mamu03p3@mamu03p3

mamu03p3
mamu03p3
@mamu03p3
2 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
mamu03p3

mamu03p3のレビュー・評価・感想

ジョゼと虎と魚たち
9

「いつかあなたはあの男を愛さなくなるだろう。と、ベルナールは静かに言った。そしていつか僕もまたあなたを愛さなくなるだろう。我々は、またもや孤独になる。それでも同じことなのだ。そこに、また流れ去った一年の月日があるだけなのだ」(劇中で引用された、フランソワーズ・サガン『一年ののち』の一節)

ごく普通の大学生の恒夫と、偏屈で頑固者で足の不自由な女の子の話。
ジョセと名乗る自由奔放な彼女に惹かれていく様子に、恋愛に対して、性に対してのフットワークの軽さが表れていて、そしてそれは障害者に対してもなのだと、初めは恒夫のその無遠慮さに鼻白んだ。
けれど、恒夫は真っすぐな男だ。ジョゼに会いたいから会いに行くし、おいしいご飯を食べたいから行く。
好きになった女の子がたまたま障害者だったというより、障害者であるジョゼを好きになったのだという印象。
恒夫はいつもやさしい。そして少しだけ狡さもある。だから恒夫は気ままなジョゼに「ひるんで」しまい、2人は別れを選択する。
淡々と見送るジョゼは、恒夫と一緒に居た時、そこに約束も、束縛も、未来永劫も、求めなかったのだ。
「うち好きや。あんたのことも、あんたのすることも」
2人が初めて結ばれた時に口にしたジョゼの言葉が、あまりにもせつない。
ジョゼは恒夫が自分から離れるその時まで、恒夫を肯定していたのでしょう。

タイトルは、ジョゼの好きな小説の一節です。
2人にとってこの言葉の捉え方は、正反対なのかもしれないな、と思う。
「僕が逃げた」と言ってむせびなく恒夫を非難したいのか弁護したいのか分からない自分のように。

黒い砂漠(オンラインゲーム)
9

戦闘するだけが全てではない!非戦闘も充実した『懐の広い』オープンワールド型MMOオンラインゲーム

MMOオンラインゲームと言えば、大抵の場合はモンスターや他のプレイヤーとの戦闘というものを思い浮かべます。しかし、そういった場合において戦闘そのものに疲れを感じた場合にはプレイするモチベーションが低下しがちになり、また戦闘そのものが苦手なプレイヤーはゲーム内において楽しみを見つける事自体が非常に困難となります。

しかし黒い砂漠においては戦闘以外においても生産や売買といった生活コンテンツも充実しています。
生産という観点から観ると黒い砂漠の場合はNPCで購入するものが非常に限定的である一方、生産に必要な素材や完成品が多彩であり取引所にて売買されているので、需要があるが市場において数の少ない品物を製造から流通させて資金を得る商人プレイを楽しみたいと考えているプレイヤーも充分楽しめるようになっています。
また、育成という面においても黒い砂漠において主な移動手段となる馬はゲーム内通過で売買するだけでなく、捕獲や育成や交配も可能です。
別の方に注目してみると、オープンワールドの世界の中では現実のように時間という概念があり時間によって風景も変化しますが、他にもモンスターの強弱特定の時間に発生するイベントがあるのでゲーム内の時間も無視できないものとなっています。
一方、対人戦においても特徴があり、ギルドとギルドで争うコンテンツや予め敵味方で分かれての対人戦コンテンツ以外にも、一定以上のレベルに達したプレイヤーはモンスターのいるフィールドにいるプレイヤーに対して戦闘を行う事が可能であり(いわゆるPK)、対人戦一つにおいても様々な楽しみ方を求めるプレイヤーのニーズに答えられるようなゲーム作りとなっています。

このように特定のコンテンツを楽しむというよりもゲームの世界において生活から戦闘まで幅広い世界を楽しむことが出来ます。
プレイヤーの楽しみ方に幅広く応えることが出来るオンラインゲームを是非プレイしてみてはいかがでしょうか。

ファイナルファンタジーXIV / FINAL FANTASY XIV / FFXIV / FF14
10

【自信を持って言える最高のネトゲです!】

過去に「モンスターハンターフロンティア」というモンハンのオンラインゲームをプレイしていましたが、サービス終了してしまい、次なるネトゲを何触るか、もしくはもうネトゲから引退するか迷っていたところ、友人からの勧めで「ファイナルファンタジーXIV」と出会いました。
ひとまず体験版のフリートライアルで遊んでみましたが、初めてのダンジョン、自分は味方を守り前を歩く「タンク」ジョブで挑みました。当然よくわからずグダグダしてしまいましたが、同じPTのメンバーが初見の自分に対して、「エモート」(いわゆる表情や身振り手振りのアクション)で教えてくれたり、文句も言わずに一緒に最後までプレイしてくれました。その時久しぶりに「あぁ、ネトゲってこうゆうアクションなどで意思疎通ができるし、初心者には優しかったな」と昔を思い出しました。
今ではプレイして2年目ですが、グローバルなゲームなのでもちろん外人の方も多くいますが、ゲーム内でエモートで意思疎通しあったり、片言だけど英語や自動定型文(簡単な言葉なら自動で翻訳してくれる機能がある)で語り合ったりと、ほっこりする場面にも何度も何度も出会ってます。共通のゲームで同じ電子の世界の中で、一緒に暮らしてる。これがネトゲの醍醐味だと思ってますが、ファイナルファンタジーXIVはまさにそれを提供してくれています。
プロデューサーが実際にゲームをプレイしてユーザーインターフェースを拾ってくれたり調整してくれたりするのもとても印象がいいポイントです。
ここまでネトゲらしさについて書きましたが、もちろんストーリーも圧巻です。ボリュームが多いだけでなく、一つ一つが伏線だったりこれまでの要素を回収していたりと、話の展開が非常にうまいです。ファイナルファンタジーの名を冠してますが、過去作を知っていなくても充分に楽しめるつくりとなっております。もちろん知っていればニヤリとするシーンが増える、といった具合ですね。
現在は「新生エオルゼア」「蒼天のイシュガルド」「紅蓮のリベレーター」「漆黒のヴィランズ」そしてこれまでのパッチの終着点の「暁月のフィナーレ」の5パッチ分のストーリーが遊べます。フリートライアルでは蒼天のイシュガルドまで。ただ今後フリートライアルで遊べる範囲も拡大するとのことのなので、期待が高まるところです。
ぜひ皆さんも一度プレイしてみてはいかがでしょうか!