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kirigamine1のレビュー・評価・感想

瞬間グラデーション
10

さわやかな高校生の恋愛漫画

高校に入学して1カ月経った主人公・姿乃芙は、今まで、何かを継続した経験がなく、高校生活も「こんなもんでしょ」と、ちょっと諦めモードな感じ。そんな姿乃芙が、クラスメイトで美術部のぶっきらぼうだけど真面目で律儀な御徒町が気になり始めます。そんな中、「奉仕部」を復活させたいと保健の先生に頼まれ、御徒町と、もう一人、人との距離感が近い袴田くんと3人で「奉仕部」を復活させます。
部活を通して、姿乃芙と御徒町がだんだん近づいて行って、偶然にも二人でデートみたいになったりして、姿乃芙が御徒町のことを好きだと気づく過程がいいです。
御徒町は、自分の絵がつまらないことに悩んでいましたが、姿乃芙の絵を描き始めます。
御徒町が、二人でいろいろな経験をした後、姿乃芙からお礼をされた時に、「俺たちって前と一緒?」と、以前の自分たちと一緒ではないということを暗に言っていて、すごく良かったです!
御徒町が姿乃芙の絵を完成させ、展示会で一緒に絵を見ている時に、二人同時に告白!このシーンはとっても良かったです!
最後の二人のデートも可愛くて、さわやかな高校生の恋愛で、最終巻は何度読んでもすごくいいです。この作者の絵の雰囲気もすごく良くて、綺麗です。
姿乃芙は可愛いし素直だし、御徒町はクールでカッコよくて頼りになるし、素敵なカップルです!

アンドリューNDR114 / Bicentennial Man
7

ロボットが敢えて死を迎える作品

ロビン・ウィリアムズ主演の今作は、リチャードという男性の家庭にお手伝いロボットがやって来る所からスタートする。リチャードの娘アマンダからアンドリューと名前で呼ばれるようになり、時間をかけて家族との絆を深めていく映画だ。やがてリチャードが年老いて亡くなると、アンドリューは自分の意志で同じ型番のロボットを探しに行くことにした。しかし、同じ型番のロボットは見つからない。ようやく同じ型番の女性型ロボットが見つかった時には、旅を始めてから何十年も経過していた。女性型のロボットを所有しているバーンズという男性は、アンドロイドを人間のように見える技術の研究を続けている人だった。バーンズの技術を用いて、人間のような皮膚を手に入れたアンドリュー。アンドリューはリチャードの家に戻ることにする。リチャードの家には、高齢になったアマンダと、アマンダの孫ポーシャがそこで暮らしていた。高齢のアマンダもいよいよ亡くなり、アンドリューとポーシャが少しずつ絆を深め、二人は結婚をしようとする。しかし、人類議会はロボットと人間の結婚を認めてはくれなかった。月日は更に流れ、ポーシャも高齢になり生命維持装置をつけていた。しかし、ロボットであるアンドリューは年老いることも死ぬこともできない。アンドリューは優れた技術を持つバーンズに依頼し年老いた姿になった。アンドリューは体内の体液を人間の血液に代えていた。それを凝固させれば体の機能が永遠に止まる。人類議会にて、ようやくアンドリューが人間だと認められ、アンドリューは活動を止めた。アンドリューの隣にいたポーシャも、生命維持装置を自分の意志で止め亡くなりこの物語は終わる。人間とは何か、優しさとは何かを深く考えさせられる映画だ。私も9歳の頃にこの作品に触れ衝撃を受けた一人だ。一度もこの作品を見たことの無い人にはぜひ見て欲しい。