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nokko241のレビュー・評価・感想

マトリックス レザレクションズ / The Matrix Resurrections
5

色々とシフトチェンジ

総合的にみて、時間のムダというほどではないけどアンチがいるのも納得な内容。
■よかったところ
前シリーズを善き思い出として振り返りを懐かしみながら、ツラは似ててもまったく志向性がことなる作品として割りきれれば楽しめる。
女船長が見た目もふくめ割りと好感度高い。
前作の女の子を伏線回収したところはおっ、となるポイント。
■批判的な評価が生まれた要因
①スミスやモーフィアスなど、人気キャラの姿を変えてしまったこと。特にモーフィアスの存在転換はファンにしっかり馴染んでもらうための時間が劇場映画では足りない。スミスもあの見た目あってこその部分が無くなった点は大きい。
②雑なSF設定。二人を近づけると発生する謎の超エネルギーってなんですか?
③新しい映像表現の発掘を棄てた。ネオはずっとおんなじアクションしかしてない。両手でばーん……の繰り返し。
④前作で積みあげてきたものを茶舞台返ししてしまう結末。シリーズで一生懸命ネオに寄り添って物語を追いかけてきた人にとってはいきなりハシゴをはずされた気持ちになったのでは。
⑤これは好き嫌いの部分かもしれないけど、Botを爆弾にしてビルから飛び降りさせまくるシーンは嫌悪感しかわかなかった。

メタフィクションを装うつもりなら、冒頭はゲーム会社のシーンを先にしてもよったのでは?
とか、終盤のバイクシーンはそんな新しい展開が起こらないわりに長くない?など色々気になるところはある。

パコと魔法の絵本
9

おかしな人達がひとつの絵本を本物にしてしまう!?

コミカルで凄く面白い映画でした。
映画のタイトルそのものと言ったような感じで、まるで絵本がそのまま映画となったような感じと表現したらいいのでしょうか。
ちょっと難しいですが、おかしなドクターとおかしなナースのいる、おかしな病院に入院している一人の少女。その少女が読んでいる絵本のお話を中心に、リアルにお話が進んでいくような、今までにないようなちょっと変わった大人でも子供でも楽しめる内容となっております。
そしてなんと言っても、ビックリするくらいの豪華なキャストの方々。こんな人がこんな役やってるの!?と、ビックリするような状態で、次から次へと、飽きさせてもらえない賑やかなお話です。
真面目さはほぼ無く、簡単に言ってしまうとバカみたいな映画ではありますが、その中でもただの笑いだけではなく、可愛い少女を中心としたストーリーが隠れていて、他のおかしな入院患者さんを含め、その可愛らしい少女のお話に寄り添って皆でひとつのことを作り上げていくという素晴らしさがあり、切なさがあり、感動があり、涙もあって考えさせられることもある、素晴らしい内容がたくさん詰まっている映画だと思いました。
普通、こんなに多くの感情を受ける映画なんて、そんなにないような気がします。

トイ・ストーリー / Toy Story
10

オモチャが繰り広げる究極のバディムービー

「トイ・ストーリー」はディズニー・ピクサーによって1995年に公開されたアニメーション映画です。
この映画は世界初の3DCG作品ということで映画界に大きな影響を与えました。
物語は、アンディという子どもが一番大事にしているカウボーイ人形のウッディが、ある日現れた最新型のスペースレンジャーのオモチャ、バズ・ライトイヤーと共に危機を乗り越え強い友情で結ばれていくという内容です。
この物語の魅力の一つは、動かないはずのオモチャが人間が見えていない時に動き出すという夢のある設定ではないでしょうか。子どもはもちろん、子ども時代を経験したことのある大人も思わず胸が熱くなってしまいます。
そしてこのオモチャ達が人間の様な感情を抱くので観客が感情移入しやすくなっています。例えば主人公のウッディは序盤皆をまとめる頼もしいリーダーのような振る舞いをしていますが、新しいオモチャのバズ・ライトイヤーが現れた途端嫉妬心丸出しになります。ウッディ以外のオモチャ達も表情豊かです。アンディの誕生日パーティーが今日になったと知って慌てふためく姿はコミカルで思わず笑ってしまいます。
いがみ合っていた二人が、互いを受け入れて固い絆で結ばれた相棒となる姿に、心が揺さぶられます。