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nntkrkka59のレビュー・評価・感想

タクシードライバー
9

ヴェトナム戦争後の荒廃したNYの闇を疾駆する孤独な男を描いた『タクシードライバー』

『タクシードライバー』は1976年に公開された米国映画で、監督はマーティン・スコセッシ、脚本はポール・シュレイダー、出演はロバート・デ・ニーロ、ジョディ・フォスター、シビル・シェパード、ハーヴェイ・カイテル、ピーター・ボイル、レナード・ハリス、アルバート・ブルックスです。舞台はべトナム戦争後の腐敗して道徳的に破綻したニューヨーク市。本作は、戦争からの復員兵でタクシー運転手のトラヴィス・ビックルと街の夜で働く時の彼の心理状態を描いていきます。
『The Wrong Man』(1956年)と『A Bigger Splash』(1973年)に霊感を与えられて、スコセッシは本作を夢を観ているような体験させ作品にしたいと思いました。撮影はマイケル・チャップマンで、収録は1975年の夏にニューヨーク市で開始され、製作は190万ドルの低予算で行われました。製作は年内中に終わり、映画音楽はバーナード・ヘルマンは死の直前に遺作として作曲しています。映画はヘルマンに捧げられています。
1976年のカンヌ映画祭で、この映画はパルムドールを受賞しました。映画の劇場公開は1976年2月8日にコロンビア映画によってなされ、批評家の高い評価を受け、また興行的に成功しています。暴力の描写と、12歳のジョディ・フォスターを少女娼婦として配役したことが論争を巻き起こしました。本作は、最優秀作品賞、最優秀男優賞(デ・ニーロ)、最優秀助演女優賞(フォスター)を含むアカデミー賞4部門でノミネートされています。

ねこ色保健室
7

オカンキャラの猫の先生がイケている!

学校の保健室の先生が猫だったというぶっ飛びのコミックです。

田舎から東京の学校に転校してきた可愛い女の子すずは、気合いを入れておしゃれに薄着でキメますが、転校初日にお腹を壊してうずくまってしまいます。そこに駆けつけてきたのは、保健室の先生で猫の南原先生。
南原先生は生徒のお世話がしたくて仕方ない様子。関西弁で強引に世話を焼くその姿は、まるで大阪のおばちゃんのようで笑えます。
保健室に連れていかれて看病をされ、そのままなし崩し的に保健委員にさせられてしまったすずは、南原先生と一緒にドタバタコメディーを繰り広げていきます。

猫が先生ということはあまり誰も気にしていないようですが、南原先生の激しいオカンぶりに皆が振り回されるのが面白いところ。やはりオカンキャラは最強だなと思います。
熱い南原先生が、学校内の問題をかき回しながらも解決していく様子には、笑えたり、心が温まったりします。一緒に行動するすずのキャラクターも、ノリが良くて楽しいです。途中からは犬のコタローも、保健室の仲間に加わり、癒しの存在となります。

この動物が活躍するギャグ漫画には、いい感じに脱力できる魅力があり、単純に笑いたいときにオススメです。

寄宿学校のジュリエット / Boarding School Juliet
9

最高のラブコメ

『寄宿学校のジュリエット』について話していきたいと思います。
まぁとにかくこれはすっごくラブコメをしているわけで、ラブコメが好きな方には絶対に読んで欲しいし自信を持ってオススメできる作品となっているわけです。特に2016年まで週刊少年ジャンプで連載されていた古味直志先生の『ニセコイ』が好きな方には1000パーセントお勧めできてしまいますね。
内容ですが先ほど話した通りラブコメになります。しかしニセコイなどの一般的なラブコメとは違っていて、恋愛関係に発展している状態から始まります。そこから彼らに襲い掛かる様々な試練を友人や先輩の手を借りながら頑張って少しずつ乗り越えていって、二人の愛をさらに育んでいく作品となっています。
なかなかこういう展開のラブコメを読んだことがありませんでした。最後に恋して付き合って終わるみたいなものが一般的だと思っていたので意外性もありました。そういった点から素晴らしい作品だなと感じてしまいましたね。

最後にもう一度告知しますが、本当に本当に素晴らしい作品で2021年時点でまだまだ続刊があります。ぜひこれからでも興味があるようでしたら手に取って読んでみてください。