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nagashima_hpのレビュー・評価・感想

ママレード・ボーイ / Marmalade Boy
8

漫画だからこその世界

両親からの突然の離婚宣言、しかも笑顔ですよ?ありえますか?いいえ、ありえません。

そして、離婚後はお互いに別のパートナーと結婚し同じ家に住むという、これまでにないストーリーで衝撃を受けました。

これがもし現実で起きたら、どうしようかと考えてみたりしましたが、これは漫画だからこその世界です。

両親の離婚、教師と生徒の禁断の恋、父親の実の子どもではないと思っている等、設定が濃い!濃いです!!

私が好きな人登場人物は、遊です。
遊は、父親の実の子どもではないと思っていて、どこか壁を作っています。家族といても、友達といても。

とてもイケメンなのでいろんな女の子から告白をされていますが、全て断わっていました。そんな中で、期間限定で良いからと強く押されて、お試しで付き合い始めましたがやはり本気にはなれずお互いに傷つく結果となりました。

そんな中で光希と出会い、惹かれて素を見せられるようになり、楽しい日々を過ごす中で、衝撃の事実を知ってしまいます。

実は光希と遊は異母兄弟だったのです。
結局最終巻で、それは誤解だと判明するのですが、お互いに惹かれあっているが異母兄弟だと思っているため別れた方がいいと遊から切りだします。

1度別れてもやはり惹かれ合い、どんな結論を出すのか、ぜひ読んで頂きたいです。

ダディー・ヤンキー / Daddy Yankee
8

レゲトン

Daddy Yankee(本名 ラモン・ルイス・アヤラ・ロドリゲス)はプエルトリコのサンフアン出身のレゲトンシンガーである。プエルトリコ出身ということもあり、大半がラテン的なスペイン語の曲となっている。有名な曲としてはGasolina、Dura、Despacite、Azukitaなどがある。これらの曲は多くのクラブやバーでも採用されており、とてもポピュラーな曲である。
また、多くの有名シンガーやDJ、音楽家とフィーチャリングしている。特にLuis FonsiとコラボレーションしたDespaciteは大ヒット曲となり、youtubeでも73億再生(一時はyoutube上で最も再生されていた)されており、スペイン語圏だけではなく世界中で人気の曲となっている。
それだけではなくDespaciteはオンライン上で最も視聴されたミュージック・ビデオなど7つのギネス記録を保有している。まだ聞いたことない人には是非聞いて頂きたい一曲である。年齢も45歳と若いことから、今後も音楽活動を通じて魅力的な曲を多く提供してくれると思われる。ラテン系の音楽が好きな私にとっては、どのような新曲を出してくれるのか楽しみで仕方ない。

BLANKEY JET CITY / ブランキー・ジェット・シティ / BJC
10

唯一無二に出会いたかったら。

ブランキー・ジェット・シティ 。その名の通りどこかの街の物語かと思うようなグループ名。そう、彼らの存在や彼らの奏でる音楽は1つの街そのもの。
街には日々戦いや悲哀、出会いや別れが繰り返されていて、そのそれぞれに人と人の物語があるが、彼らの音楽を聴いていると、人間の深い生命の物語が絵に描かれたように伝わってくる。そんなグループを僕は他に知らない。
いい歌を奏でるグループはいくらでもある。切ない歌やハッピーな歌。しかしそれらは人間のほんの一部分の切り取りにすぎず、人間の真の姿ではない。人間とは本来脆く壊れやすくカッコ悪い。その中で足掻き、もがき、ボロボロになりながら、今にも壊れそうな思いを抱えて生きている。

ボーカル浅井健一の壊れそうなハイトーンボイスを聴くと、人間の脆さや狂気を思い出させる。ベース照井のベースラインは泣いたり叫んだり、感情が入り乱れている。そしてドラム中村が奏でる音は、壊れた心を何とか繋ぎ合わせて手足をバタつかせているように切ない。
一つ一つは壊れかけた旋律で、決して綺麗とは呼べない3人の言葉にも似た音楽が重なり合った時に、壊れかけていた旋律は壮大な街の物語に変化する。たった3分の曲を1つ聴いただけでも長編映画を観たような気持ちになる、唯一無二のミュージシャンだ。

大脱走
7

コロナ蔓延で自宅待機中に見てほしい作品

時は1940年代、第2次世界大戦中、ドイツ軍捕虜としてアメリカ人が収容所に入れられたところから物語が始まる。
収容所での監視及び労働の生活はアメリカ人捕虜に精神的かつ肉体的苦痛を与え続け、未来には絶望しか考えられない状態だった。
そんな中、スティーブン・マックイーン演じるアメリカ人捕虜が収容所からの脱走計画に未来への希望を見出す。脱走計画は単純なもので、収容所の看守の目を欺き、牢の地下から有刺鉄線が張り巡らされている収容所の壁の外まで穴を掘り続け、トンネルを完成させる事だった。
幾月も小さなスプーンなどでトンネルを削り、木の板から作った台車とロープを用いることでトンネル作成の為に邪魔な土を牢の中に出しては隠す。この作業の繰り返しが実を結び、外に繋がるトンネルが完成された。
ドイツ軍に屈し、脱走に反対する捕虜もいたのだが、完成時にはそのような者まで脱走への希望を抱き、暗いトンネルの中で皆が喜ぶ明るい光景が描かれた。
看守の目を欺いて穴を掘る作業も緊張シーンの連続だったが、完成してからが本番、大脱走の開始になる。

暗い深夜に作戦を決行。
最初はドイツ兵の目からうまく逃れたのだが、やはり大勢となると櫓から監視しているドイツ兵に見つかり銃殺される者もいた。
運よくトンネルを出てバイクに乗り込んだアメリカ人捕虜はカーチェイスを展開することになる。

最終的な生存者はわずかだったが、現実世界でコロナウイルス蔓延の中、視聴者達は如何に未来に希望を見出すか?という部分も考えさせられる作品だと思える。

Little Parade
10

元 Aqua Timez ボーカル太志の再出発に期待大

2018年11月18日に解散発表したAqua Timez。一年後の同日に、ボーカル太志はlittle paradeというプロジェクトで本格的に再出発し始めた。コミュニティアプリ『fanicon』でこの日行われた初ライブでは、新曲のいくつかとともに、Aqua T imezの名曲『決意の朝に』も演奏され、ファンのコメントは温かいメッセージに包まれていた。太志のこれからの意気込みのメッセージはとても胸にくるものがあり、これからの彼をもっと応援したいという気持ちにさせられた。人気バンドだったからといって、一生の成功が保証されているわけでもない。むしろ、どんどん期待に押しつぶされて、自分を追い詰めて何のためにやってるのかわからない日も太志自身あったのではないかと私は思う。本意は定かではないが、太志のこれからの未来を見据える真剣な眼差しにはとても男気溢れる覚悟がにじみ出ていた。ファンを引っ張っていく!という気持ちが、解散ライブの日から変わっていないと思うし、ブランクの間に心を充電して創作エネルギーが強まっているように思えた。他のメンバーもそれぞれの道を歩んでいる。お互いのこれからを尊重し、自身の今を懸命に生きようとする姿は美しく、たくましいなと思った。