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natuya-72のレビュー・評価・感想

ゆるキャン△ / Laid-Back Camp / Yuru Camp
9

可愛いキャラクター達と一緒に美しい景色、BGMを楽しめる素晴らしいアニメ。

高校生の女の子達がキャンプを楽しむアニメである。
ストーリーは全話を通してほのぼのとしており、休憩先で寝過ごしたり、行くはずだった温泉が閉まっていたりという、
ちょっとした事件も起きるが、どの場面も明るく描写されていて安心して観ることができる。
とにかく作画が良く、自然の描写に臨場感があり、BGMも美しい。
このアニメにおいて最もオススメしたいポイントだ。
キャンプと聞くと、数人で楽しむものというイメージが強く、そういった賑やかさが苦手な人もいると思うが、
主人公のひとりである志摩リンは、ソロキャンプが好きな女の子であり、彼女が存分に「ひとりのキャンプ時間」を堪能している場面は、
静けさと自由さが感じられ、見ている側に「ひとりだからこそ」の楽しさを伝えてくれる。
作中ではソロキャンプだけでなく、志摩リンに出会ったことでキャンプの楽しさにはまってゆく各務原なでしこと、
同級生で野外活動サークルの大垣千明と犬山あおいの3人による、気の置けない友人達とのキャンプの場面もある。
ひとりでも、誰かと一緒でも、皆それぞれの楽しみ方があることを教えてくれるアニメだ。
作中に出てくるキャンプ飯も試してみたくなるようなものばかりである。
また、キャンプ道具にまつわるごく簡単な知識についてもストーリー中の会話で軽く触れる場面があり、
キャンプ未経験者が観てもわかりやすく説明されている。
全体を通して、清々しい空気に触れた気分になれて心が癒される素晴らしい作品であるが、
これからキャンプをする人には実践的な内容ではないということだけ伝えておきたい。
このアニメは楽しみや友情、自然の美しさの描写がメインで、いわゆる「優しい世界」が中心になっているため、
あくまでしっかりと気温や天候と相談することや道具の取り扱い、キャンプをする際のマナーに関してはご自身できちんと学ぶ必要があることだけは覚えておいて頂きたい。

崖の上のポニョ / Ponyo
6

人魚姫って題材が

人魚姫って題材自体、難しいものだよなと思います。
あれは、悲劇的だからいいっていうか、恋が叶っちゃああんまりよくないし、だいたい5歳児に真実の愛を求めるのは酷だと思います。
また、洪水の後のボートの親子のところとか、よく意味がわかりません。
ちょっと話を伸ばすために差し入れたんだと思うので、やっぱり、長編映画には向かなかったんじゃないかなと思いました。
いいところは、まずは食べ物が美味しそうなところです。
ジブリといえば、飯って面もあると思います。
今回、ポニョが好きなものをハムにしたので、とても美味しそうで肉肉しいハムが見れました。
ポニョの造形も不気味でありつつ、可愛く見えるもので絶妙でした。
あと、ポニョの妹たちも小さくて可愛いし、波が魚になったり、メルヘンチックでよかったです。
それに、造船の街なのか、船用の踏切とか、船とかでてきて、乗り物好きの息子も気に入っていました。
お母さんがスピードを出しすぎだとか、洪水って、ほんとはもっともっと危険で悲しいものなのに、どこか呑気な人々とか、倫理的にどうなの?と思うところもありますが、子どもには楽しい映像が多かったのではないでしょうか。
あまり、深く考えず見るぶんにはそれなりに面白い作品だったと思います。