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msn_61_nnt06u1のレビュー・評価・感想

わたしの幸せな結婚
6

目黒蓮を愛でる実写映画

漫画原作の映画です。
漫画ファンの方の意見は分かりませんが原作読まずに映画に行った者です。
番宣が多かったので内容が気になり観に行きました。
中だるみもなく、普段は中盤でトイレに行きたくなるタイプなのですが、集中して観ていたのでトイレのことを忘れるくらいでした。
あらすじはよくありそうな政略結婚や悪い姉妹と継母、両家の対立、派閥の争いの話。
とは言っても普通の世界の物語ではなく、架空の世界が舞台の異形という特殊能力を持った人の話です。
「異形って何?」というところから入るので理解するために序盤から集中です。
その前に、まず、主演の目黒蓮さんが高身長で美しいです。衣装もどれもこれもかっこいいんです。
銀色の髪が似合うのかとドキドキしていましたが、違う意味でドキドキきゅんとさせられました。
目の動きで感情を表現されるのが上手な役者さんのようで全ての表情に引き込まれます。
声も優しかったり冷たかったり厳しかったりの表現が素晴らしいと思いました。
今田美桜さんもたまに拝見する役は気の強い役だったりしていたので、儚げな役が似合うのかと思っていましたがとても可憐で応援したくなるような、でもちょっと自分を否定的に見ているのでもどかしいようなそんな女性を好演していました。
架空の世界なので、CGもたくさん使われており面白いです。
CGが素晴らしくわざとらしくなく最後まで見入ってしまいました。
異形でお風呂を沸かす清霞、素敵です。
清霞の上に立つ立場の苦しさの表情、そして本編の見せ場の殺陣がみなかっこよく、怖かったです。
周りを取り巻くベテラン勢もさすがでした。
優しいゆり江さんの温かさにホッとしました。
欲を言えばもう少し清霞と美世のラブなシーンも欲しかったです。

怨霊奥様
8

シュールで笑える異色の夫婦

お互い好きで結婚した幸せな夫婦の物語ですが、なんと奥さんは怨霊!という異色のラブコメです。
もちろん普通の生活を送れるわけはなく、奥さんが幽霊であるがゆえの、ドタバタ騒動が繰り広げられます。

この漫画によると、幽霊の中でも怨霊は特別に恐ろしい存在のようで、奥さんはどんなに頑張っても身も毛もよだつホラーな姿だし、どうしても負の念が出てしまいます。
対する旦那さんは生身の人間で、ごく普通に会社員をやっている人なのですが、当たり前のように、何の疑問もなく怨霊の奥さんを愛し、一緒に生活しているところがシュールで面白いなと思いました。
怨霊の奥さんの激しい描写と、旦那さんのテンションの変わらなさがコントラストとなっていて、コメディーとしてすごく楽しめました。

旦那さん以外の周囲の人の、怨霊の奥さんに対するリアクションも激しめで、当然絶叫したり逃げ出したりするのですが、そんな中で比較的に平常心な旦那さんが笑えます。
そして、奥さんは奥さんで、家事をこなし、普通に主婦業をやっているところに、ホラーな見た目とのギャップが際立っていて、こちらも笑えました。

旦那さんが奥さんに惚れたのは、その可愛い笑顔。
普段はどうしてもおどろおどろしい顔になってしまう奥さんが、喜んだときなどにごくたまに見せる笑顔は、生前の頃の顔なのでしょうか?生き生きとした人間の顔になり、とても素敵な表情を見せます。
そんな一面を見て、旦那さんが惚れたのも納得。本当の内面は心優しい奥さんを応援したくなりました。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

一気読み間違いなし

巨人と、それに立ち向かう調査兵団。巨人は途方もない力を持ち、容易に人を殺してしまうため、一瞬たりとも油断は出来ない。それは読者も同じで、目を離せなくなる。進撃の巨人はどの登場人物も人間味があり、優しさや強さを持ち合わせているため、感情移入してしまう。そんなキャラクターが、巨人に握りつぶされ、あっと言う間に絶命してしまう様子は、読んでいるこちらまで絶望と恐怖を目の当たりにする。次のページを開けない。でも、先に進まなければ、次の話に進めない。最早苦しささえ感じながら読み進める。その先にあるのは希望だと、登場人物と全く同じ心になっているのは、その時には気づけない。希望を願ってしまうのは、読者の心情だと思われるが、それを筆者の諌山創に手玉に取られてしまう。読者は血反吐を吐きながら戦う調査兵団と共に、絶望のシナリオに胸を痛め、やり場のない感情に翻弄されてしまう。漫画から顔を上げると、ほっとする。そのドキドキがたまらなく面白く、皆が惹きつけられる理由に間違いない。調査兵団は、巨人と戦うだけじゃない。兵団は誰もが悩みを抱え、それと対峙し、対話しながら、疑問を抱えて前に進んでいく。先にあるのは絶望か希望か、読者も戦士になった心持で読んでしまう、壮絶な漫画だ。