状態異常攻撃で即死で回復役が倒されたらどうしようもありません。そういう意味では運要素が左右してしまいます。
実際に私が何度もプレイしていますが5回に1回は一撃必殺を2~3人食らって(しかも回復役と倒す役の女の子の確率が高い!)、立ち直れない状態になります。SFCのギーグは物理攻撃でのダメージでは倒せませんので、正体不明攻撃のPSI攻撃より状態異常攻撃で倒すまでずっとヒヤヒヤさせられます。1ターンでも早く倒したくなります。FCのドラクエ2のザコや中ボスでメガンテを使ってくるあの辺と内容は異なりますが、さっさと倒さないとと精神的余裕が常にない状態で戦うの意味では同じくらい怖いです。

その着せ替え人形は恋をする
7

ギャルJKがかわいいドキドキの青春ラブコメ

ヒロインのJKギャル、海夢がとにかく可愛くて、良い奴でハマります。クラスの人気者の美少女ギャルですが、アニメ好きでコスプレイヤー志望。そんなリア充属性とオタク属性を併せ持った魅力的なヒロインです。

ギャルなだけあって、堂々と水着姿になったり、サービスカットが満載です。そんな海夢に対して戸惑う、主人公のオクテ男子・新菜の反応もかわいらしいです。リア充ギャルの海夢が、友達のいない地味な新菜とつるむようになった理由も、自然なものとしてエピソードに盛り込まれ、違和感を感じさせません。そこには、自分の好きなことを極めたいという共通点があり、なかなか周囲には理解されずにいた二人が出会い、夢のために協力する姿には青春を感じます。情熱を共有できる関係というのは、とてもいいものだと思わされました。

そして行動力満点の海夢が、内気な新菜をグイグイ引っ張っていく関係はナイスコンビ。草食系男子が増えている現代では、こういう関係が理想的なのかもしれません。しかし、大雑把で抜けているところもある海夢は、プロフェッショナルな思考を持つ新菜を尊敬し、意見に素直に従います。そして真摯に受け止めてくれる新菜に感謝するのです。そんな海夢の態度は本当に可愛らしく、また彼女の夢を尊重する新菜も男前であると思います。

好きなことにかける情熱や愛を描き、そこにラブコメのドキドキ感もある、なかなか夢のある作品です。